イマジナリーフレンドが見えていた話
イマジナリーフレンドについてご存じですか?
イマジナリーフレンドは一人っ子の女の子に見えることが多いそうなのですが私は3、4歳の未就学児の頃に見えていました。
イマジナリーフレンドが見えやすくなる条件は以下の通りみたいです。
私に見えていたイマジナリーフレンドは2ついて、いつも見えるわけではありませんでした。場所は決まって自宅の押入れの右側の扉付近の壁で、そこに行くと“カバコさん”と“カメコさん”というキャラクターが見えるんです(笑)
この2人は壁の向こうからは出てこられない20代くらいの主婦という設定で、私は「最近、ご主人とどう?」「今お使いの帰り?」「今日の夕飯は?」などと、3人で井戸端会議をしていました。
もちろん部屋には自分1人ですし、自分自身は幼稚園生だと理解していました。怖いし不思議ですよね。
母が料理をしている間、私は大人しく壁に向かって「ふーん、そうなんだ〜」などと喋って笑っていたそうで「何をしているの?」と母が聞いたら「カバコさんとカメコさんと喋ってた!」と答えたらしいです。
子どもが誰もいない場所で話している様子は親からしたら異様だったことでしょう。
その記憶は6歳で引っ越しをするまであったので、絵が残っています。新しい家の押入れには出て来ませんでした。
カバコさんとカメコさんは、かばと亀がモチーフで、本人達は自分のことを人間だと思っています。完全な動物というより、人間に見えなくもなかったらしい。手提げにはいつも大根が飛び出していて、買い出しの帰りだったみたいです。
私の母も団地の前でママ友と喋っていたので、それを見て真似ていたのかもしれません。
そしてカバコさんにはモデルがいます。絶対に教育番組「ざわざわ森のガンコちゃん」に登場するピポ先生だと思います。幼稚園生の頃、とても好きだった番組です。
おそらく、ガンコちゃんを観ているうちに頭の中で作り出してしまったのでしょう。
ということで、幼少期の不思議なお話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?