婚活をしながら学んだ、大切なマインド。
私は元々、結婚自体はできたらしたいけど、まあ結婚をしない人生もそれはそれでありだよねという考えの持ち主でした。
ところがどっこい。
30代前半、とある病気にかかりずっと入退院を繰り返していた私。そして世の中は「コロナ」という今まで経験したことのないウイルスの時代へ。私は狭い部屋で天井タイムをしながら、これからの将来どうすればいいのかと本気で悩んだのでございます。
そんな中、「Spoon」という音声アプリをやり始めました。始めた当初は自分たちの芝居を見てもらいたいと友人とやり始めて、とにかくがむしゃらに発信することを続けていました。そんな血眼でやらずにもっと楽しくキャッキャうふふおやりなさいよという感じなのですが、これでだめだったらもうダメなんじゃないかと思っていたのです。
顔が見えない人に嫌われないよう居場所を作るのに必死で、だんだんとリアルとネットのバランスがとれなくなっていきました。「もっと頑張らなきゃ」と思えば思うほど、ちょっとしたことに一喜一憂するようになってしまい疑心暗鬼に。自己肯定感はどこか遠くへ行ってしまったし、情緒はジェットコースター、人と比べては落ち込んで毎日心がすり減り疲れる始末。
そして人間関係が大きく変化し始めた頃、苦しくて苦しくてどうしたらいいのかわからなくなっていました。
その時に頭上から声が聞こえてきたのです。
おまえが立っているのはどこだ。
自分をよく見せようとするな。
地に足をつけろ。
本質を見失うな。
やるべきことをやれ。
と。
むくりと起き上がり、「探さなければ」と思いました。自分の味方になってくれる人を。そして私の愛情を真っ向から受け入れてくれる人を。
思い立ったら吉日。
配信仲間にネットからしばらく離れることを話しました。その時に、「いの姉、配信から離れて何するの?」と言われたのです。
「婚活に決まっているだろう」
そこから私の本格的な婚活奮闘記が幕を開けたのでございました。
もしこれを読んでいるあなたが絶賛婚活中で苦しんでいたとしたら、私はね、朝まで飲み明かしたいよ。「同士たちよ…!」と肩を組みながら歌を歌いたい。本当に本当に辛いよね、でもうちらって実は最高だよね、と鼓舞しあいたい。
「多様性」と言いながらも、結婚をしてない30代女性へのプレッシャーときたらもうとんでもないものです。
特に被害妄想強めの自意識過剰女(主に私)は大変大変。もう毎日ごちゃごちゃと「私は誰からも必要とされないんだ…」と考えてはドツボにはまるのです。
でも。
一つ思うのは、結局自分の幸せは自分で決めるのだということ。誰かに何を言われようと、どう思われようと、「自分が」どうしたいかをまずは考えてみる。そして「相手に幸せにしてもらおう」とか、「相手を幸せにしよう」とかではなく、まずは「自分が」幸せになる。
どんな状態でも自分が幸福だと感じる土台を作っておくことがものすごく大事だと思います。
私はその土台を作ることが非常に難しいし下手なのですが、とにかくパートナーと話し合って良い方向に向かっていけたらと思います。
何かを一生懸命やっていたら、必ず誰か一人は見ていてくれているはず。
人生は結婚がゴールのハッピーエンドではないので、どんな時もハッピーマインドを持っていたら無敵です。
明けない夜はありませんから。
現代の荒波を生きる紳士淑女諸君、共にハッピーマインドをポケットに忍ばせて、自分が主役の人生を歩んでいきましょう。
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