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43-4.心理職にトキメキを取り戻したい!

特集:心理職の専門性を高めよう!

三國牧子(九州産業大学准教授)
下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表)

Clinical Psychology Magazine "iNEXT", No.43-3


心理職iCommunity集会(参加無料!)

心理職にトキメキを取り戻したい!
ー法定講習会の限界を超えてー

【日時】2024年3月20日(水曜※祝日)9:00~12:00

第1部      法定講習会の経験から心理職の専門性を考える

【話題提供】法定講習会で「これじゃダメだ!」と感じたこと 
  講師:三國牧子 九州産業大学准教授
【参加報告】法定講習会での経験を語る
  報告者:法定講習会に参加した2名の大学教員
【コメント】心理職の発展に向けて
指定討論:野島一彦 九州大学名誉教授

第2部      心理職にトキメキを取り戻すことができるか?

【話題提供】言いたい放題「公認心理師制度に物申す」
講師:下山晴彦 東京大学名誉教授
【座談会】心理職にワクワク感を取り戻すために必要なこと
第1部発表メンバー+野島+下山
【自由討論交流会】参加者を交えての自由討論

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🔸当日参加(Zoomで参加)
【参加費】心理職及び心理職を目指す学生であれば「無料」で参加できます!
【参加登録】下記から申込。後日、参加登録のU R Lを送付。
https://select-type.com/ev/?ev=zX6tp01RJWE

※【お詫び】一時、上記申込ページで、参加条件としてiCommunityの登録が必要な旨の記載がございましたが、誤りでした。今回は登録なしでもご参加いただけます。

🔸オンデマンド視聴(自由討論交流会以外の動画記録を配信)
【視聴費】心理支援に関心がある人ならば誰でも1000円で視聴できます!
【視聴登録】下記から申込。後日、視聴登録のU R Lを送付。
https://select-type.com/ev/?ev=VVPdvy6ZKwc

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注目本「著者」研修会

複雑性PTSDの理解と臨床を深める
ー精神科医と心理職の連携に向けてー

【日時】2024年3月10日(日曜)9:00~12:00
【講師】原田誠一(原田メンタルクリニック院長/東京認知行動療法研究所所長)
【指定討論】 大谷彰(米国 Waypoint Wellness Center 心理職)
  下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表 )
【申込み】
[臨床心理iNEXT有料会員](1000円):https://select-type.com/ev/?ev=DN8OZTgWAHo
[iNEXT有料会員以外・一般](3000円) :https://select-type.com/ev/?ev=bs2G0sb81mE
[オンデマンド視聴のみ](3000円) :https://select-type.com/ev/?ev=Vz5WvZEvKu0

オンライン体験研修会

セルフ・コンパッションを学び、体験する
−自分とつながり、人とつながる−
【講師】中野美奈(福山大学准教授)
【申込】3月5日まで

◾️[オンデマンド視聴](2,000円)
https://select-type.com/ev/?ev=M-O-iYazUY8


1.心理職の魅力は低下している!

現在、「スクールカウンセラーの雇い止め」の問題も生じています。国家資格である公認心理師であるのにも関わらず、そのような問題が生じてしまうのは何故なのか。改めて「心理職の社会的存在価値とは何か」が問われています。そのような心理職の社会的存在価値と深く関わるのが、「心理職の専門性」です。

心理職の専門性が社会に真に貢献するものであれば、社会に必要不可欠の仕事として認められるでしょう。では、「社会に不可欠となるための心理職の専門性とは何か」「そのような専門性を育成するにはどのようにしたら良いのか」が重要な課題になります。この心理職の専門性と深く関わるのが「公認心理師制度」です。

心理職は、苦労して国家資格となりました。しかし、スクールカウンセラーの雇い止めに象徴的に示されるように雇用は不安定です。法律で医師の指示に従うことが規定されており、公認心理師制度の中で主体性を発揮するのが難しくなっています。苦労して公認心理師養成大学院を出て国試に合格しても、安定した就職口はありません。職能団体も乱立しており、心理的安全感も感じられません。

