いむるた

30歳。妻1人、子1人。週のほとんどを家で過ごすwebエンジニア。旅行とおうちが好き。…

いむるた

30歳。妻1人、子1人。週のほとんどを家で過ごすwebエンジニア。旅行とおうちが好き。寿司はイクラ、ラーメンは煮干し淡麗系スープが好み。全てに対して色々考えすぎているタイプ。

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    旅行体験の記録。本当はアツいうちに書かないといけなかった思い出話。

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海賊が出ると噂の「マレーシア・サンダカン」にテングザルを見に行ったら、大男に出会った話

「テングザルを見に行きたいんだけど、海賊が出るんだってさ…どうする?」 そう言って、彼女は僕にマレーシア旅行のガイドブックを見せてきた。 マレーシア旅行の計画を練っている最中だった。2人で行ってみたいところを何都市か、ピックアップしていた。 クアラルンプールは確定。あの、ガクト様が住んでいる、「日本人が住みたい都市ランキング」上位のクアラルンプールだ。絶対に行きたい。違いの分かる男になりたい。 そして、次点で候補に挙がってきたのが「サンダカン」。位置する場所は、ボルネ

    • 吹雪のち、快晴。長女が産まれた日のこと。

      猛吹雪の朝にAM 8:00 吹雪の中、歩く。大雪警報が出ていて、視界が真っ白になっている。いつもなら絶対に外に出たくない日だが、今日は違う。 我が家に子供が生まれる日だ。ギュッと重い雪を踏みしめながら、病院へ向かう。 公約「元気な赤ちゃんを我が家に」AM 8:30 妻と一瞬だけ面会。膨らんだお腹と一緒に、握りコブシを顔の横につくって、選挙ポスターみたいな写真を撮った。 帝王切開直前にもかかわらず、妻は笑顔を見せてくれた。母は強い。本当に尊敬する。 「ご主人はここで待機

      • カレー味の羊水と、僕の日報

        「今日はあなたの服を買いました。気に入ってくれるかな。」 「現在、福岡旅行中です。ラーメンの麺の硬さ、びびって普通にしちゃったよ。カタにするべきだった?」 「出前とっちゃいました。今日はカレー味の羊水かな。」 僕は、妻のお腹の中の人に、毎日話しかけている。聴力がはっきりする前の段階から、日報をかかさず送っている。 生まれてきてすぐに、「この人が日報の声の主か!」と気づいてもらいたいから。少なくとも関係者だということは認識してもらいたい。 あの抑揚のない声は、パパだよ

        • 年越しでテンションが上がらなくなってきたのは、心が老けたからなのか

          「0歳から20歳までの時間と、20歳から80歳までの体感時間はほぼ同じ。20歳を過ぎたら、人生は折り返している。」 なにげなく立ち読みした本に、こんなことが書いてあった。 人生の体感時間は、20歳で半分過ぎている。20年間と60年間が同じとは。信じがたい。 体感時間は、どんどん圧縮されていくらしい。 「若いなあ、人生これからあっという間だぞ!」と言ってくるおじさんたちは、ついこないだまで若かった人達。みんなが元若者。 人生の早さを体感した人から、「人生は早い」と言

        • 固定された記事

        海賊が出ると噂の「マレーシア・サンダカン」にテングザルを見に行ったら、大男に出会った話

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          2020年に書いたnote記事まとめ

          2020年にnote投稿を始めました、いむるたです。 6月にアカウントを作成したので、活動期間はまだ半年ですが、書いた記事には愛着があるので、サッと見返す用にまとめます。大晦日ですし。 2020年最も読まれた記事ベスト32020年は、以下の3記事のビュー数が伸びました。3記事で伝わるかわかりませんが、読んだらわかる、そういう人です。 1位:身長差よりも笑いのツボを優先した逆身長差夫婦の話 2位:海賊が出ると噂の「マレーシア・サンダカン」にテングザルを見に行ったら、大男

