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立志立命

立志とは、一定目的(=志)を
立て、それをなしとげようと
決心することである。

いったん、立志をすれば、
好む好まざるに関わらず、
志にふさわしい出逢いが
舞い込んでくる。

出逢いとは、人や仕事のことである。人や仕事を鏡として、自分自身を
磨き、知ることが大事なのである。

また人生は、志を成し遂げるため、
時として、試練も与えるのである。

志しを成し遂げるために
ふさわしい人間かどうかを
試すわけである。

そうやって、獅子の子が、
千尋の谷に突き落とされる
ような出来事に遭遇するのである。

深い谷底から、這い上がるのは、
至難の技である。
なぜならば、とうてい自力では
突破できない場所だと
気づくからである。

可能性はゼロゆえに、
絶望してしまうわけである。

だから、もし、谷底から
這い上がり、元の場所に
戻ることができた時には、
新しい自分になっているのである。

なぜならば、帰還のプロセスで、
たくさんの奇跡を体感するから
である。

神仏や天という至高存在を
身近に感じる出来事に
遭遇するからである。

ここに至り、安心立命の境地と
なる。

安心立命とは、天命を知って
心を安らかにし、物事に
動じないことをいう。

自らの志は、天に委ねるという
感覚になるのである。

自らの人生すら、天に委ねると
いう心境である。

自分の人生であるのに、
どこか、他人事のような
とらえ方をしているのである。

自らの志しが実現しようと
しまいと、それは、天のみぞ
知るという感覚である。

立志立命とは、
こういうプロセスを経て、
たどり着く境地である。

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