残念ながら公認心理師制度ができてからも、若い人にとって心理職の魅力は低下しています。このままでは心理職の専門性も主体性も低下し、未来に向けて発展するワクワク感がなくなってしまいます。


2.改めて「心理職の専門性とは何か」を問う

公認心理師は、心理職の資格の一つであり、心理職=公認心理師ではありません。心理職の専門性は、公認心理師とは独立して存在します。しかし、公認心理師は、国家資格であり、心理職養成の内容と方法を規定し、それを強制する権力を有しています。そのため、その影響力は絶大です。だからこそ、心理職は、規定された養成制度に単純に従うだけでなく、専門性の発展の観点から、その目標や指示について評価をし、意見を出していく必要があります。

もし、公認心理師の養成制度のあり方が心理職の専門性の発展に資するものでない場合、特に専門性の低下や混乱を招く危険性がある場合には、その問題点を指摘することが求められます。心理職の専門性発展のためには、制度の問題点を指摘し、改善の努力をしていく必要があります。

そこで、臨床心理iNEXTでは、昨年11月から今年2月に実施された厚生労働省事業『令和5年度公認心理師 実習演習担当教員 及び 実習指導者養成講習会』(以下、「法定講習会」とする)の経験を踏まえて、冒頭に示したように3月20日(水曜_祝日)に心理職の専門性を発展させ、そして「心理職にトキメキを取り戻す」ために、今何ができるのかを議論する心理職iCommunity集会を開催します。

iCommunityは、臨床心理iNEXT会員の皆様の登録制のオンライン・コミュニティですが、今回は重要テーマですので、登録メンバー以外の方も「無料」で参加できるようにしました。
[iCommunityについて]☞ https://cpnext.pro/lp/icommunity/

心理職iCommunity集会には、計5日間にわたる法定講習会に出席した九州産業大学の三國牧子先生をはじめとする複数の大学教員に加えて、公認心理師法成立においてリーダーシップをとった元日本心理臨床学会理事長の野島一彦先生を迎えて徹底議論します。以下に、iCommunity集会に向けて、臨床心理iNEXT代表の下山が三國牧子先生にインタビューをした記録を掲載します。インタビューでは、法定講習会の限界を踏まえて、「心理職の専門性を高め、トキメキを取り戻すために、今何が必要なのか」をお聞きしました。


3.「このままじゃダメだよ!」と凄く感じた。

【下山】法定講習会があり、三國先生も私(下山)も大学教員として計5日間コースに参加しました。私としては、この講習会を通して、「公認心理師制度が心理職に何を求めているのか」が見えてきたと思います。かつての日本の心理職教育は、心理療法各学派や各大学の、それぞれの方針でやってきた面が強かった。公認心理師制度は、それを国レベルで統一し、同一の養成カリキュラムを大学や大学院で実施することを求めています。それは、日本の心理職教育にとっては画期的な変化でした。

今回の法定講習会では、「国として公認心理師教育をどのようにするのか」が具体的に示されました。これは、とても影響力が大きいわけです。そこで、私としては、心理職の専門性の発展のためには、法定講習会の内容を見直し、その問題点があれば、それを指摘し、伝えていくことが必要であると考えました。三國先生には、まず最初に5日間の法定講習会に参加しての感想を聞かせていただければと思っています。

【三國】今、下山先生は、「法定講習会では、『国として公認心理師教育をどのようにするのか』が具体的に示された」と言われました。しかし、私は、「この法定講習会に参加して、逆に公認心理師養成課程の教員として何をしたら良いのかが分からなくなった」というのが正直な感想です。「どのような心理職を目指して養成すれば良いのか」、「公認心理師のトレーニングとして教員側が何を提供したら良いのか」が、逆に分からなくなりましたね。

「医療機関で働く公認心理師や医師の都合の良い心理職を育てることが求められているのかもしれない」と思いました。しかし、医療機関は心理職が働く職場の一部でしかないですからね。今回の法定講習会の内容は、医療以外の、いろいろな職場で働く心理職の現実に即していないものだったと思います。だから、心理職の専門性の発展のためには、講習会の内容を変えていかなければいけないと思いましたね。「このままじゃダメだよ!」と凄く強く感じました。


4.制度と現場との間の深刻なズレをどうするか?

