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INDEPENDENTS 参加店⑬ RandBEAN

RandBEAN オーナー 佐藤 孝充

イラスト by sundayseaside

プロフィール

さとう たかみつ・2012年、RandBEANを立ち上げ、小さなりんご倉庫を借りてお店を始める。紆余曲折を経て2019年に現在の本拠地となる木工所跡地を取得し工房兼店舗を弘前に構える。現在は工房が見える店舗でオリジナル家具、セレクト家具と雑貨の販売の他に店舗コーディネートや一般住宅の造作家具製作も展開している。

イラスト by sundayseaside


「好奇心だけで色々やってきたが、
ただ多い事には何も意味ないなって気付いてしまった。」


名前のどこにも〝マメ〟が入っていないのに〝マメさん〟と呼ばれてる理由は
「小学生の頃サッカー部の先輩に『お前、明日からマメな!』っていきなり言われて(笑)。それからずっとマメ。サッカー友達が多かったので、中学校行ってもマメじゃんって言われて、高校も同じで、新しいどこかに行ってもサッカーで繋がってる人がいるからマメって呼ばれて今まで来た。」

マメというあだ名が繋いでくれた縁がとっても多く(笑)自分のお店の名前にも取り入れようと思ったという。

高校時代はメロコアが流行っていてサッカーをしながらバンドをやっていた。それがきっかけで、卒業後は東京のギター製作の専門学校へ。

学校へ行ったものの楽器業界じゃ食べていけないという現状を目の当たりにし、卒業後は弘前へ戻った。ギター製作の中でも木を削って形を作るのが楽しかったという理由で家具の道へ。


木工の経験が少しあったこともあり、西洋アンティークの家具を修理販売している会社で運良く雇ってもらえた。9年間働くが「いつか独立したい」という思いは24、25歳からあったそうだ。

雇われているうちは自分のやりたいことはできないんじゃないか…自分でやりたいことをやるには自分で人生かけてやるしかないんじゃないか…。
という葛藤で、29歳で起業。



最初は実家近くの清水森のりんごの倉庫を家賃2万円で借りて古い日本の家具を直して販売したのが始まり。

週3日は大工のバイトをして金土日だけお店をオープン。
しかし冬になると倉庫の上から雪が入ってきて開店できなかった…。

ちょうどその時期に土手町の商業施設ルネスアベニューで起業家を支援するプロジェクトがあり、そこでお店を持つことに。
それからデパートに出店する拡大路線になっていった。

中三、ヒロロ、エルム…と店舗数を増やしていったが…
「やったことない事をやってみたいという好奇心だけで色々やってきたが、ただ多い事には何も意味ないなって気付いてしまった。」と方向転換。



元木工所だった場所をリノベーションしてつくった家具工房と併設の店舗は、お店を始めた頃からの〝理想の形〟だという。

「うまく喋れないし、人前で話すのは苦手だから違う形でアピールしてるんでしょうね。お店やりたいとかバンドをやっていたのも目立ちたいっていう気持ちがスタートだったかもしれない。センスのあるスタッフたちに助けられている」と笑うマメさんがつくったRandBEANはすでに10年。


個人的に…高校生の頃デパートで「いつかこんな素敵なインテリアに囲まれた家に住みたい」と憧れたお店が、岩木山の綺麗に見える素敵なお店になっていて…大人になった今買い物に来れているのは感慨深い。

(文・写真 三上 未夢)


RandBEANの応募景品

RandBEANで使える税込5,000円の商品券(40名様)

スタンプラリー参加方法は↓


RandBEAN 基本情報

岩木山を望む小高い丘の上に位置する店舗
オリジナル家具と雑貨、古家具も扱う
カリモク60・マルニ60・CRASH GATE・ACME FURNITURE 正規取扱店

  • 住所 弘前市小沢山崎83-4

  • 電話番号 0172-55-9564

  • 営業時間 10:00~18:00

  • 定休日 水曜定休

  • SNS Instagram:@randbean

  • WEB randbean.com


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