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遺伝の恐怖

先日、YouTube動画を観ていて
「遺伝」について詳しく説明している動画があった。

こういう話題は問題が多くテレビなどではあまり放送されないということだったが興味深かったので最後まで視聴してしまった。
確かに問題も多い内容だが、「なるほど」と思う部分も多々あった。

そんな中で私の経験上というか、興味のあった「体型」に関する部分をピックアップして今日は、書いてみる。

身長は66%

そのチャンネルによる「遺伝率」である。

私は学生時代にバレーボール部に所属していたので、173cmという自分の身長に選手時代の10年間は常にコンプレックスを抱いていた。
特に高校時代は死活問題だったので、どうしたら背が伸びるか?まだ可能性はあるか?いつも葛藤していた。
実際、それからは1cmたりとも伸びることはなかったが・・・

その当時よく言われていたのは「家系の女子に身長の高い人がいると背が高くなる」という説

バレーボールの月刊誌で、私の同級生で将来有望な選手たちがよく特集を組まれていた。
習志野高校の影山選手(200cm)のおばあちゃんは、175cmもあると書かれていた。
それ以外にも、たしか川合選手のおばあちゃんかお母さんも大きかったと記憶している。
いずれにしても、男親よりも女親が大きい方が大きくなるのだという説が、当時私の周辺では有力であった。

それならば・・・うちのばあちゃんも、そのころにはもう縮んでしまっていたが、若いころには背が高かったと聞いたこともあった。

しかしその説もいま一つ信ぴょう性に欠けていた。
というのも、うちのチームメイトで185cmを超えるような選手の母親は軒並み、背が低かったのだ。おばあちゃんの身長までは分からないが、母親は皆低かった。

そして今回の結果を見ると「女親が・・・云々」という説はやはり偶然のことで、信ぴょう性はなかったのだ、男親でも女親であっても遺伝の可能性は66%、即ち半分以上は遺伝で高くなる可能性があるということのようだ。

体重は74%

身長66%に対して体重の遺伝率は74%なのだという。
身長は「努力しても伸びないし縮まない

それに対して
体重が増える、太るは「努力不足・不摂生」というのが一般的な見方ではなかろうか?

しかし驚くなかれ、体重の遺伝率は身長を上回る74%という高確率

大橋会長の例

これもYouTube動画で見た話だが
ボクシング界のモンスター「井上尚也」が所属する大橋ジムの会長である
大橋秀行さんの話が印象的だった。

子供のころからボクシングファンだった私の記憶にも大橋会長の選手時代は鮮烈であった。
当時、世界タイトル戦の連続防衛記録を持っていた具志堅用高さんが
10年に一人の才能」と言われていた時
なんと大橋秀行選手
150年に一人の天才」といわれていたのだ。

しかし大方のファンの期待むなしく
大橋選手は軽量級の世界タイトルを2度獲得したが、いずれのベルトも防衛することはできなかった。
もっとも大橋選手が世界戦で戦った相手は伝説級のボクサーばかりではあったが・・・
大橋選手が2度挑戦して敗れた韓国の「張正九」(チャンジョング)は15回の防衛を記録して世界のボクシング殿堂入りをしている伝説のボクサー。

その後タイトルを獲得した最初の防衛戦の相手は「リカルドロペス」という当時無名のメキシカン
しかしロペスは大橋選手を倒した後WBCのタイトルを20回防衛し、プロアマ通じて66戦無敗、結局負けないまま引退した化け物級のボクサー。

これはまさに不運として考えてもいいようなものだが・・・
でも150年に一人の天才ならば・・・
当時の私のように、考える人も多かったのではあるまいか・・・

しかし、先日のYouTube動画でその真実は判明した。
大橋会長曰く
家族がみんな大柄で・・・
そうなんです、遺伝で太りやすい体質の大橋選手は過酷な減量のため試合当日はいずれもグロッキー寸前の状態でリングに上がっていたのだった。

確かに大橋選手は軽量級では規格外の「重くて力強いパンチ」が武器だったので、このあたりも遺伝があったのかもしれない。

大橋会長は、遺伝の恐怖に苦しめられた選手時代であったが、
その後、マネージメントの立場に変わって、世界チャンピオンを何人も輩出している。
やはり「150年に一人の天才」なのである。

もっと恐るべき遺伝は・・・

体型とはことなるが、恐るべき遺伝才能の最たるものは何でしょう?

その答えは「音楽的才能」です。
その才能遺伝確率はなんと92%・・・

したがって、歌の上手い子は突然現れない・・・
断言はできないものの、ほぼほぼ・・・


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