【下山】計5日間の講習があったのですが、私も「これだけの時間を使って、この内容なのか?」という失望はたくさんありました。新たな学びのあったセッションもありましたが、何よりも強く感じたのは、「とても疲れた」ということでした。「なぜ、この講習を受けなければいけないのか?」と思いながら聞いていました。だから疲れたのだと思います。

それは、おそらく講習会の内容が心理職が実際に置かれている現実を踏まえていないと感じられるもので、「公認心理師の到達目標を押し付けられている」と感じての疲れだったと、今は思っています。先生は、「変えなければいけない」と言われました。私は、敢えていうならば、「現実に即してないものを押し付けられて疲れた」というのが感想です。

【三國】受講した教員は、若い人だけでなく、ベテランの人まで経験年数が幅広かったということはあるにしても、どのようなレベルの教員を対象としての講習なのかが明確でない感じが凄くしました。「こんなことまで講習しなければならないか」と思ったりしました。大学院の教員であれば、「そのような初歩的なことでなく、もっと他のことを知りたい」ということがあったと思います。5分野の説明がありましたが、「このくらいは知らないとそもそもやっていけないよね」という内容でしたね。

【下山】確かに資格試験に合格している人なら誰でも知っているという内容も多かったですね。大学の教員ですから「それは知っていないとね」という内容が多かったのは事実です。しかも、既に公表されている資料に書かれている内容を整理して示していることも多かった。さらに残念なのは、それらの内容が実際の現場の状況とズレていたりすることも多かったような気がします。

【三國】シラバス作成についての講義も、「シラバスは大学ごとに違うのに、そこまで介入することなのかどうか」とも思いました。疑問に感じたことは、思い出せばきりがないですね。私も、ずっとパソコンの前に座っているのは疲れました。しかも講習を受けていてもウキウキ感がないので疲れました。本当に修行以外の何ものでもなかった。


5.法定講習会の経験を建設的に活用する

【下山】三國先生も私もいろいろと感じることはありました。とはいえ、この法定講習会の経験を心理職の専門性の発展に向けて建設的に捉えていきたいと思います。公認心理師制度を推進している人たちが、法定講習会を通して「公認心理師養成で目指すこと」を具体的に提示してくれたわけです。私としては、我が国の心理職の専門性の発展を考える上でとても重要な材料を出してくれたと思っています。

我々心理職としては、それを受け取って分析した上で、心理職の発展のために公認心理師制度に望むことをしっかりと伝えていく必要があると思います。公認心理師制度に従うだけでなく、心理職として、公認心理師制度に意見を伝えていくことが課題であると思います。さらにいえば、心理支援のユーザーの皆様にとって、より良いサービスを提供するには、どのような公認心理師養成が必要かという観点も大切であると思います。

【三國】今回の講習会は、先ほど話題にした課題があったのは事実です。それをきちんと理解し、その課題を抽出して伝え返していくことが大切と思います。下山先生としては、今回の講習会を建設的に活用するためにはどうしたら良いと思いますか。

【下山】私としては、心理職養成においてカウンセリングが基礎になると思っています。今回の講習会の後半では、「コミュニケーション」や「共感」がテーマとなっていましたが、その点は賛成です。しかし、そのテーマで複数のセッションがあり、複数の講師の方が話をされていましたが、それらに体系性がありませんでした。コミュニケーションを心理職の専門技能として発展させていくには、どのような段階を踏んで発展させるのかという視点がありませんでした。どこまでが学部の課題で、それを土台にして大学院では何を課題するのかが明確ではなかったですね。


