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2015年第14回写生会

(この記事は全文公開の投げ銭制記事です。また YADAMANIARTのブログ  にも同様の記事を載せております)

本日、2015年第14回写生会を行いました。

本日は神戸港ポートターミナルにて行いました。

私が花とともによく描いているモチーフに船がありますが、海のない京都市から海へ出て少しずつ色々な船を描いてきました。ボート、漁船、貨物船、海上保安庁の巡視艇、そしてフェリー。船は難しいですが、描き甲斐があります。それに、以前にも描いたかもしれませんが、昔は夏休みになると家族そろって船で祖父母の家のある高松へフェリーで行っていたので、その思い出をなぞっているのかもしれません。

しかし、まだ描いていない種類の船がありました。クルーズ船です。それも海外へも巡るような大型のクルーズ船です。なにしろ、私にとっては高嶺の花で、もちろん乗ったことはありません。クルーズ船を見たことはあります。見たんですが、あまりにも大きくて、その時は、とても絵に描こうとは思いもしませんでした。

でも、だんだんクルーズ船もかっこいいなあと思うようになり、大きいからどこからどう描こうかと迷いつつも、描くことに決めました。

本当は5月の5連休に行こうと思っていたのですが、調べたところ5連休には神戸に寄港するクルーズ船がないため、本日神戸へ向かいました。

ポートターミナルは三宮から約1.5km南にあり、徒歩でも行けるのですがここは省エネのため、ポートライナーに乗りました。三宮から2駅、5分で着きました。

降りてみるといきなり巨大なクルーズ船が泊まっていました。これは大きい、どうしようと思いました。船に見えるように描けるかなと思いました。かなり距離をとらないといけないと思い、ターミナル3Fの送迎デッキを行ったり来たりしました。

デッキの端まで行こうかと思いましたが、そこは少し低くなっていて描きにくいので高さがあるところの端に立って描き始めました。

これは鉛筆で下描きしないと形をなさなくなると思い、下描きを始めました。クルーズ船ですから、窓も沢山あるし、柵もたくさんあるしで、惑わされそうなので、まず船全体の形や、客室部分の窓や柵の列の角度をしっかり決めて、それから細かい部分を描きました。しかし位置をしっかり決めても描くのが大変でした。あまりにも細かすぎて、やっぱりぐにゃぐにゃに。

なんとか鉛筆で描き終えて、透明水彩による着色に入りました。その前に、船の名前が白い字なので白の色鉛筆で描いて、それから船体を塗り始めました。思い切り濃い紺色を塗りました。

あとは船の上部は、ほとんどが白っぽいので、立体感、遠近感が出るように工夫しました。

最近のスケッチは1時間~1時間半ほどで描き上げることが多かったのですが、これは2時間半かかりました。

クルーズ船の大きさ、迫力が伝わってきますでしょうか?

今回描いたクルーズ船は、「セレブリティ・ミレニアム(Celebrity MILLENNIUM)」というマルタ船籍の船で、総トン数90963トン、全長294m、旅客定員2034名という大型の船です。この船は極東・太平洋横断クルーズ17泊18日の航海中で、神戸には本日4/29の8:00~18:00まで停泊しました。この船の次の日本国内の寄港予定は、清水港・4/30の12:30~20:30、横浜港・5/1の07:00~18:00となっています。

描くのが難しかったけれど、楽しく描けました。


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