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楽な時に頑張るのが一番楽

題名の通りだが、 自分が楽な時に頑張るのが一番楽ができると思う めちゃくちゃ苦しい時に頑張る めちゃくちゃ楽な時に頑張る 同じ事を頑張る場合でもどちらが大変かという事だ 苦しい時にも楽な時にも頑張らない、という生き方も人によってはあるだろう しかし、強制的に頑張らざるを得ない時もあるのだ どこか目的地に行くしかない時に、日にちを選べるとする 晴れた日に行くのか、雨の日に行くのか 日時が決められていたらどうしようもないが、その日が晴れていたらいいのだが雨だったらどうしよう

    • 暇つぶしは無料ではない

      もしも、自分という存在を無料で他人にあけわたすのが嫌だと感じる場合は、この文章を読むのはやめた方がいいかもしれない、なぜなら読んだ時点であなたの中にコストが発生しているからだ つまり、 あなたの時間と注意力という脳の資源を私の文章に譲渡しているからだ 自分の好きなように時間を使い、何を感じとるかを決めているんだからそれは違うと感じるだろうか しかし、対象を認識する事は注意を奪われる事に他ならない 違いは、それがつまらないもので大して奪われないかおもしろいもので奪われるか

      • 環境適応から見る「生きる意味」

        「生きる意味」を環境的側面から見てみた これは、「生きる意味は何か」とか「意味あるのか」といった気持ちの面や心理的側面から見たものではないので、そういった事の悩みや理解には助けにならないと思う。 環境適応から「生きる意味」を考えるにあたっては、フリストンの自由エネルギー原理から着想を得た 一言で言えば、 「生きる意味」とは「明日も生きている」ためにある もっと具体的に言えば 将来における生存確率を上昇させるために、今この瞬間において事象の推定精度を上昇させる活動と言える

        • グルテンのアレルギー

          ずいぶん前から勘違いしていた事がある グルテンでアレルギー症状を起こす事についてだ なんとなく、グルテンが抗原抗体反応を起こしてアレルギー症状が出ると思っていたのだがどうもちょっと違うみたいだ どうも、グルテンは腸の細胞のたんぱく質と結合して、その立体構造を変化させる事で抗原抗体反応を起こすようだ なるほど、確かに細胞表面のレセプターと結合して立体構造が変わればそれが抗原となって腸の細胞自体が免疫系から攻撃されるわけだなと納得した これは、金属アレルギーと似たようなものだ

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          アンガーマネジメント

          社会生活や仕事の上で、怒りをコントロールするというのは非常に重要だという事をほとんどの人が分かっていると思う アンガーマネジメント関係で、心理学書やビジネス書、自己啓発本などさまざまに出版されているが、わらをも使う思いでそれらを手に取った人は多いと思う。私も何冊か読んだ事があるし、セミナーに参加してみた事もある。 書籍の内容も言っている事も大体は神経生理学的電気生理学的やらには正しそうな事なのだが問題はそれが、机上の空論であるという点だ 誰か偉い人が、「ホームランの打ち

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          嫌な出来事が頭から離れない時の対処法はあるのか

          誰でも、何か嫌な出来事があった時に頭から離れないという経験は嫌というほどしていると思う ・誰かに怒られた ・理不尽な目にあった ・失敗した事が忘れられない ・気に食わない相手がいる などだ さらには ・手が汚れているのではないかと何度も洗ってしまう ・ドアのカギを閉めたか過剰に確認してしまう ・心配事が頭から離れない なども程度や一般性を別とすれば似たようなものだ 何かが頭から離れない時に何が行われているかというと一言で言えば 学習だ そんなバカなと思うかもしれないが、

          嫌な出来事が頭から離れない時の対処法はあるのか

          酒で酔った人はその人の真実の姿か?

          酔った人は嘘をつかないとか、アルコールはその人の真の姿を暴き出すと言ったりするが、本当だろうか? アルコールというものをよくよく考えてみるとそれは 脳機能の抑制と嗜癖の形成に他ならないように思える。 つまり、脳が衰えて、依存を形成しているわけだ いやいや、酒に酔った時に活発になるじゃないかと思うかもしれないが あれは、抑制機能が低下して抑えが効かなくなっているので活発になっているに過ぎない。 じゃあ、気持ちいいのはどうなの?という事を考えると アルコールで何が起きている

          酒で酔った人はその人の真実の姿か?

