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BRM1007熊本1000km東九州レポート③



コースと宿泊予定地

スタート:10/7 9:00
ゴール制限時間:10/10 12:00


3日目

桜島(737km)〜日置〜阿久根(816km)

14時15分ごろに鹿児島市へ到着。桜島フェリーを降りる際に、またやってしまった。最後に下船することになったので急ごうと思って、自転車に乗って船内からスロープ板に移動。最初のスロープ板の隙間は気づいて直前で降りて手押しを通過し、すぐにまた乗車して進んだところ最後にもう1箇所隙間があり気付くのが遅れジャンプで回避したが後輪をモロにぶつけてしまった。リム打ちパンクしたかなと思って、停止して確認したがはっきりせず。TPUチューブはパンクに強いから大丈夫だったのかなと思い再出発。

鹿児島市街を武岡という地域から日置へ抜けていくのだがここの激坂がヤバかった。道幅も狭くなっており追い越しの車も時々来ることから、無念ながら降りて手押しで登った。その後もなかなかのアップダウンをこなし、ローソン日置伊集院インター店で休憩。ここは、3月のAR鹿児島の600km地点で前泊の際に利用したコンビニで覚えていた。日差しこそないものの蒸し暑い鹿児島でアイスなどで休憩した。

ローソン日置伊集院インター店 760km地点 鹿児島は暑い

伊集院からも登りをこなした後は下り基調になりいちき串木野市へ入る。自分の中ではいちき串木野と言えばの神村学園を通過、さらに原発で有名な川内市も通過し阿久根市へ。日没間際で薄暗くなってきた頃に、後輪がやけにバウンドするような感覚を感じて降車して歩道へ上がり後輪を確認すると、空気が抜けていた。やっぱりフェリー降りる時の後輪ぶつけたのはリム打ちパンクやっちゃったか〜。とりあえず、空気抜けるまでは50km走れたのでスローパンクと判断し、空気入れて次のPCまで持たせる作戦で行こうと判断。今回初導入のミニフロアポンプで空気を入れる。しっかり空気も入りすぐに抜ける感じはなさそうで再出発。

空気抜けることなく1時間程度走ってPC2ローソン阿久根西目店に到着。816km地点で19:07到着、ボーナスタイム考慮なしで3時間半の借金(ボありで4時間の貯金)。空気は抜けていなかったが、灯りとスペースもあり、1人ランドヌールも休憩中であったので安心感もありここでチューブを交換した。弁当もボリュームのあるものをしっかり食べて再出発した。

阿久根(816km)〜長島(859km)〜出水(881km)

阿久根のPCを通過したら、いよいよ最後の難関と言って良い長島攻略に挑戦。ここはPEKOさんの本「腐ったオタクの自転車ライフ」でも、もう二度と来たくないと言及されていたアップダウンばかりの地域。国道3号線から脇道へ入っていくといきなり真っ暗な道を進んでいく、どこから島に入ったのかよく分からず進んでいく、途中からは延々アップダウンを繰り返していくが、フォトチェックの道の駅ながしまが遠い。

黒の瀬戸大橋:これが九州本土と長島を結ぶ橋のようだ

まだかまだかと唱えながらこなして行ってようやくフォトチェックの道の駅ながしまへ到着。847km地点で21:47着、ボーナスタイム考慮なしで4時間の借金(ボありで3時間半の貯金)は横ばいで経過。このアップダウンでは仕方なし。

道の駅ながしま 847km地点 21:47着

さらに島をぐるっと時計回りして戻って来るのだが、アップダウンが終わることはなく延々と続くこと約1時間、通過チェックのファミリーマートながしま鷹巣店に到着。タイムは大きな変動なし。

通過チェック ファミリーマートながしま鷹巣店 22:41着

ここを通過しても、まだアップダウン地獄は終わることなくようやく長島の橋を通過。この後は、出水市を国道3号に合流するまで走るのだが真っ暗闇の景色が変わらない緩いアップダウンを繰り返す拷問区間。PBPのドルーまでの区間を思い出した。やっと国道3号線に出て街灯を見てやっと一安心。ローソン出水野田店で休憩を入れる。

出水(881km)〜水俣〜津奈木〜芦北(925km)

