【陰謀論 極秘内容】知ってもらいたい社会構造と会社の本質。大企業の社長が語りだす想い。結局は自分を信じることか。
1)元経済産業省出身のコンサルタント
社長の部屋からコンサルタントの太田さんがでてきた。太田さんは週1回、1時間の面談を社長に行っている。月額40万円なので、1時間あたり10万円のコンサルだ。
太田さんの会社ホームページを見ても、wikiで調べても、ざっくりした内容しかのっていない。身長は150㎝ほどしかなく、初老で何とも言えない見た目だ。色眼鏡でみるのはよくないが、「あやしい人」である。
うちの会社は歴代、この人との契約を継続している。それだけ価値があるのだろう。
秘書部にきて、初めて知ったことがある。一般には全然知られてなく、各界に強烈な影響力を持っている人がいる、ということだ。
たとえば、、、
◆先日、うちの会社に役員待遇で入社した方がいた。その方が入社したのちに、10年以上、問題として抱えていたカナダの土地問題が解決した。カナダの大臣と旧知で、お願いしたらしい。そのやり取りメールを見せてもらったが、すごかった。というか、一般人には無理。ズルい内容だった。
◆また、別の役員待遇で入社した方は、概算で数億円の製品クレームを、「うちの会社だからよろしく」という電話一本でなくした。
◆ネガティブな例でいえば、「山口さんに報告するのを漏らして工場を閉鎖したので、我々は石川県ではビジネスはできない」とか。
そんな事例が、多々ある。
大手企業の社外役員をみると、そのような影響力を持っている人が並んでいる。何かあったときにパワーを行使する人たちだ。
世の中の仕組みは、そのようになっている。
その方々は、一般情報で出回ることはない。そしてインターネット上でも、情報が少ない。
どうやら、この太田さんはその人物であるようだ。
2)社長のあやしいはなし。陰謀論か(?)
太田さんとの面会が終わると、社長はいつも興奮気味ででてくる。そして、「おい、今日はこんな話を聞いた」なんて、秘密事項が入らないように、抽象的に面白おかしく教えてくれる。
社長は、社会の通説を否定する傾向にある。世間的にいえば、陰謀論とでもいうのだろうか、怪しい話をしてくる。
「信じるか、信じないかは、あなた次第です」のような話だ。
資本主義の成功者である一部上場企業の社長なので、その情報筋は確かそうだし、妙な迫力があるのだ。
一部上場企業の社長ともなるとお付き合いしているメンツはギョッとする。
「大泉総理とプリンスホテルのボーリングに行ってきた。そのあとカラオケで熱唱した。カラオケにお抱えの女性を三人よんでよ~」とか
「経済大臣と飲みに行った。彼は毎日映画1本、本1冊読んでる。天才って違うよな~」とか
「ダボス会議の主催者と飯食った。彼はちょっときな臭いな」とか、
「〇〇賞を受賞したいから、〇〇さんに話をつけてきた」とか、
「製薬会社のオーナー企業の奥様とランチした。お土産代で20万円つかった」とか
色々な方と多様な付き合いをしている。
七田社長は、毎日飲みにいき、初めての方でも旧友のように仲良くなってしまう。そんなスキルがある。
そして自分が望む情報をやんわりと引き出してしまうので、秘密な情報がはいってくる。取扱いとしては、ちょっとヤバいような情報だ。
そして、世の中の仕組みに疑問を持ち、斜に構えるキャラクターの社長は、「本当のところ、どのようになっているかを知りたく」、あれこれ自分でも調査をしている。
あやしい話、陰謀論とでもいうのだろうか、太田さんのコンサルタントを受けた日の晩に、あれこれ話してくれた。
3)あやしい話の前置きに、信じるということを語る。
その晩は予定がなかったので、六本木1丁目のお気に入りのメキシコ料理屋で飲むことになった。
「今日、太田さんと、何をはなしていたのですか?」と聞いてみた。
すると、「なんだ、お前興味あるのか?太田さんは1時間あたり数十万もコンサルタント料を取っているんだ。その価値は高いぞ。まぁ、たまには教えてやる。いくつか分かりやすい論点だけな。」と話し出した。のっけからテキーラが入っているので上機嫌だ。
「まず、太田さんの情報は刺激が強い。そのため、聞いた内容の信ぴょう性は自分で調べろ。そして、それを信じるかは自分で決めることだ。
おまえは時に、仕事でも自分自身を信じていない。結婚のときも「本当にこの人でよいのだろうか・・・」なんて、自分の選択を信じていなかった。自分を信じる事の重要性を重くとらえていない。
それはお前に限ったことではなく、多くの人が自分を信じていない。
自分を信じるためには勇気がいるし、信じるためには積み重ねも必要だ。スポーツ選手が「やるだけやりました。あとは試合に臨むだけ!」というだろ。仕事も人生も、そのような心掛けでやるんだよ。
世の中で、論理力・コミュニケーション力とか言われているが、それは極めてテクニカルなこと。本質はそこではない。
自分を信じるまでやれている、かどうかだけだ。そこまでやらない奴が、テクニカルに魅了される。テクニカルに魅了される奴は、ずっとフラフラしているんだよ。人生が一生フラフラしているんだよ。
うちの会社の連中は、非常に高いレベルではあるが、何かをなすためには、本質的な意味でテクニカルではならない。
要するに本質的な部分。本質的な部分を知る事。それが自分を信じることにもつがる。深く深く深くだな。」
1)社会構造のはなし。
『まず、太田さんの話は社会構造に切り込んでくる。おれはこの手の話はもともと興味を持っている。興味を持った理由は、WHOのシンボルマークをみたときからだ。』
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