6.専門性の発展には“厳しさ”も必要

【下山】しかも、学部の「心理演習」の授業で、仲間づくりのコミュニケーション練習のような課題が出されていたので、あれでは心理職になることを安易に勧誘していることにもなってしまうと思いました。学部の「心理演習」の課題として、将来大学院に進学して心理職を専門として目指すのかどうかの判断をするための課題も含まれているのですが、今回の講習会からは、そのような意識は感じられませんでした

三國先生は、カウンセリングを英国の大学院で学ばれ博士号も取得されています。専門的にカウンセリングを学び、その後に実践と教育をされてきておられます。その経験を踏まえて今後、公認心理師養成に向けてご意見をいただければと思っています。

【三國】やはり一番大切なのは、きちんと臨床ができる心理職の話を聞くことだと思います。専門の心理職になるためには、臨床の難しさや厳しさをキチンとわかった上で、ある程度の心構えが必要です。また、向き不向きといった適性の問題もあります。それと関連して学部段階でも、大学院段階でも心理職になることの進路決定をしっかりしなければいけないことがあります。

そのために、適性について学生も教員も判断できるような授業構成にしなければいけないですね。臨床は、タフな仕事で責任もあります。時には人の命も預かるわけです。そのような心理職の専門性を育成するためのメリハリのある授業内容が必要ですね。それをどのように教員や実習指導者の講習に組み込むかは、今後の課題ですね。

【下山】確かに臨床の厳しさを前提とした専門性教育が必要ですね。それを学部のカリキュラムにどのように組み込んでいくかですね。少なくとも学部の学生が全員、大学院に進学して心理職になることはできないですからね。それが医師や看護師、さらには薬剤師などの医療系の専門職と心理職の違いでもあります。


7.専門性の基礎をどのように教えるのか?

【三國】そのような専門性教育ということを踏まえてカウンセリングの基礎をどのように教えるのか、さらには教える人をどのように育成するのかは、なかなか難しい課題ですね。それは、ハウツー(how to)ものではないですからね。

【下山】現場で仕事をしている心理職である実習指導者と大学教員が連携して心理職を育てることは重要なことだと思います。心理職は、現場で働くことが目標ですからね。そうなると、大学や大学院で、研修の現場に出る前の基礎教育をどのようにするかをしっかりと考えておかなければいけないですね。心理職のベースとなる基礎の部分をどのように養成するのかという課題です。

【三國】臨床現場はトレーニングする場ではないですからね。働く場であるわけですね。学生のトレーニングの場ではないということも忘れてはいけないですね。

【下山】しかも、日本の心理支援の現場は、職場環境として安定していない所が多いですね。大きな病院や行政機関での心理サービスの職場は、数少ない安定している所です。しかし、多くの心理職の職場は、1年更新の非常勤職であり、突然の雇い止めもあり得る状況です。特にスクールカウンセラーは、非常勤を掛け持ちしてやっている所ばかりです。そのような職場の心理職は、実践指導者として学生の指導ができる余裕はないでしょう。

【三國】ないですね。しかも一人職場が多いので、新たに職場に入った時に誰も教えてくれないことも少なくない。そうなると、我流になってしまいますね。


8.心理職の魅力が失われ、人気が下がっている!

【下山】そうなんですよ。大学院のカリキュラムでは、授業だけでなく、学内外の実習があり、修士論文研究があり、さらには公認心理師試験の勉強や就職活動もしなければいない状況です。したがって、心理職としての基本技能の教育がしっかりできないのが現実です。その結果、就職できたとしても、心理職の基礎ができていない状態で現場に出る。

そして、現場も忙しくて丁寧な新人教育はできない。むしろ、現場で必要な作業を見よう見まねで学ぶということになる。そうなった場合、心理職の専門性をどのように養成するのか、心理職としてのキャリアをどのように形成していくのかが見えない。ただ現場の活動に取り込まれ、組み込まれていくということになってしまう。そのようなことが起きてないでしょうか?