宿を取っている芦北まであと45km。ローソンでホットのブラックコーヒーを飲んで眠気を覚まし最後のプッシュをしていく。以前であれば夜間の疲労困憊時はノロノロと行っていたと思うが、ここをプッシュしてスピードを出して進めることが出来たのは成長かな。水俣から津奈木まで来てここから最後の登り、津奈木太郎峠を淡々と登っていく。薩摩街道時代からの八代〜水俣間の難所として知られる三太郎峠(赤松太郎峠、佐敷太郎峠、津奈木太郎峠)の一つだが、今はトンネルもできて、距離はあるが傾斜はそこまではなくクリア出来た。AZホテル熊本芦北店に午前3時頃に到着。

なぜか画像がセンシティブな内容になってる 笑。

自転車の汚れをタオルで落とせば直接部屋に持ち込みOKの神ホテル。拭くためのタオルも貸してくれます。ウェアの選択しながらシャワーを浴びて、洗濯が終わって乾燥機に入れる頃にはすでに4時近くに。6時からの朝食を食べようと計画しているので5時半まで寝て、起きてから乾燥機にウェアを取りにいくことにした。


どうしてこれがセンシティブ!

4日目

芦北(925km)〜熊本(1007km)

5時半に起きて着替えて15分前から食堂入り口で待機。予想通り早めにオープンしてくれて朝食開始。朝カレーがあればたらふく食べたかったけど、なかったので納豆ご飯とおかずを少々頂いて10分で退散しチェックアウト。6時には出発。


どうしてこれがセンシティブ!!

最終日はゴールのリミットは12時。残り約80kmを6時間でOK。もしもの時もツールド九州の通行止め30分は考慮してくれる可能性もあり安心して出発。三太郎峠の2番目、佐敷太郎峠は通らずに海岸線沿いを迂回するルート。

海岸線のアップダウンを登っていると前方に本日の第一ランドヌールを発見。後ろ姿から君だな〜と近づいていくと初日にご一緒したランドヌールでした。今回は縁があるなあ。タイムを狙っているわけではないとのことでゴールまでゆっくりとご一緒することに。

赤松太郎峠を過ぎて八代あたりから交通量がかなり増えてきた。国道3号線とは言え熊本以南は、片道1車線で側道も狭い。そして今日は平日のためトラックなど仕事の車が多い。宇城あたりからは歩道をゆっくり走らざるを得ない交通量となった。この日は今回のブルベで唯一の陽が射した日で暑かった。昨日プッシュし過ぎたせいか、脱水・熱中症気味で途中コンビニでアイスでクールダウンもしながらゆっくりと進んだ。スピード出そうにも交通量が多く難しい状況で、最終日に余裕を持ってて良かったとつくづく思う。

途中から往路でも通った道に出て、ゴールのファミリーマート熊本龍田弓削店へ到着。ファミリーマート前で前にゴールした方と談笑しながらブルベカードに時間などを記入してすぐ近くのゴール受付へ。


どうしてこの写真がセンシティブ!!!

74時間23分で無事に受付終了し、メダルも購入。このデザインの1000kmメダルをゲットできる最後のチャンスだったので喜びもひとしおでした。

念願の1000kmメダル

受付にはすでにゴールした方・DNFして戻って来た方も複数残っており、感想戦が行われ楽しいひと時でした。打ち上げで焼肉に行くようで参加したかったのですが、車での撤退戦が待ってますので一足先に失礼しました。

車に自転車積み込み、途中でマックのドライブスルーで食料買い込み高速道路へ。入ってすぐのサービスエリアでマックを食べて仮眠。1時間後に目が覚め後はトイレ休憩挟みながら3時間ほどで自宅へ到着。帰宅後シャンパンで自分を労いました。

振り返り:今回で経験したこと

パンクして初めて道中でチューブ交換をした

本格参戦前のブルベで、パンクした時はチューブ交換の経験が少なく、やり方をあまり覚えていなくてチューブ残機を全てダメにしてしまい、初めてのDNFした経験あり。今回はスムーズに出来ました。MageneのTPUチューブを交換で使用(交換前はrevoloop)したが問題なくゴールまで辿り着けました。TPUチューブは、小さいので持ち運びにメリットがありますね。

フェリーのスロープ板は押して渡りましょう

急いで渡らなくてはと思い込んで、隙間に気づかず直前でジャンプして渡ろうとしてしまいリム打ちパンクしてしまった。焦らず押して渡りましょう。

桜島フェリーのうどんを初めて食べた

15分で対岸に着いてしまうから余裕ないけど、3回目でやっと食べることが出来た。

ブルベ途中の宿泊でAZホテルは初利用

ほんとに便利だし、自転車を室内に入れさせてくれると分かってる安心感がgoodでした。

おしまい

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