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ドラマ『SUITS』にモヤモヤ

始まる前の予想を良くも悪くも裏切る2018年10月期のドラマ。その2018年度10月期ドラマの月9枠でやっている『SUITS』だが、どうしてもすっきりしない。

このドラマは絶対記憶能力持つ男鈴木が裁判無敗の弁護士甲斐に出会い、経歴詐称し弁護士となって二人でいろんな事件に向き合うというもの。バディものだが二人で一つの案件担当するわけではない。それぞれが案件を受け持ち足りないところを補っていくという、そこが日本のドラマと少し違って面白いなと思っている。個人的に毎回リアタイ視聴している数少ないドラマの一つ。
以下、ネタバレあり。

第6話では鈴木が担当するある父娘の喧嘩と甲斐が担当するある財団の案件、二つが同時進行で進んだ。しかし鈴木の方については「実はあれは亡くなった母さんの望みだったんだ」砲で解決し(お金とかどうなったんだろ)、甲斐の方は鈴木が担当した案件で知り合った人にハッキングしてもらって突破口をつくるという形で解決した。
毎回「これ、本家でもそうなの?」と思ってしまう展開の数々。特に第6の話父娘に関してはハッキング能力がストーリー的にほしいからねじ込んだ感じの扱いだったよ……。

事件ものといえばテレ朝のドラマとかが人気の日本。そこにはピンチとそれを逆転するひっくり返す展開がきちんと描かれている。(まあ、なかにはとんでも展開あるけど)それに慣れていると、この『SUITS』は物足りない。今期だと土曜にしている『ドロ刑』の方がまだ驚きあっていい。そもそもドラマにでてくる案件がなんか微妙なんだよ。
案件に関して「ああっ、そうきたか!」と膝うつ展開は向こうのドラマでは求められていないのだろうか。大きい案件の解決がうまくいきすぎると、リアリティがないといわれ受け入れられないとか。それとも本来このドラマは事件モノではなく、フジがそれっぽく見せているのだろうか。これは本家を見てみないと判断できない。

海外ドラマ特有のリアクションやセリフをそのまま織田裕二達が使用するのは最初抵抗あったもの、それは慣れた。まあ、第5話のONE PIECEの台詞の引用はなんとかならんかったかとは思ったけれど。(小手伸也さんのはすごい、一人だけなんかこなしてるのが素人にもわかる)演技同様、この物語の展開の仕方にも慣れる日が最終回までにくるのだろうか。本家は2011年に放送開始らしく、その当時はよかった演出をそのまま使用しているのだろう。今はもっと変わってきているだろうし、文化的な差もある。今期数少ない一話完結で見やすいドラマなので頑張ってほしい。

#ドラマスーツ #SUITS #ドラマ感想 #テレビドラマ

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