買い物難民

玄関から徒歩1分に再び復活した我が家の冷蔵庫…になるはずだった新規開店スーパー。お目当ての生鮮食品の売り場スペースが極小で、取り扱い品もこちらの想像を越えて最低限以下。開店早々なのに、今回も撤退は時間の問題だなと感じざるを得なかった。

出店にあたっての地域調査の結果(高齢者しかいない、新しいものに興味がない、購買力がない)に対して、資本の論理から在庫管理が難しいものは置かないという経営判断、リスクヘッジなんだろうが、実際にその、ここまで来たのかという貧乏たらしい光景が目に入ると、それでも、もしかしてと期待していた自分に改めて気づいてしまい、結局2つの意味で落胆してしまった。

ただ、じゃあ、なんでこんな失敗確実で出店の責任を取らされそうな場所に再び? という疑問も湧いてくるわけだが、この店はそもそも大型店舗を展開するグループの一部であり、そのグループはネットスーパーもやっているため、ゆくゆくそこに顧客を囲い込んでいくための捨て駒、撒き餌のような役割なのだろうということは、この出店が計画されていると教えてもらった段階からピンと来ていた。この予感の答え合わせはまだ先なろうが、何にせよ、引き続き車を使わなければ必要な食材を手に入れられない生活環境が継続された。

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