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【ベビー時代の性教育】vol.2 おむつ替え編

 性教育というと、幼児・児童・思春期・青年期のものだと思っている人も少なくないでしょう。私も生きてきたほとんどの時間を”性教育”なんか考えもせず、のんびり生きてきました。

 そんな私が性教育と出会い、学びを深める中で、乳児期からできる配慮があるということに気づきました。そして、我が子が乳児期からしげおけばよかったと反省・・・

 だから、もし、まだ間に合うなら、ぜひ取り組んでほしいことを紹介します。今日は第1弾として、【おむつ替え】についてです。

 最近はお店のトイレなどでおむつ変え用のベッドがおいてあることが多くなりましたね。それがあるおかげでとっても便利になりました。汚れたおむつのまま(ごめんね~)と急いで買い物したり、座敷で食事中におもむろにおむつ替えをする必要もなくなりました。それを不便に思う人もいるでしょう。だって、おむつ替えはひっそりと隠れてしなければならいのだという社会のメッセージとも受け取れます。(授乳も一時期話題になりましたね。人前で授乳するかどうか問題。)
 それは大人の人権の問題になりますので今回は言及しません。

 さて、性教育の中で、プライベートゾーンは自分だけの大切な場所だから、人に見せたり、触らせたり、人のを勝手に見たり触ったりしてはいけませんとお伝えしているわけですが、赤ちゃんにもこの権利は適応されると考えています。
 どういうことかというと、赤ちゃんだからと言って、勝手に見たり触ったりしてはダメということです。
 赤ちゃんなんだから仕方ない!ではなく、一人の人間として人権を尊重してほしいと思います。

 今回は <おむつを替えるとき>のことを考えてみましょう。

声掛けとしては、
「おむつを開けるね!君の大事なところだからきれいにしましょうね。」
「病気にならないようにきれいに拭くね。」
「きれいになってスッキリしたね!大事なところだから隠して守ろうね。」
などと伝えましょう。
 また、行動としては、赤ちゃんだからと言って人前でプライベートゾーンを丸出しにしないよう注意したり、周りに人がいないか確認してからおむつを替えるようにしましょう。

 言葉が分からないと思われがちですが、こういった言葉かけをすることで、潜在意識に性教育感覚を育むことができます。また、大事にされているという自己有用感や自己肯定感が積み重なっていきます。

  間違ってもお子さんの性器をむやみに触ることのないよう、人権に配慮して接するようにしてください。
(本当か嘘か、我が子の一番乗りになるために、膣に指先を挿入したり、胸をくわえたり、ペニスをくわえたりしたことを自慢げに語る人もいるのです。犯罪ですよ。子は親の所有物ではありません。物心ついてからその事実を知った時の精神的ショックは計り知れません。)


それでは、次回は入浴時の声掛けや態度について考えていきましょう。
お楽しみに✨

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