【 川崎〜龍飛崎 荒ぶる感電ツアー 】帰省編+がんばった機材編
過去のブログ、2012年08月のものを掲載しています。文章が恥ずかしい感じです。
オーストラリア大陸を横断&往復するきっかけになった最初のチャレンジです。
龍飛旅館を出発し、相変わらずのレイニー模様。
海が荒ぶっている!
海の向こうに見えるファンタジー的な風景。
あの島にはボスがいそうな雰囲気。鬼ヶ島的な感じで。
遠くに見えるあれは龍飛崎だろうか・・・・?
戻りたい衝動にかられる。
空を見上げると、どんよりとした今にも土砂降りになりそうな黒く重い雲。
もうレイニーは慣れだ。来るならこいという感じ。もちろん降らない方がありがたいのだけど、今となってはもうそんなことは大して気にならない。
ここで予想外だったんだけど、この空模様と、電柱の組み合わせが素晴らしかった。
(電柱が何故か好きです)
荒ぶる空にピンと立つ電柱たち。
標識の上でたたずむカラス。
いつの間にか写ってた脚。
途中の道の駅でトイレ休憩を入れたんだけど、その時にミツバチかなんかに刺されたんですよ。
ツイートしてる途中にプス!っとやられて、コノヤロー!っと思った瞬間・・・・
クモの巣に引っかかる(多分)ミツバチ。
そのままぐるぐる巻きに・・・・・
なんかごめんよ。
さて、こんな感じで進みます。
ずっと向かい風だ。
「龍飛」という看板の方へ進みたいけど、夏休みも終わりだし、東京へ帰らなきゃいけない。
青森までは約70km。
近いような、遠いような。
本当にずっと向かい風で。
龍飛崎へ向かえば追い風になるのに・・・っとか、悲しい感じになってた。
曇り空の中、地味に順調に進み、何も起こらず、新青森駅へ。
新幹線の停車駅とは思えない閑散とした雰囲気・・・・こ、ここだよね?
ただただ広い空き地があるだけなんですが、本当に新幹線が停まる駅なのでしょうか…と不安になる。
東口だったかな、こっちは割と明るい感じ。
「やった!ついた!」
っという気持ちはなく、「あ~ついちゃったか・・・帰らなきゃ・・・・帰ったら仕事か〜」でした。
洗濯を繰り返し、今回の旅をともにしてちょっとボロボロになったモノクロジャージ。
(この鏡?の前で撮ると痩せて見えるね!)
今回の機材を少しご紹介。
※2013年時点のものなので結構古いです。
フロント周り。
リクセンカウルのフロントバッグと、ガーミンとかのサイコン。
サイコンは手違いで止まったりバッテリー切れしたりの不安が無いように、二つ体制が安心だった。
フロントバッグは黄色い防水カバーを付けたり外したり。
固定されていなくて段差で跳ねるとバッグも一緒に跳ねてしまうので、構造的にこのフロントバッグはどうかと思うけど・・・・最高のフロントバッグを作らせてくれ!デザインさせてくれ!アートディレクションさせてくれ!