          2020年に書いたnote記事まとめ

          今年ハマったもので2020年を振り返る【サウナ、深夜ラジオ、Creepy Nuts、スパイスカレー、note、他…】

          2020年、将来の歴史の教科書に載るであろう、激動の年。 暗い話題が多かった今年、「自分の2020年はこうだった」的なことをメモしておきたい。 せっかく書き残すんだから、なるべく楽しかった出来事で埋めたい。なので、”今年ハマったこと”を中心に振り返る。 今から書くことは、来年にはすっかり飽きているかもしれないが、それはそれで良しとする。 サウナきっかけは友達との会話だった。 「疲れが取れる」、「整う」、「頭がすっきりする」、「癒される」、「とにかく整う」とサウナの良さ

          今年ハマったもので2020年を振り返る【サウナ、深夜ラジオ、Creepy Nuts、スパイスカレー、note、他…】

          人生を楽しむ天才 ~岡田悠さんの「0メートルの旅」を読んで~

          2020年、旅行が幻になった。残念極まりない。 各地の空港のラウンジがいつでも使い放題のカード持ってんのにさ。 隙あらば、どっか行こうと思ってんのにさ。新婚旅行もお蔵入りだ。 自己紹介で「趣味:旅行」と必ず書くほど、旅行好きだったのにさ。 あー、旅行にいきたい。せめて旅行に行った気分になりたい… 誰かの旅行記で疑似体験したい。平日の昼休みに、気持ちだけでも旅に出たい。 そう思った僕は、 会社員でありライターの岡田悠さんの本、 「0メートルの旅 日常を引き剥がす16の

          人生を楽しむ天才 ~岡田悠さんの「0メートルの旅」を読んで~

          健康診断の採血でダウンして、ビスコをもらって復活した話

          僕は健康診断が苦手だ。 「健康診断の日程が近づいています。所定の場所で〇月〇日に受けて下さい。」という封筒が家に届くと、気持ちがどんよりしてくる。 "健康"診断のために、メンタルが不健康になる。 昔から、擦りむいたヒザの傷を見たりするのも嫌だった。ゾワゾワして、お尻のあたりが寒くなる。 そもそも、「採血」という行為が、とにかく気持ち悪くて仕方ないんだ。 注射針が刺さると、顔が青ざめ、視界が狭まり、コンディションが悪い時には、意識を失ってしまう。 「あーーーーーー!もう!

          健康診断の採血でダウンして、ビスコをもらって復活した話

          ペルセウス座流星群が見える日にキャンプデビューをして、前歯を1本失った父ちゃんと乾杯した話

          「虫が嫌だからやめよう。蛾が特に気持ち悪いだろ。りん粉とかがさ、こびりつくし。うん、ちょっと無理だな。」 2000年、夏。父親からそう言われた。当時、僕は小学一年生だった。 「おれ、夏休みに家族でキャンプ行くんだ~」と目をキラキラさせている友達を見て、なんだかうらやましくなり、その日のうちにその気になった。「ねえ、キャンプに行ってみたい。」と父親に言った。 何回か言ってみたが、「蛾が嫌だから」の一点張り。僕も「蛾」はこわいけど、父の「我」の強さの方がよっぽどこわかった。

          ペルセウス座流星群が見える日にキャンプデビューをして、前歯を1本失った父ちゃんと乾杯した話

          アイスの実 = 現代の「禁断の果実」のススメ

          禁断の果実「アイスの実」に手を出してしまったばっかりに、正気ではいられなくなってしまった。アイスの実なしの生活は考えられない。 昨日もおとといも、そしてこの文章を書きながら、アイスの実を摂取している。 8月の暑さを耐えしのぐためとはいえ、これはさすがにやりすぎたか。 でも、もう後戻りできない。脳が覚えてしまったからだ。 マスカット味… ピンクグレープフルーツ味… 巨峰味… 大人のショコラ味… どれを口に入れても、脳内物質が暴走する。あーーーーーうまいうまいうまいうまい

          アイスの実 = 現代の「禁断の果実」のススメ

          高さ45mの木製エレベーター「サンタジュスタのリフト」に乗ってきた【ポルトガル・リスボン】

          ポルトガルの首都「リスボン」に行ったときの話。 ポルトガル?ポルトガルに旅行?そう思うかもしれない。 スペイン、イギリス、フランス、イタリアなどの”ヨーロッパ最強観光都市”と比べると、なにがあるのか想像がつきづらい。 先に言ってしまうと、派手な観光名所は少ない。「ここに行け」という圧倒的な名所が少ない。 ポルトガルのガイドブックを開くと、こんなことが書いてある。 ・コルク製のお土産がかわいい ・アズレージョ模様のタイルがかわいい ・街を走るトラムがかわいい ・

