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BRM1007熊本1000km東九州レポート①

2023年10月7〜10日にかけて行われた、BRM1007熊本1000km東九州を走ってきたので振り返ってみたいと思います。通常のブルベは、15km/hが制限時間となるが、1000kmでは7時間半のボーナスタイムが加算され75時間の制限時間となる。
スタート:10/7 9:00
ゴール制限:10/10 12:00


出走の目的

1:1000kmメダルをゲット

今回の最大も目的は、時間内完走を果たして1000kmのメダルをゲットすることに尽きます。ParisBrestParis(PBP)の次年度より新しいメダルデザインになるため、現行のメダルデザインの1000kmメダルを手に入れるには最後のチャンスなのです。PBPを完走して1ヶ月半と脚力も維持出来て、暑さも和らぐいい時期の開催というのもメリットです。

2:Randonneur5000受賞へ向けての準備

Randonneur5000とは、認定走行距離が4年間で5000km以上に達したランドヌールを讃える賞です。必須イベントとして、BRM全シリーズ(200km, 300km, 400km, 600km, 1000km)、Paris Brest Paris 1200kmを1回、Fleche Velocioを1回が求められます。Flecheは来年出場を検討しているので、それ以外を満たすために未出走の1000kmの認定をゲットしたいと言うことです。

作戦

PBPや飛梅1200kmと違い、オフィシャルの仮眠所やホテルはないので自分の脚力と相談してホテルないしネットカフェを自分で確保しなければならない。天気のこともあり1週間前にホテルを確定させたので、狙った場所は満室で予約できなかったこともあるが、以下の場所にホテルを予約した。


1泊目:270km地点の杵築市。まだ脚もフレッシュでもう少し距離稼ぎたかったが、320km地点のAZは満室で予約できず。普段のBRMよりも遅い9時スタートということもあり、この地点で良しとしよう。15km/hペースで計算すると翌10/8 AM3時までは滞在できる。7時間半のボーナスタイムを少し利用するとしても5時ごろまでに出発できれば問題ないかな。

2泊目:560km地点の宮崎市。もう少し先まで行きたいところだが、宮崎市を越えるとホテルがめっきり減ってくること、チェックイン時間が遅くまで対応しているホテルが限られてくるので、宮崎市で確保。天気予報でも1日中雨予報のため、想定ほどスピードも出ず疲労も予想され、雨をやり過ごす意味でも宮崎市で良しとした。

3泊目:925km地点の芦北町。2泊目から距離が365kmもあるが、ブルベライダー御用達のAZホテルを確保できた。ここならチェックインが遅くてもOK、自転車の室内置きOKの安心ホテル。最終日のゴールに間に合うために深夜遅くなってもいいのでここに辿り着くのが大事。余裕を持って最終日を走りたい。

装備

PBP出走と大きな変化はない。

バイク:Cervelo Caledonia-5 sram rival etap axs フロント46/33 リア36-10

今回は雨は絶対降りそうなのでフェンダーを前後ともに装着。リアフェンダーをサドルバッグ干渉リスクが少なそうなROCKBROSの小さいフェンダーに変更。フロントとリア別々に購入できるのも良かった。リアのみ購入し装着。フロンドは、以前から持っているSKSのフェンダー。

サドルバッグは、Apidura Racing 7L。中身は輪行袋・雨具上下・シューズカバー・フロアポンプ・ホテルでの外出用の短パン・シャツ。

Apidura racingトップチューブバッグ

Raphaフロントバッグ

ステムポーチ:PBPでは左右に2個装着したが今回は1個、ダンシング時の膝への干渉を考え、ハンドルバーよりも前側に装着した。フロントバッグの上に乗っかる感じ。

70mmライザー付けてのDHバー(profile design)に、eTrex30x, Garmin edge 530、ライトCateye volt800 neo, Olight 1500RN

リアのライトは、Cateyeの電池式とOlightの充電式の2つ

モバイルバッテリー:anker733 Power Bank コンセント付きの充電器&モバイルバッテリー。宿に泊まることが確定している場合にはこれ1個で十分。USB-Cのケーブル2本と変換コネクタ(micro USB/Lightning/ガーミンウォッチ)を準備。

