見出し画像

ニューヨークでワクチン接種した話。

先日、2回目の新型コロナワクチン(ファイザー)接種に行ってきました。
1回目から3週間あけての接種です。

こちらでは、ニューヨークでの接種現場様子や、副作用などをお伝えできればと思います。

現在ニューヨークでは簡単にワクチンを受けれるようになっています。
薬局、ヤンキーススタジアム、そして街中でも「ワクチン受けた?受けてなかったらすぐに受けれるよ!」と声をかけられることがあります。主要な地下鉄の駅での接種も試験的にスタートしていて、1週間無料の地下鉄乗車券も付いてくるとか!
アメリカの集団免疫への本気度が伺えます。

私は前から予約していたワクチンの特設会場で受けて来ました。日本で言うと東京ビッグサイトのような大型のコンベンション・センターが特設会場になっています。

ちなみに予約は自分の年齢がワクチン接種対象になったタイミングでネットで行いました。

中に入ると、軍の方がお出迎え。予約票を見せて中に進みます。

その先は大広間になっており、公民館の相談ブースが沢山並べられているような状態。1回目とは異なる場所でした。
そこでは、名前、誕生日などを伝え、いくつかの健康状態などに関する質問に答えていきます。

それが終わると、矢印のサインに沿って進み、そのままワクチン接種会場へ。
こちらもまた、1回目の接種会場とは異なる場所でした。1回目と2回目の場所は完全に分けられているんですね。

大量の机と椅子が設置されており、接種する人とパソコンに情報を打ち込む人がセットで待ち構えています。パスポートを渡しパソコンをカタカタ、「OK!」と言うスタッフの合図と同時に、「Are you ready?」と尋ねられ、「Yes!」と答えると、肩にプスっとワクチンが注入されていきます。
本当に一瞬。インフルエンザの予防接種よりも遥かに痛みは少ないです。

その後、意識の確認だと思うのですが、
「好きな色は何色?」と尋ねられたのですが、ちゃんと聞き取れず、「?」「カラー?」と尋ね、私の好きな色とか、、急に言われても、何やろう、、強いて言えば、、と数秒考えてから、「Red!!」と元気に答えたので、こいつ意識朦朧としてるのか?と思われたも知れません。

そして、その後はアナフィラキシーショックが起きる可能性があるので、待機場所で15分間の待機です。配布されているペットボトルのお水を受け取り、静かに15分待機。特に何も異変が見られなかったので、その場を後にしました。
1回目接種の際は、待機場所でバンドの生演奏付きでした!
1曲終わる度にみんなで拍手して、まるでワクチン接種がイベントみたいな感じで、すごくアメリカっぽいなぁって思いました。
そういうところ好きです。

副作用はと言うと、1回目に接種した後は接種した方の腕全体が当日、翌日とかなり痛み、腕をあげれない状態が続きましたが、2回目は腕が上げられないほどの痛みはありませんでした。しかし、直後から接種した部位が少し腫れ、首肩周りが全体的に重いなぁと感じました。
当日はそれくらいの症状で元気いっぱいでした。

翌日も上記の症状以外は普段と変わらずでしたが、接種して24時間たった当たりから頭がぼーっとして来て、顔が火照る感じがあったので熱を測ってみると37.5℃の熱がありました。
その1時間後に再度測ってみると「38℃」まで熱が上がっていました。
久しぶりの高熱はやっぱりしんどいものですね。
そして、数時間後には全身の怠惰感に襲われました。インフルエンザにかかったことがある方ならわかる、あの全身筋肉痛のような痛みです。
その日は安静にして就寝しました。そして接種から翌々日には完全に回復していました。

私の周りで接種を受けたほとんどの人は副作用の症状が出ています。
年齢は20代、30代、40代です。
接種の翌日に症状が出た人もいれば、3日後に症状が出た人もいます。
これから接種される方は副作用も考慮してスケジュールを組まれると良いかもしれません。

長期で見たときにどんな副作用があるのか不明な点も多いですが、私はワクチンを接種することに決めました。
こんな選択を自分でする日が来るなんて思ってなかった。
そもそもコロナでこんなに生活が変わるなんて思っても見なかったし。先のことはわからない。

でも、これでまた気兼ねなく皆に会える日が近づいたような気がして、日常の風景をより愛おしく感じている私がいるのでした。