          高さ45mの木製エレベーター「サンタジュスタのリフト」に乗ってきた【ポルトガル・リスボン】

          サウナで"整う"を初体験したけど、香水のせいで心を乱された話

          サウナにリベンジしたくなった。 リベンジという言い方をしているのは、一度失敗したから。その理由は、少し前のnoteで書いた。水風呂に入るのを忘れたのだ。 僕は、どうでもいいことをいろいろと考えてしまうクセがある。そのせいで、水風呂という「サウナーのご褒美」を忘れて帰ってしまった。 今回は、「ぐるぐる考えないようにしよう」と決意し、前回とは違う銭湯へ向かった。前回と同じ場所だと、フラッシュバックするかもしれないしな。 今回の銭湯は、だいぶ広い。施設に「良い悪い」はないと

          サウナで"整う"を初体験したけど、香水のせいで心を乱された話

          イギリスのストーンヘンジに行って「誰が考えて作ったんだよ、コレ…」と2回ツッコんだ話

          ストーンヘンジに行った。ロンドンから200キロ以上離れていて、バスツアーだと往復4時間はかかる。長い。旅行先で4時間の移動は長いよ。 だけど、せっかくイギリスにきたなら、見ておかなくちゃならないと思って行った。 ロンドンにツアーバスが到着。あいにくの雨だった。真冬の2月。 「寒さ×雨」という最悪のコラボレーション。 少々暗い気持ちになったが、なんせ行き先はパワースポットだから大丈夫。 パワースポット「ストーンヘンジ」だ。 いまは、気分を暗くしておくぐらいがちょうどいい。

          イギリスのストーンヘンジに行って「誰が考えて作ったんだよ、コレ…」と2回ツッコんだ話

          「ハリーポッターとハイテンションマフラー」~キングス・クロス駅の9と3/4番線~

          「1・2・3!ナ~イス!フォゥ!」 「1・2・3!パーフェクト!フォゥ!」 やたら騒いでる人がいる。そして、なぜか壁際に行列ができている。 場所はロンドン。キングス・クロス駅だ。 ここは、天井も照明の色もオシャレすぎる。見たことのないデザインに圧倒された。 ただの駅なのに、何かが始まりそうな空気感を放っている。異空間だ。 時間は、19時を過ぎたころ。このオシャレな駅の壁際の方で、やっぱり誰かが騒いでいる。 駅の構内でそんなに盛り上がることって、あるのか? 盛り

          「ハリーポッターとハイテンションマフラー」~キングス・クロス駅の9と3/4番線~

          遠く離れたクアラルンプールで、日本語が話せる「抹茶ヒーロー」に癒された話

          クアラルンプールの繁華街「ブキッビンタン」の巨大ショッピングモール「パビリオン」に行った。 ブキッビンタンは、クアラルンプールの中心部にある、超巨大ショッピング街。5つ星ホテルが並ぶ。高級ブティックが並ぶ。路上ライブに人が並ぶ。もう、お祭り状態だ。 クアラルンプールは、簡単に言えば東京である。栄えに栄えている。 (ブキッビンタンって言いたい。口馴染みが最高) そんなブキッビンタンには、「日本最大級」のショッピングモールに匹敵するビルが、複数ある。それも、隣接している。

          遠く離れたクアラルンプールで、日本語が話せる「抹茶ヒーロー」に癒された話

          実家がホームじゃなくなった時に感じた「なんとも言えない気持ち」と「親のありがたみ」

          実家がホームじゃなくなっていた。実家を出る前と、居心地が違う。 ホームじゃないからといって、別にアウェイというわけでもない。 よく「実家に帰る」と表現するが、いまの感覚は「実家に行く」に近い。 「〇日に帰るよ」と親に伝える。すると、その瞬間に、親には”おもてなしの精神”が芽生えているようだ。親の脳内では、「息子が帰ってくるぞ!ほら、おもてなしをせんか!」という指令が出ている。 母親には「おかあさんスイッチ」が、父親には「おとうさんスイッチ」が入る。 ちなみに、おかあさん

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