ハンドルミラー。
地味に活躍。毎回後ろを振り向かずにある程度の状況をつかめるのがいい。
ただし、基本的には目視。
夜やトンネルなど暗い場所で後ろから車がくるとわかりやすく、体制を整え易いのでミラーは必須かなと思う。
リアブレーキ。
黄色いスイスストップが真っ黒。
新品同様だったけど、度重なる雨と重たい重量を受け止めていたので、かなり減った・・・
フロントブレーキの減りも激しい。
こうなるのが怖くて、ブレーキシューの予備を持って行きたかったのだけど、買うタイミングがなかった。
シートポストの防水。
ラップを巻き、その上からビニテで保護。
ビニテのみよりこっちの方がいい感じ。雨のレースの時とかにもいいかも。
シートポストに付けている泥よけアタッチメントが振れる部分にはビニテを巻いて、塗装を保護してます。
メインライト。見た目は悪いが明るい。
輪行バッグ。
自分のヤツはフロントホイールだけを外せばOKなもの。
リアってディレイラーとかあって外すと壊れそうなんだもの。
でかいので持ち歩きは不便。
不便だけど、ソレ以外は便利。
通常仕様のターマック
旅仕様のターマック
■ロードバイク スペシャライズド ターマックプロSL プチS-WORKS仕様、ホイールはレーシング1、サドルはトゥーぺ。コンポーネントはデュラエース。
■ヘルメット~OGKレジモス・・・軽い。
■ジャージ~モノクロジャージ・・・お気に入りなのと、紫だから。
■シューズ~スペシャのS-WORKSシューズ・・・・履き慣れている。
■移動用シューズ~陸上のシューズ・・・・軽い。
■移動用私服~ユニクロのハーパン、ヒスのシャツ。小さくまとまる。
■予備ジャージ・・・最後しか使わなかった。
■チェーンオイル・・・毎日した方がいい。
■レザインの携帯ポンプ・・・何故か途中から空気を入れられなくなったという余計なドラマ。
■フロントバッグ・・・リクセンカウル。マップケースがいい。
■サドルバッグ・・・・オルトリーブのLサイズのヤツ。防水がいい。そして、意外と入る。
■トップチューブバッグ・・・(上の写真には写ってないけど)トピークだったかな?カメラの出し入れがしやすく、防水も◉
■バックパック・・・オルトリーブのヤツ。防水なので安心。
(今回のキモは防水だった)
■泥除け・・・リアタイヤが巻き上げる飛沫が背中やお尻につくと不快だし汚れるとお店にも入りにくくなるので、あると良い。
重たい荷物を背負うと腰と首をやられるので、極力背中に背負うものは軽くした方が良いです。この数年後、もう一度龍飛崎まで走ることになったんですが、その時は軽量のバッグに財布など貴重品や緊急補給食や電池などだけ入れて行きました。
普段から防水を徹底していれば雨の日でも安心して走れることでストレスを減らせるかなと思います。これは以後の旅でも同じで、防水や防塵は最初に考えるようにしています。
マップだけど、これは全体の距離と高低差、曲がり角などとにかくちゃんと作った方が面倒でも後々安心。
とくに距離と高低差の関係図は精神的に楽になる。
例:この坂を上りきれば、もう上りはない・・・・など。ちょっとした積み重ねで受けるストレスを無くして行くと、より走るのが楽しくなるのかなと思います。
あまりにざっくり作りすぎると、変なところで苦労するということを付け加えておきます…要所要所覚えて、地図は「このルートで大丈夫、間違えてない」自信を持って走る為の後押しですね。
さて、新青森駅にて新幹線を手配。
昼前についたんだけど、予約出来たのは18時。
6時間後・・・・それでも最後の一席だった。
それまでは食事をしたり、仮眠したりだった。
天気はよかった。
ほたて十万石入りのうどんを駅で食べる。
マヨネーズ入りのちくわみたいなヤツ。
特に地元感は感じなかったけど、腹は膨れた。
自転車は無事に新幹線の最後尾座席の裏に置けて、東京へ到着。
行きは何日もかかったけど帰りは一瞬、新幹線ってすごい。
空気がべたべたしていて気持ち悪いのと、匂いが臭いというのが第一印象。
自転車を組み立てているとき、ロケバスが止まり、中から可愛らしい感じの女の子達が!!
一瞬、こう思った。
「ももクロとまさかのご対面!?えっ!?ご褒美!?」
っと思ったら、多分だけどAKBだった。
光・・・が名前につく人しか分からなかったけど、他の子も可愛らしかった。
そう甘くはなかった。
東京からの帰り道、始まりの場所、日本橋へ。
麒麟です。
これが・・・・
こう。
無事にたどり着きました!
龍飛崎到着後は若干淡白になってしまったのですが、とにかく今回の旅は楽しかった。
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この旅、チャレンジをきっかけにしてオーストラリア大陸で旅をすることになります。
初の海外、テントも初、スポンサーも集めたい…などなど、ハードルが沢山のあったのですが会社もやめちゃったしやるしかないか〜
っと走りだしてしまった30歳を超えたおじさん。
次は「ハートチャレンジ」と題したオーストラリア編です。
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