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相手の脳みそにログインしていく話。

自分の頭で考えない

私には脳みそが1つしかありません。
問題にぶつかった時はたくさん時間を使っていました。

相手に喜んでもらうときは
自分がされて嫌なことを相手にしないようにしようと教わり育ちました。

そう言われて私は相手にされて嫌なことって何だろう。と考えますが、
嫌なことがあまり浮かびませんでした。

刃物で刺されるとか宝物を勝手に使われたり壊されること
それ以外は特に思いつかなかったので、その考え方でいくと
真剣な話をしているときにニヤニヤしてもいいし
突然お尻を触ってもいいことになってしまいます。

一般的にやってはいけないと法律で決められていることは
やられたくないしやりたくないと考えていることが元になっていると思うので法律は遵守した上で、どう他人と関わっていったらいいだろうかと悩みました。

悩んでいる間に私の脳みそで考えることは相手が相手の脳みそで考えることとは結果が異なるという当たり前のことに気づきました。
つまり相手が何をされたら嫌なのか、相手が何を望んでいるのか、自分の行動をいいと思っているか不快に思っているのかという疑問の答えは相手の脳みそにしかないということです。(当たり前ですよね)

今嫌だと思っている?悲しいと思っている?もっと細かく話してほしいと思っている?そう質問して相手と対話していくことで、相手の思考パターンがわかり次からどのように自分の行動を変えていけば、スムーズにコミュニケーションが取れるか相手の脳みそにログインしながら考えることで、円滑な関係を構築できるということを実感しています。

言葉以外のコミュニケーション

人体にはさまざまな仕掛けがあり、感情や気持ち、考えを言葉以外で観察することができます。

看護師として働いていた際に習得させられる非言語のコミュニケーションです。

例えば握手した際に顔色に対して手がひんやりとしていてしっとりしていたり、視点があちらこちらに移動する場合は緊張している可能性があります。もちろん直前に行った手洗い場の水道が湧水並みの冷水の可能性もあります。

腕組みをする場合は警戒心があるかもしれないし、視点が合わない人や上の空の人は何か他のことに気を取られている可能性もあります。

そういう所見がある人から「大丈夫です。」と言われた場合、大丈夫ではない可能性があるので、「自信はないけどなんとかやってみます」という意味の大丈夫なのか、全然大丈夫じゃないけど、口癖で大丈夫ですと言ってしまっているだけなのか、言葉には表せない部分の真意について話をする必要があります。

どう感じているか、どうこなしていこうと思っているか、業務にあたる上で懸念点や心配事があるか、確認していくことで相手が仕事をしやすくなるのではないかと感じています。

業務中のオンとオフ

前職店長だった時に副店長達とスタッフ同士をあだ名で呼ぶか呼ばないかという会議をしたことがありました。

チームワークを深めるためにあだ名または下の名前で呼んだほうがいいという意見があったので採用してみました。

その結果副店長達はあだ名で呼ぶのに、アルバイトのスタッフたちは副店長たちをあだ名で呼べない不思議な上下関係が生まれ、仲がいい人同士はシフトに入りやすいけどなんかあだ名で呼びにくい人同士はシフトが被っても緊張感が漂う状態になってしまいました。

個人的には店舗外で話す時(例えば帰宅中や、仕事と関係ない話題をバックヤードで話す時)は、〇〇ちゃんと呼んでもいいのかなとは思います。

しかし一歩店舗の中に入った際には友達同士で入職したとしても、苗字にさん付けで呼ぶことが私が担当していた店舗にはあっていたのではないかと感じました。

ましてや30代の私と大学生には年齢差があるので、〇〇さんと呼び合える関係が業務における信頼感を深めるのではないかと考えました。

業務において緊張感は非常に重要ですが、常にピリピリとしていればいいというわけではなく、肩の荷をおろしてなんでも話しやすい雰囲気を作ることも事故を防いだり困った時も相談しやすい関係作りに役に立つことは間違いないと思います。

オンオフを大切に関係に緩急をつけることが大事だと思います。

立場と人間

役割に応じて目上の人という概念はありますが、
同じ人間なので、考えやアイディアがある際には積極的に挑戦し、
その結果どうなったかという評価を一緒にし、さらに状況を改善するためにはどうしたらいいかよく話し合い協力関係でいることが大事だと思います。


#仕事のコツ #毎日更新 #人間関係

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