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【超訳 ニーチェの言葉】 書評#43

みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。

自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

ニーチェに関する本は、人生で初めてです!
大変良い学びとなりました!

※書影(画像)は、版元ドットコム様から頂戴しています。いつも、ありがとうございます!


基本情報

フリードリヒ・ヴィルへルム・ニーチェ(著)
白取春彦(編訳)
ディスカバー・トゥウェンティワン 出版
2010年1月15日 第1刷発行

全232ページ
読書所要期間2日

私が本書に出会うきっかけ

いくつか前のNHK朝の連続ドラマでのとあるシーンで、ニーチェの言葉を引用する場面があった。
その言葉に衝撃を受けた私は、もっとニーチェについて知りたいと思った。
今回それを思い出し、色々調べて本書にたどり着いた。

この本の本質・言いたいこと

本書は、ニーチェが出版した各書の選りすぐりのセンテンスをまとめ、かつ、非常にわかりやすく意訳しているものと思われる。

ニーチェ入門、もっと言えば哲学入門として、とてもわかりやすく・入りやすくまとめてくれているものと、おそらく言うことができるのだろうと感じている。
※ニーチェや哲学に関して完全なる素人の感想です。

私が感じたこと

1点目 〜久々に出会ってしまったかも・・・

私はこれまで、気持ちが弱った時、進むべき道に迷った時など、節目節目で「論語」(孔子)を読んできた。
しかし、こうした節目(困った時など)の頼れる存在が、もう一人増えたかもしれない!!という感覚を得ている。

確かにこれを読んだ時、健康状態がとても弱っていたため、余計心に染みてきた・・・
そして、勇気とやる気、モチベーションをいただいた!!!

本書は、文章も非常に平易に書かれているので、幅広い世代にとって読みやすいものとなっている。

2点目 〜自分とは何か?

本書は、これまで自分が進んできた道と、これから進むべき道のいずれに対しても考えさせてくれる。気付きを与えてくれる。

直接示してもくれるし、考える余白やヒントも与えてくれる。
個人的には、後者の方を多く受け取った印象。

第Ⅰ (全部でⅠ〜Ⅹまでの10章立てで、232の言葉が載せられている)の部分のタイトルは、「己について」。

最初の1番目で、ポジティブな自分との向き合い方がいきなり示されている!!

私にとっては、決定的に足りないことが、冒頭いきなり直球で投げつけられた。
ここまで的確な言葉で指摘されると、納得するしかない。
それどころか、むしろ「やっとこの言葉に出会えた!」といったような喜びさえ感じた!!

3点目 〜「本を読んでも」

182番目にある項のタイトル。

これまで私のnoteへの投稿は、
○なるべく引用を避け、
○要約も避け、
○その本から感じたことを書く

ことで、「その本の良さ/内容を間接的に伝える」ことを心がけてきた。

つもりであるw

このスタイルを続けた方がいいと感じた。
自分の今の理解だけで、しかも都合のいいように読んだだけでは、その本の全体にわたる本当の素晴らしさは伝えられない。
せいぜい断片的なもので終わってしまう。

そう教えられた。

4点目 〜読むべき書物

183番目の部分。

ここでは、5つの読むべき本の基準(ポイント)が示されている。
本書は、まさにこれに当てはまると感じる。

一方で、これに当てはまらない本が果たしてあるのか?という疑問を持っている。

少なくとも私は、これに当てはまるものはないと考えている。
どんな本でも、必ず一つは良い影響を与えてくれている、私自身に考えることをさせてくれるからである。

ただし、難しすぎて読めなかった本はたくさんある・・・

この5つのポイント。
ぜひ本書で確かめ、良い本とたくさん出会っていただきたい。

むすびに

私が感じたこと1点目でも書いた通り、今回とても良い出会いをした。
今後もニーチェを追いかけていきたいと考えている。

本書は、
「安定はダメ」「脱皮して生きろ」
とか、哲学書でありながらビジネス書的なものとしても読むことができるだろう。
言ってみれば、ビジネス哲学ということにもなるのだろうか。
有名な社長さんなどが、自分の哲学について書き記す本があるように。


以上です。

私にとって、初めての哲学。
私にとって、初めてのニーチェ。

これらの入り口として、とてもわかりやすく、最高のものを手にしたと思っています。
本当に読んで良かったです!!

ちなみに、〈出会い〉の部分で書いた衝撃を受けた言葉が194番目にありました。
より一層、私の心に深く刻まれた感じがします!!

本日も、誠にありがとうございました!

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