ウィザードリィ

原体験

ソウルシリーズとゲームブック

エルデンリングで大人気のソウルシリーズですが(DLCはまだか)、ディレクターの宮崎英高氏によるとその原体験はソーサリーというゲームブックにあるそうです。カードゲームやテーブルトークRPGも好きでブラッドボーンはクトゥルフTRPGの非常に影響が大きいのだとか。

ソーサリー四部作

【東京創元社版】  【創土社版】
  魔法使いの丘    シャムタンティの丘を越えて
  城砦都市カーレ   魔の罠の都
  七匹の大蛇     七匹の大蛇
  王たちの冠     諸王の冠

ゲームブックとは本を読みながらゲームをするアナログゲームのことで、自分はソーサリーのこの東京創元社版が欲しいのですが結構なプレミア価格になっています。創土社版もありこちらのほうがやりやすそうなのですが、旧訳でやってみたいんですよねー。

英語版でよければSteamにゲームがあります。

紙に書かなくていいからこちらのほうがやりやすいのかもしれないし、セールですごく安くなるんですが、翻訳しながらゲームするとか禿げ散らかしてしまいそうなので躊躇しています。火吹山の魔法使いも日本語版ないんですよね。日本語版があればこれにするんだけどなー。

ウィザードリィ

で、ソウルシリーズからRPGの起源をさかのぼっていくと、ゲームブックの火吹山の魔法使いやソーサリーになるわけですが、自分のゲーム体験をさかのぼっていくと、多少プレイした順序は前後するんですが最終的にウィザードリィにたどり着く、という結論にいたりました。

自分がプレイしておもしろかったゲームで、ドラクエの元にもなった2つのゲームのうち、ウルティマはプレイしたことがないけれど、押井守の映画「アヴァロン」の影響でプレイしたファミコン版のウィザードリィはおもしろかった。

ウィザードリィ

RPGの起源がダンジョンズ&ドラゴンズなどのTRPGであり(TRPGを1人でも遊べるようにしたものがゲームブック)、そのTRPGの流れをくむウィザードリィが自分の場合のゲームの原体験ということになるのかなと。

ダンジョンズ&ドラゴンズやマジックザギャザリングもプレイしたことないし。

ファミコン版よりプレステ版のリルガミンサーガを先にプレイしたんですが、プレステ版もおもしろかったんですが、それよりも武器や防具に名前が付いているファミコン版のほうがおもしろかったんですね。事実ファミコン版は出来も良いらしい。

キャラクターメイキング、種族や善中立悪の概念、職業と転職、パーティプレイとソロプレイ、剣と魔法、僧侶と魔法使い、その両方の魔法を使用できる上級職である司教、宝箱の罠を解除できる盗賊、村正を装備できる侍、裸忍者首チョンパ手裏剣を装備できる忍者など、コンピュータRPGの源泉がここにはあります。

ファミコン三部作の中ではダイヤモンドの騎士が一番やりやすいですかね(1作目もおもしろいけど)。シナリオ2と3の順番が原作と逆でよく混乱するんですよね。ストーリーを見せるというよりプレイヤーの想像力にゆだねるという意味ではやはりソウルシリーズと似ています。

以上、自分のRPG原体験は突き詰めるとウィザードリィにある、というお話でした。

参考
ドラクエ以前の国内RPG史に見る「苦闘」の歴史

隣り合わせの灰と青春

Kindle Unlimitedで読めるウィザードリィ。シナリオ第1作「狂王の試練場」が舞台で、ファミコン版のプレイ内容に則したストーリーが展開します。最近漫画化された模様です。続編もあります。

45分でクリアしてる猛者がいる……。


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