第2次岸田第2次改造内閣における女性閣僚の役割について、雑感
あるところに、『女性ならでは』をフックにして盛り上がる界隈がありました。
また言葉遊びしてる。
わざわざこんな杓子定規な台詞、これは『取り立てて期待することがない』という意味だと思います。
『女性』を対等に見てないんじゃなく、とりあえず女だからというだけで頭数に入れざるを得なかった『誰か』を対等に見てないだけでしょう。
悔しかったら成果を見せれば良いだけの話を、差別だ!と相手を責めるフックに変えるその心持ち。
それがますます『女性』を残念な生きものにしてしまうことに気づかないとは情けない。
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岸田さんの記者会見を読みました。
閣僚について述べられていた部分を一部抜粋します。
一人ずつ紹介していますね。
具体的に褒めてる人もそうでない人もいますが、女性の中では上川さんの能力は高く買われてるようです。また、高市さんは同じく留任の斎藤さんと同様、シンプルな紹介。
残り3名の女性は世襲議員だそうですが、「是非あなたにやって欲しい!」といったニュアンスは感じられず、お手並み拝見といった風情。
ただ、この方たちは「女性ならではの感性なんて差別」なんてくだらないことは言わないでしょう。
流石にそんな無能を入閣させるとは思えない。
これから更に女性活躍を推進していくためのサンプルです。輝く彼女たちの姿に感化されて、男性と同様に活躍することを目指す女性を増やさなくてはならないのですから。
フェミニズムが目指すところと同じでしょう。どうして始まってもいないうちからケチをつけるのか。
実績もない、能力は未知数、ただ女性というだけで国行く末を左右するポストに抜擢される、そんな世の中が来るのでしょうか。
それは誉れですか?恥ずかしくはないですか?
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