          学術論文の正しさ

          研究者になるとある意味、論文の数とインパクトファクターの数字が全てのような風潮がある。全ては言い過ぎだけど インパクトファクター偏重から離れようという話も聞くには聞くがやはりとにもかくにもインパクトファクターだ。 ゲームで言えば攻撃力みたいなものだが、確かに分かりやすい 日本の研究予算の科研費を取るにも、アメリカのグラントを取るにもとても大切だ。 2007年頃だったと思うがnatureで癌関係の論文は再現性が30%くらいだし、心理学系統では20%くらいというような記事を見

          学術論文の正しさ

          間違った他人を許せない

          間違った事をしている人を許せない 道徳に反する行為をしている人を許せない 他人に迷惑をかけている人を許せない 部下が怠けているのを許せない など いわゆる、 〇〇した人はとんでもない人間だ、許せない という状況だ。 こういう状態を「正義中毒」と示す情報もある。 「〇〇中毒」という言葉もネガティブなイメージを与える言葉に感じるが 分かりやすいと言えば分かりやすい気もする。 しかし、ここにあるのは ・自分の中にある考えと、実際に確認した出来事の間に生まれた誤差 ・その誤差を

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          注意力とは何か

          一般的に言われる能動的注意と受動的注意 それぞれ、自分が注意を向ける事と、何かに注意を取られる事を意味しているが、そんなものは本当にあるのだろうか? 確認する手っ取り早い方法がある。 両眼視野闘争を使う方法だ。 いわゆる、指の間にソーセージを浮かばせる方法だ。 右手の人差し指の先端とと、左手の人差し指の先端をを1cmほど離して 焦点を後ろの背景に合わせると指の間にソーセージが浮くというあれだ。 実はこれで、 ①注意力は自動的に切り替わる ②注意力はシングルタスクしかでき

          注意力とは何か

          読書とネットどちらが良い?

          本や読んだ方がいい いやいや、ネットの方が情報が多くて優れている どちらが正しいのだろうか? これは、比べるものが全く違っているのだ 「情報収集をしているのだから比べられるでしょ?」 と思うだろうか? では、食事で例えてみよう お腹がすいた時に 日本料理を食べる? いやいや、フランス料理を食べよう となったとする。 確かにお腹は満たされるが同じものだろうか? 日本料理屋Aと日本料理屋Bを比べる場合には、比べ安いかもしれないが フランス料理と比べる場合には一体何を基準に比

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          頭で腕よ動けと考えてもなぜ動かないのか

          思考で「腕よ動け」と念じても動かない しかし、思考せずとも腕を動かせるのはなぜか これは、 頭で考えても行動できない、感情で行動が決定される というのと同じ理由である。 それぞれに脳の機能部位が違うのだ 論理的な思考は、大脳皮質の背外側前頭前野 感情は、大脳皮質の腹内側前頭前野 で処理される。 そして、行動を決定する部位の前帯状回 ここでは、行動を行うかどうかの決定、行動選択の決定が行われる この前帯状回と結びついているのが、腹内側前頭前野の感情なのだ。 頭でいくら計

          頭で腕よ動けと考えてもなぜ動かないのか

          理想と現実のギャップ

          脳は、予想をたて、現実と比べる。そしてそこにギャップが生まれる 言葉で書くとやや怪しいが、これは物理現象である。 川に例えるとわかりやすい 場所Aから湧き水が出て、川の形が出来上がる。 場所Aに水があればその川の形になるというわけだ。 そこで、場所Aに雨が降ったとする、川の形は同じになるだろうか? おかしい、川の形が変わってしまった。 これが、ギャップである。 予測(湧き水が湧いた時)と同じ川の形にならないといけないのに、現実(雨が降った時)とは別の形になってしまった。

          理想と現実のギャップ

          気づき(意識)の生まれる瞬間とは

          意識の発生条件(ニューロンの繋がり)気づいている(意識がある)時 ①ニューロン接続の形式が複雑化している ②ニューロン接続の経路が複雑化している の2つが必要となる。 それぞれの違いを、噂話の広がりで例えると ①接続の形式が複雑化している Aに話をすると BとCに、次にDとEとFとGに伝わる。 ※ A→BC→DEFG ②経路が複雑化している Aに話をすると BとCに伝わる事もあれば、 DとEに伝わる事や、 FとGに伝わる事もある。 ※A→BとC 又は A→DとE 又は A

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