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INDEPENDENTS 参加店⑧ Championship Bikes

Championship Bikes オーナー・店主 佐藤 和貴

イラスト by sundayseaside

プロフィール

さとう かずたか・1978年旧岩木町生まれ。
上京時に自転車店ワイズロード勤務を経てメッセンジャーとして働く。その後、弘前市にて自転車Championship Bikesを2016年に開業。

イラスト by sundayseaside

「自転車を組む時も一緒。
お金をかければ良いってものじゃないよね。」


祖父の代から二代続いた理髪店に三姉弟の次男坊として生まれる。
その土地柄かご多分に漏れず、彼もまた幼少期よりアルペンスキー名門チーム"J.BAC"に所属し、その類稀な才能で早々に頭角を現した結果、ローティーンで既にスキーメイカーからスポンサードされていた。

「憧れのピルミン・ツルブリッゲン選手と同メイカーからのスポンサードは、当時のキッズ達にとっては至極の極みだったよね。でも、それってほぼプロの様なものだからさ、レースで結果を残す為に本当にスキー漬けの毎日だったし、雪が消えて春になって以降も、スキートレーニングの一貫で自転車をしこたま駆っていたからさ、学校には年間で3ヶ月ほどしか登校出来なかったんだよね。多感な時期だったし、どちらかと言えば異性の事ばかり意識し始めていた頃でもあったからさ(笑)。もっと普通に遊びたかったなっていう気持ちはあったよね。だけどさ、今思うと全てに本気で取り組んでいたからこそ、スキーのギアだけでなく、その時の愛車だったNISHIKI・650Cウィールのロードバイクが、脳内の何処かに刷り込まれていたんじゃないかなと思うよ。」
が、その後、家族の諸事情で一家は上京。




スキーとは疎遠になってしまう…その心の隙間を埋めたのが、その頃から興味の対象に移行した、海外のファッションや音楽だった…アルバイトで貯めたお金を握りしめては、とびきりとっぽいショップ群に足繁く通った。

「でもさ、当時も今もだけど。ひとつのブランドで統一して隙のないファッションをするのは、全っ然クールじゃないよね(苦笑)。イメージ的には、デザイナーがショーの最後、ランウェイにサクっと現れる際の出で立ち。〝はずし〟や〝着崩し〟を上手く取り入れた、所謂、日本で言うとこの〝粋〟な格好かな。そんな雰囲気を目指していたんだよね。それってさ、実は自転車を組む時も一緒だと思うんだ。とどのつまり、何でもお金をかければ良いってことじゃないって事だよね。」

同時期には、その音楽好きが高じて、自身もギターをプレイする様になり、程なくしてバンドも結成。
アマチュアながらも大御所のオープニングアクトとして出演する等もし、プレイヤー以外でも本気で音楽の道に進むべく、某有名音楽雑誌への入社も画策していた。が…そんな時、いつも頭の何処かに僅かながらに残っていたのが、 故郷の岩木山の姿と自転車への想いだった。

そして、脳内では大好きな英国バンド、Queenの【Bicycle Race】が鳴り響いていた…。
(文・若城徹土 / 写真・三上未夢)


Championship Bikesの応募景品

映画E.T.の上映40周年を記念した
公式限定モデルBMX“Kuwahara E.T.40”(1名様)

スタンプラリー参加方法は↓


Championship Bikes 基本情報

遊歩道沿いの店舗前にずらりと鎮座した自転車達が目印
ヴィンテージ含む、様々な種類の自転車が所狭しと並び
店内のウェア類などにも独自のセンスが光る

  • 住所 弘前市土手町181-9ガレリアKD B棟 D号室

  • 電話番号 0172-88-6460

  • 営業時間 11:30~19:00

  • 定休日 水曜定休

  • WEB championship.thebase.in


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