【三國】それが、今の心理職教育の現実ですね。キャリア形成ということで考えると、心理職の魅力が段々と失われていく。そのような恐れがありますね。

【下山】実際、既に心理職への人気が下がっていますね。公認心理師養成カリキュラムを持つ心理学系大学への希望者は減っていると思います。さらに、しっかりとしたモチベーションを持った学部生が大学院に進学しなくなっている印象もあります。

【三國】良い成績の学部学生は、大学院に進学せずに就職する傾向が強くなっていますね。

【下山】私の周囲でも、その傾向は感じられますよ。


9.心理職のトキメキ感の回復に向けて、今何が必要か?

【三國】そのような優秀な学生に大学院に進んで心理職になってもらうにはどうしたら良いかですね。心理職になることの魅力を作っていかなければいけないですね。しかし、今の公認心理師の現状では、それは難しいですね。よほど頑張って状況を変えないといけないですね。

【下山】本当にそうですね。法定講習会も、運営サイドが一方的に掲げる到達目標を達成するために、現状とズレた内容を押し付けるのではなく、心理職が魅力的な専門職になるためにどうしたら良いかを一緒に考え、創っていく講習会になれば良いのにと思いますね。疲弊している現場の実態を認めた上で、「では、どのようにしていけば心理職が魅力的な専門職になれるのか」を語り合う講習会があればいいと思います。心理職が夢のある仕事に感じられるような講習会というのは、実際には“夢のまた夢”ということなのでしょうかね。

【三國】今の話を聞いていて、「私は何を求めて今回の法定講習会を受けたのかな?」と考えました。そして、「どのような話を聞けたら私は満足してたのかな?」とも考えました。何も求めてなかったんです。受けなければいけないから受けたのです。そして、受講した後には、「どのようなことを聞けたら、私は良かったと思えたのか?」と改めて考えていましたね。

【下山】そうですね。逆を言うと、我々は、今回の法定講習会を経験することで宿題を与えられたということでしょうか。今回の法定講習会をしていただいたおかげで、「心理職にとって一体何が本当に大事なことなのか?」、「そのような大事なことを教える講習会はどのようなものか?」、「心理職がトキメキを感じられるような魅力的な職業になるためにはどうなれば良いのか?」ということを改めて考えるチャンスが与えられたといえます。


10. 心理職を皆に誇れる専門職にしたい!

【下山】それは、一方的に上から与えられる講習会ではなく、我々が現場から創っていく講習会になると思います。「心理職が、皆が誇れる専門職になっていくにはどうしたら良いのか?」、そして「そのためには、公認心理師のカリキュラムをどのようにしていったら良いのか」ということを皆で考える講習会があったら良いですね。

【三國】そうですね。そこでは、「心理職の専門教育のために、今何が大切か?」をしっかりと議論することが必要ですね。

【下山】宿題や課題がたくさん出てきますね。今回の法定講習会への批判をするというのではなく、せっかくこのような苦しい5日間を経験させてもらったので、我々は「そこから何を学び、どのように立ち上がっていくのか」を考えなければいけませんね。「次に向けて、心理職の皆さんと何を共有していかなければいけないか」が、とりあえずの課題でしょうか。3月20日(水:休日_春分の日)の臨床心理iNEXTの交流講習会では、そのような議論を皆さんとしていきたいですね。

【三國】「プラスのエネルギーに変えられるか」ですよね。

【下山】そうですよね。それは、心理職の死活問題とも関わる重要な課題ですね。

【三國】宿題だと思います。すごくなんか大きな宿題。ある意味、面倒くさい宿題だけど、今やらなければいけないですね。その意味で、3月20日の交流講習会を楽しみにしています。

■記事校正 by 田嶋志保(臨床心理iNEXT 研究員)
■デザイン by 原田優(公認心理師&臨床心理士)

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臨床心理マガジン iNEXT 第43号
Clinical Psychology Magazine "iNEXT", No.43-4

◇編集長・発行人:下山晴彦

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