デリーにある、カオスマーケットとして、そして激安マーケットとして有名なSarojini Nagar マーケットへ。
入った瞬間に目の前から人が次々に…！お店の数もすごいけれど、物を売ってこようとする方々の数もすごい。手の近くまで商品を近づけてくるので、ひたすら何も聞こえないふりをしてお目当てを探す形式。ふと目を離したら掴んでしまいそうな距離…！なぞのiPhone買わせようたって、そんなのいらないわよっ！

綺麗なモールでは云千ルピーするような高級なサリーも、ここでは数百ルピーで買えてしまうし、なんなら日本円で100円で買える洋服なんてものも。
あらゆるところにいろいろなものがぶらさがって売っており、どこを見ても刺激がいっぱい。目も刺激に追いつかない。
サリーを着る予定もまだないのに、店員さんにのせられ大量のサリーを並べてもらい、この日に２着も買ってしまうことに…
（インドは基本試着全然OKなので、今回も「サリー着せてちょ❤」と図々しく頼んでサリーを着せてもらい、友人に反応を聞きながら買いました。店員さんもサリー着せるのプロ‥！）

驚いたのが靴売り場。
インドの靴は可愛いものがたくさんたくさんあります。特にジュッティという刺繍のついた靴は本当にかわいい‥ただ私の靴のサイズだと全然お目当てのサイズがなく、サイズや色を聞いていると突然上の穴から声が‥！ん？と思うと穴のところに人がいる！上から人が話している！！！！！
友人が穴を見て思わず「穴の中にイケメンいる！」と叫ぶ。

しばらく店の様子を見ていると、どうやら靴の在庫がお店にない場合、この穴にいるイケメン店員さんが下に靴を投げる、という方式のよう。このマーケットは常にとてもにぎわっているので、インド人客が靴を探す際には効率的かも（？！）実は薬局なんかでもこの状態、見たことがあったので他でも運用されているかもしれません。
どう探してもすべての靴のサイズが大きすぎて、店員さんにもそのサイズはないわ…と哀れな目で見られる私。今度はキッズサイズを探していこうと思います…

他にもマーケットに行ったことは多々ありますが、思い出深かったのは夫のパソコンを買いに行ったとき。
インドの秋葉原と言われるINAマーケットに行き、インド人先輩に連れていってもらいながら、無数のパソコンパーツを買いに。（夫はすべて自分でパソコン組み立てる人なのでパーツごとに買いに行く）
INAに入ると、とんでもない狭いビルに店員さんが空間を埋めるくらいいる。店員さんもいれば、店に呼び込むためだけに店名を叫んでいる人もいる…狭いって…

お目当ての店に入り、パーツリストを見せると次々と商品を出してくれ、そして商品が店にない場合は、今持ってくるから待っていて、とどこからともなくそのパーツが知らない人から届けられるような形式。
ん？どこでもドアでもあるのか？と思いましたがどうやら在庫のある店が違う？ようで…どこからともなく人がやってきて渡してくれる…どうなってるのか？分からないことだらけのINA…

あっという間にパーツが揃い、先輩が難しい交渉をしてくれて安価で最新型を手に入れることに。「これを最新版に変えて１こ他をつけてもう少し安くして」等と、通常の交渉ではなかなかない条件で交渉しており、？？？しか浮かびませんでしたが、こういうことは仕事ではよくあるようで…というかこれはもはや交渉ではないのでは…？
日本だとパーツを買って自分で組み立てるらしいですが、インドでは店員さんが全部サービスでやってくれました。しかも問題なく使えるということでオット大感動。

そのあと私のiPhoneケースを買いに下に降り、無数に携帯ケースが積んである場所に向かいました。
インド人先輩がサイズやらを店員さんに聞いてくれ、上からポーイ！と投げてもらいお目当てのものをゲット。
ちなみに日本円で150円くらいでしたが、とてもお気に入りで丈夫です。あの市場でヒンディー語で交渉できるくらいになりたい。

私が住んでいるグルガオンはきれいなモールがたくさんあり、住みやすいですが、安価なものがたくさんあるわけではないので、インドなカオスを感じたいときにはデリーのこういうマーケットに出ていき、大量の刺激を連れて帰ります。
100円で買ったクルタ（インドの長いチュニックのようなもの）は先日着ていたらいきなり脇の部分の布が破けたのでまた買わなきゃな…
※洋服の質もありますがインドの洗濯機はすさまじく洗うので服がぼろぼろになりがち。「洗濯機の勢いがすごすぎて洗濯すると毎回洗濯機の位置がずれる」なんていう方も。