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今夜、ロマンス劇場で

午前中のうちにやることを終わらせて、お昼ごはんを食べて、午後のコーヒーを淹れて、おやつのロールケーキを買った。準備は万整った。

ずっと観たいと思っていた映画を観る。

『今夜、ロマンス劇場で』

実はもう数年前に一度観ていた映画。でもざっくりした記憶しかなかった。ヒロイン役の綾瀬はるかの着ていた洋服がどれもこれも素敵だったこと。内容も好きな映画だなぁくらいの感じ。ひさしぶりに観てみたいなーと思って準備を整えていざ開始。

途中でネイルを塗り直したり、ちょっと調べ物をしたり、晩ごはん用の仕込みをしてみたり。と、いつも通りの集中力の無さが発揮された。やることをすべて終えて集中しようと甘い甘すぎるロールケーキと淹れたてのコーヒーを飲みながら鑑賞。

相変わらず綾瀬はるかがかわいい。着こなしも素敵。どんどん切なくなる終盤。彼女の隠していた想いを想像するだけで胸が苦しくなる。ただ好きな人と一緒にいたい。この先も一緒に生きていきたい。そばにいたい。それだけなんだ。触れることもできない相手と生涯を共にして最後まで一緒に居る覚悟なんて想像も出来ないけれど、それでもやっぱりこの人じゃなきゃダメなんだっていう気持ちはものすごくよくわかる。ちゃんと実感して分かるようになった。だからこそこの覚悟の重みを実感できるようになって気づいたら涙が止まらなくなっていた。

他の誰でもなく、この人だから。この人だからこそ一緒に居たいんだって思えるような相手に出会うことはものすごく奇跡なようなものにも思えるけれど、それも自分次第なのかもしれないなと思った。

簡単に見つからないようなモノやコトは自分なりの経験を積むことも必要なのかもなと。頭がカチコチになって余裕の無くなっていた時には自分の視野を狭めて見えなかった部分かもな。自分を改めて振り返れるいい機会になった映画だった。