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闇の自己啓発会

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Dark Self-Enlightenment parties.
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記事一覧

クソコラは革命的だったのか? ボリス・グロイス『全体芸術様式スターリン』読書会そ…

前回ご無沙汰しております。グロイス『全体芸術様式スターリン』読書会です。 お知らせ 清水…

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江永泉
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クソコラは革命的だったのか? ボリス・グロイス『全体芸術様式スターリン』読書会そ…

闇の自己啓発会は、2021年某月某日、ボリス・グロイス『全体主義芸術様式スターリン』の読書会…

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江永泉
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理想って、なに? 『自由か、さもなくば幸福か?』読書会【闇の自己啓発会】

 闇の自己啓発会は2020年7月26日、Zoomにて『自由か、さもなくば幸福か?』読書会を行いまし…

江永泉
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貧しく陳腐な夢は、幻となりうるか? TVOD『ポスト・サブカル焼け跡派』読書会【闇の…

2020年7月某日、Zoomミーティングにて、荒岸来穂、秋好亮平、江永泉、池堂の4名でTVOD『ポスト…

池堂孝平
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陰謀論、宗教、自由とは不幸になる権利、そしておわりに……『ユービック』『あなたの…

闇の自己啓発会による#闇のSF読書会 。最終回となる第4回は、フィリップ・K・ディック『ユー…

壊れた美学、焚書ポピュリズム、フェミニズムSF……『ニューロマンサー』『華氏451…

闇の自己啓発会による#闇のSF読書会 。第3回となる今回はウィリアム・ギブスン『ニューロマン…

意識が生成したフィクションとしての現実を生きるということ――伊藤計劃『ハーモニー』#闇のSF読書会②

闇の自己啓発会による#闇のSF読書会。今回は伊藤計劃『ハーモニー』を取り上げます。『闇の自己啓発』でも度々言及されてきた作品ですが、この作品を読んで自分に刺さった箇所、想起したこと、そして意識の消失について、各人が自身の感想を熱く語り合いました。その模様をご紹介していきます(ネタバレ全開ですので、未読の方はご注意ください)。 *前回はこちら ■ゼロ年代的「中二病」のモードが歴史化されている江永 それでは『ハーモニー』を。始めの章「<part:number=01:title

読書は人間から逸脱していくプロセスに他ならない。#闇のSF読書会①

闇の自己啓発会は3月某日、#闇のSF読書会をオンラインで行いました。今回の読書会は主に早川書…

個々の自我が失われた世界、薬や電気刺激による感覚のセルフコントロール……自己と自…

4月上旬から、ハヤカワ文庫SFフェア「#闇のSF読書会」が全国主要書店で順次開催されます。 本…

【フェア開催中】個人と世界をつなぐ新しい回路をSFに見出す!! ハヤカワ文庫SFフェア…

新型コロナウィルスの終息も不透明、相次ぐ政治家・官僚の不祥事……明るい未来が見通せない今…

こぼれ話:「闇の自己啓発(Dark Self- Enlightenment)」の字面から出発して

2021年1月22日の午後、発売翌日に『闇の自己啓発』重版が決定した、との報せをいただきました…

江永泉
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成熟の型に「はめこまれる」か、未成熟のまま摘まれるか 『芽むしり仔撃ち』読書会 …

1月31日、Discord上で大江健三郎『芽むしり仔撃ち』の読書会を行いました。 参加者紹介 ・【…

『闇の自己啓発』まえがき全文公開+まえがきのあとがき

 「闇の自己啓発会」が『闇の自己啓発』として早川書房から書籍化されました。これも読者の皆…

役所暁
3年前
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『闇の自己啓発』の遠回りな紹介(本の「第一印象」に基づくと見られる、幾つかの質問への応答)

はじめに 本日(2021年1月21日)、江永泉・木澤佐登志・ひでシス・役所暁の共著『闇の自己啓発』(早川書房)が出版されることとなりました。改めまして、note記事にリアクションをくださった皆様、そして書籍出版まで様々な形でお世話になった皆様に、御礼を申し上げます。 本記事では、同書の著者のひとりとして、『闇の自己啓発』という題や概要から抱かれがちな幾つかの予断、先入見に関連する事柄について、一問一答形式で述べてみたいと思います。記号は何でもいいのですが、仮にα、β、γと