日焼け止めはアグレッシブデザインと唇日焼け防止にアグレッシブデザインのリップクリームも持参

股には、自分の秘密兵器と思っているオプサイトを貼る。4日分の付け替え用も準備。


こんな装備で臨みました

1日目

熊本〜みやま市(45km)〜城島(67km)

スタート地点は、武蔵塚公園。宮本武蔵のお墓がある公園のようだ。
45km地点あたりでツールド九州の交通規制箇所を通ることになっており、足止め時間が長い際には救済処置もあり得るとのことだったので、ブリーフィング後9:00にスタート。天気は曇りで助かる。市街地を抜けると、和水、南関と交通量が少なくなり走りやすいルートを走る。途中で、後ろの方からリアフェンダーとタイヤが接触していると教えていただく。どうやら、シートポストが緩んでずり下がりサドルバッグがリアフェンダーを押し下げているよう。きちんとトルクレンチで締めてきたんだけどな。シートポストを上げて固定し直したが、この後も少しずつ下がっては上げて締め直しを数回繰り返してようやく下がらなくなった。

みやま市に出たところでツールド九州の通行止めに当たってしまった。せっかくの機会だからと同じスタート時刻の数名で地元民と観戦した。平坦で逃げ2名と集団2−3つに分かれていて淡々とした流れでしたが、チームカーの隊列など壮観な眺めだった。30分の足止めは、もしもの時に考慮していただけるはずという安心感を持ち再スタート。


ツールド九州の1コマ 自転車をルーフに積んだチームカーの車列もド迫力だった。

交通規制解除後は、大川、久留米の市街地を通って城島に入り城島のファミリーマートでPC1。67km地点で12時31分到着、交通規制を考慮せずに30分程度の貯金しか出来なかった。この区間は向かい風が強烈だった。

城島〜久留米〜耶馬溪

城島を過ぎて、田主丸・吉井・うきは辺りの山の裾野を横断。フォトチェックの草野歴史資料館で写真を撮る(13:54)。職員さんがパンフレット渡そうとしてくれたり、説明などしてくれようとしてくれたが、丁重にお断りして先へ進む。


フォトチェック:草野歴史資料館 元は銀行だった建物だそう。

日田へ入りコンビニで休憩を入れて、今回の最高標高の大石峠(350m程度)へ登坂開始。ここでランドヌール1名と出会いお喋りしながら淡々を登りをこなす。まだブルベ歴1年半?だそうでビックリ。今日はこの後最後までご一緒した。まあ私も本格参戦してからは、まだ2年も経ってはいなかったことに気付いた。斜度も緩やかで順調にこなし下って耶馬溪へ。山国川に沿って中津へ緩やかな下りで順調に進む。途中、豪雨の影響で堤防、道路が壊れていて信号交互通行の部位が数カ所あった。

耶馬溪(PM17:20):紅葉には早かったが絶景だった

中津〜国東半島(国見)〜杵築

中津市街地は多少信号あったが、中津〜豊後高田と平坦基調を進み国東半島へ。多少のアップダウンあるが、トンネルが多く(15〜1まで番号が振られていた)助かった。国東半島から追い風基調と2人で協力して走っていることもあり順調に距離を稼いでいった。


道の駅くにみ:約225km地点 20:33着で3時間半の貯金
通過チェック:ローソン安岐塩屋店 約260km地点 22:10着で4時間20分の貯金
今回お世話になった野菜・果物系ジュースとSAVASプロテインジュース

いいペースで行っていたため、もう少し距離稼ぎたかったが1日目の宿が近くなり、ここで130km近くご一緒したランドヌールとは明日以降の健闘をお互いに誓い、お別れした。

約270km地点の杵築市で1日目の宿にピットイン。時刻は約23時頃。自転車も室内に置かせくれ、24時までは大浴場が使えるとのことでウェアを洗濯に放り込み汗を流した。部屋に戻ると巨大Gがいた為フロントに電話、掃除機で吸い取ってもらう余計なイベントあり。出発予定時間だが、15km/hペースでは10/8 AM3時がリミットだが、ボーナスタイム7時間半のうち2時間程度は使用しても問題ないと判断し、5時頃の出発で良いと考え就寝した。明日は1日雨が降る予定。

レポート②へ続く

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