初めましての精神科医

施術予定の病院で、「患者(井上)は自分で判断できてるか」を確認するために精神科の先生に会った。これまでの症状や治療、そして結果なんかを地元の心療内科医と大病院の産婦人科医に送ってもらっていたので、初診はその照らし合わせみたいな感じだった。もちろん意識は混濁してないし、会話はできている。

先生は「僕はあなたが判断できていると思うけれど、僕の言葉だけでは弱いので次は心理士と心理テストを受けてもらってそれでダメ押しをします」と仰った。
心理テストは、例えば統合失調症などで幻覚や幻聴があり、本人の意思ではない判断をしていないかどうかを見るらしい。思想なんかは関係なくて、何を信じてどんな活動をしててもいいけど「太陽神からお告げがあったので子宮をとりたい」とかはダメ。それは本人の意思ではない。

井上は幻覚幻聴はない。一回精神病棟に入れてもらおうと思ったら「幻覚幻聴がないと入れません」と追い返された。回復の見込みもないのに回復を待ち続ける家族と暮らし、家族にもきつくあたる自分がイヤだった。グレーゾーンの闇。

普通に受けたら普通に基準点とれるから直感で受けてくださいと言われた。巧妙にまともを装ってもバレるらしい。なぜ。少し楽しみ。
ちなみにこの心理テストをよく受けるのは犯罪者だって。確かに病気からの犯罪か正気での犯罪かは裁判材料になる。珍しいテスト受けるんだなぁ。

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