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INDEPENDENTS 参加店⑩ bambooforest

bambooforest  オーナー・店主 竹森 幹

イラスト by sundayseaside

プロフィール

たけもりかん・1981年生まれ、弘前市出身。
2002年 アパレル業界を志し上京。
高円寺の古着古家具店で店長兼バイヤーを務める。
その後独立し、2010年にbambooforestを立ち上げる。

イラスト by sundayseaside


「キャンプ場まで車で20分!?
岩木山カッケー!
なにこれ最高じゃん!って。」


三人兄弟の末っ子として育った竹森さん。
品行方正な兄姉のもとに育った反動か、ヤンキー漫画ブームの影響か…やんちゃな青春時代を過ごし、高校入学の2日後には停学処分。

そんな溢れ出る力を持て余した少年たちに目を光らせているラグビー部顧問の熱烈なスカウトにより、高校2年からはラガーマンに。

photo by オオシマアンリ


そんな中でも古着好きだった彼は、21歳で古着のメッカ・高円寺へ。
俳優を目指した (!?) 時期もあったが、古着屋の仕事に熱中。
数年後には友人とともに独立を目指し、友人は経営面、竹森さんは資金面での準備期間に入る。

「地元では服屋や流れ作業、夜の仕事などいろんな職を経験したんですが、営業職をやっていたときが段違いに稼げたんですよね。だから稼ぐなら営業だと。」


彼はみるみる営業マンのステップを駆け上がり、本社勤務になると土日祝が休日のため、地方のレイブ通いを覚えた。

「外で音楽聞くのってこんなに気持ちいいの!?って衝撃でした。フェス会場で見たことのないレインボーの風ぐるまが目についたんですよ。調べてみたらドイツ製で、これまだ日本にないんだったら、輸入すればいいんじゃない?って。英語すら話せないのに、製造元に連絡を取って、ウェブ翻訳を使って契約を交わして卸業を始めました。」

アウトドア関連商品のネットショップも同時に開設。思わぬきっかけから『bambooforest』は始まった。

photo by オオシマアンリ



 「上京してから、1週間地元に戻ったことがありました。キャンプ場まで車で20分、飯もうまくて温泉も近くて、街から見えるカッコイイ岩木山。弘前最高じゃん!って気づいて。」

そんな矢先に起こった、3・11。結婚し、第一子が生まれた頃だった。
騒がれ始める放射能汚染問題も懸念し、29歳で帰郷を決意。

その後ネットショップから実店舗となり、現在は弘前市代官町にある路面店には、彼が今好きなもの、信頼できるものしか置いていない。
彼自身の変化とともに変わり続けるお店では今、彼が6年前からハマっているナチュラルワインが話題だ。

気になったらやってみる。彼の臆さぬ行動力を見ていると、疲れた…ちょっと休みたい…となることはないのだろうかと、素朴な疑問がわく。
「ありますよ、全然あります。金ないし、借金だらけだし、もうやめようかな…と思うことも何回もありましたよ。でもその度に奥さんが『やりな!』って言うんです。『絶対その考えおもしろいし、やり続けな。絶対よくなるから』って。」

彼の枯れないバイタリティの源は、家族にあるようだ。

(文・オオシマアンリ / 写真・三上未夢)


bambooforestの応募景品

bambooforestで使える
税込2,000円×2(4,000円)の商品券(50名様)

スタンプラリー参加方法は↓



bambooforest 基本情報

自らのお店を“雑多屋です”と呼ぶその店舗は
調味料や麺類、ジャムなどの食品、器、衣類、本、木のおもちゃ、弘前の作家作品ナチュラルワインやクラフトビールまで目移りしてしまう商品が所狭しと並んでいる

  • 住所 弘前市代官町20-1

  • 電話番号 0172-35-4520 

  • 営業時間 11:00~18:00

  • 定休日 火曜・水曜定休

  • SNS Instagram:@bambooforest_jp

  • WEB bambooforest.jp


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