昔の映画『哀しみのベラドンナ』

仕事の関係で、虫プロダクションの成人アニメ映画『哀しみのベラドンナ』を観た。

絵や動きは官能的で美しいが、ストーリーは酷い。なぜこんな救われない話を題材に選んだのかと思うほど、持って行き場のないやるせなさが募っていく。が、こんなストーリーでなければ、こんな芸術的な表現には行き着かなかったかもなぁ〜…とも思えて、あの救われないストーリーあってこその映画なんだろうと思うしかない。

さて、この映画のレイプシーンにも、違和感ありあり。村の娘が土地の支配者(肉体を持つ人)にレイプされるシーンは、暴力的で、血が流れて、激しい痛みを表現しているのはいいとしても、悪魔にレイプされるシーンも、全く同じ。

霊的な交わりに痛みは一切ないので、この映画もわからない人が想像でつくったことがわかる。

霊的世界を扱うなら、時代考証のように、当たり前に霊的考証をしてほしい。きっと「これは違う」と多くの女性が指摘するだろう。

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