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冬の日本海で波と氷が織りなす流木のアートを愛でる

冬の日本海が創りだす自然美

北西の季節風が吹く冬の日本海は時化(しけ)る日々が続く。街場は穏やかに思えても、海岸に足を運ぶと海から強い風が吹き荒れて体感温度はガクンと下がる。

そんな冬の日本海で見ることができる波と氷が織りなす流木のアートを愛でることは、冬の北海道のひだりうえで生きる自分の楽しみのひとつ。

砂浜に積もる雪と日本海が広がる景色は、まるで白い砂浜のよう。キツネや海鳥の足跡が雪面を彩る。

ぽつ、ぽつと頭をのぞかせる流木もかわいらしさを感じるフォルム。夏場はあたり一面に流木が落ちている。

強風に耐えながら、波打ち側まで歩みを進めると人間の体よりもおおきな流木がいくつも姿をあらわす。

砂浜に漂着した流木に打ち寄せる波はしだいに凍りつき、流木の表面になめらかな氷を形成する。巨大な流木が持つ迫力をよりいっそう強くし、まるで異世界の生物のよう。自然が織りなすアートは唯一無二の造形を見せてくれる。

波に運ばれた大小様々な流木は、あちらこちらに散らばっている。波の音をBGMに、海岸をゆっくり歩きながら流木を探すのも楽しみのひとつ。

気温マイナス9℃、風速6mの海岸散歩。心と防寒の準備は必要だけれど、冬の日本海で触れることができる身近な自然美。


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