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【論考】人類の進化の共通点はあらゆるものを収縮していくところ

──『24時間は永遠になれる』──
☆☆☆

 2023年10月29日(日)。21時25分。

 「本当に貴方って書くのが好きなのですね。早く寝ればいいのに」

 こんにちは。井上和音です。

 小説は書いていませんね。何をしていたかと言うと、音楽をテンポアップしたりキーを下げたりして遊んでいました。note に上げたいなあと思いますが、著作権の関係であげることは出来ません。

 今幻聴で「いいんじゃない?」とか聞こえてきたのですが、駄目ですよ。多分。「いかんと?」とか聞こえてきました。そういう法律が日本にはあるのですよ。やってはいけません。

 法律が無ければやっていいのかと問われると、やっていいんじゃないのとは思います。ただいい曲が出来てそれを共有したいというそれだけの思いですからね。

 HSK3級に応募したのだからその一日目の夜くらいは勉強したらと思いますが出来ませんでした。HSK3級ってどんなものなのだろうと調べてみたら、TOIECで言うところの400点くらいらしいですね。私が統合失調症になる前のコンサータを飲んでいた頃の大学の無料のTOIEC ipテストが500点ぴったりでしたからね。ipで合っているのかな。ipテストって過去のTOIECテストの中でも正答率が低い問題が出されるとか聞いたことがあるので、500点以上は取れる実力はあったのではないのでしょうか。だったらTOIECを今受けなさいよと言われそうですが、HSKが半年に一度の千載一遇のチャンスだったので受けるしかないなと思って受けることにしました。

 せめて勉強はしようねと思いますが。

 日本人は2級からがいいそうです。1級は漢字を知らない外国人向けのテストと書いてありました。

 本当に勉強してね。

 大学時代は音楽をいじるのが趣味だったし、サブスクもワイヤレスイヤホンも持っていませんでしたから、当然CDか音楽のダウンロードで聴いていました。その頃大好きだった曲、梶浦由記さん作曲、FictionJunctionが歌う「stone cold」という曲があるのですが、久し振りに聴いてみました。大学時代の統合失調症になりたての頃を思い出すので聴くのを躊躇っていましたが、たまに聴くとやっぱり良い曲ですね。カラオケではこの曲ばかり歌っていました。他にも、「連弾的you」という曲もあるのですが、これもまた大学時代にずっと聴いていて統合失調症のトラウマを引き起こしてしまう曲になります。ひぐらしのなく頃にってアニメは、アニメも元ネタの小説も見ることは出来ませんでしたが、元ネタの小説のイラストレーターのともひさんの描く前原圭一とかは大好きでした。分かるかなこの気持ちが分からないよね! と叫びたくなりますが、ともひさんの描くイラストは他の人の描くイラストとは一線を画すというか、あれこそが目指すべき日本の姿なのではないのかとか思うほどに田舎の良さを存分に出しているイラストだと思います。

 語り過ぎたか。

 ともひさんって本当に。どんな方なのでしょうか。

 自分のことを語りましょうか。

 中国語のキクタンを2週間分くらい聞き終えて、ぼーっとしてごろ寝していましたが、人間の進化って収縮というか、圧縮してきた歴史が人間の進化の特徴なのかなと思うようになりました。

 デカルトさんも収縮と拡大について論じていて、それで座標というものを不意に思い付いたらしいですが、人間の進化は収縮ですね。収縮の歴史を辿っています。

 例えば言葉。言葉というのは文字が出来る前だと思いますが、言葉で何かを表せば何かを収縮することが出来ます。収縮こそが言葉の本質です。例えば100匹のひつじとか言われると、めーめーと鳴き続けて収拾がつかなくなるくらいの大事と思われますが、100匹のひつじを概念化して「100匹のひつじ」と言うだけで、実際にいる100匹の実像を表現することが出来ます。100匹のひつじ。時間にして2秒ほどでしょうか。「100匹のひつじを小屋に入れておいて」と言葉が無い世界で表現しようとすると、「私と同じ動作をしてくれ」という言葉の使えない世界でなんとなくの同調圧力で意識を汲み取って、えんやこんやとひつじを一匹ずつ小屋に入れていくことになるでしょう。時間も掛かる。どうしようかなということで、記号が生まれます。「この記号を押したら100匹のひつじを小屋に入れてくれ」とこれまた同調圧力かもしくは暴力で他人へと伝えることになります。もっと汎用性を高めようとしてようやく言葉というものが出来上がります。言葉を使ってどんなものでも収縮出来るようになりました。

 更に時代を経ると今度は絵が出てきます。絵で記録を残すことが出来るようになり、平面上に立体であるはずの現実を収縮して記録することが出来るようになりました。その先には甲骨文字などの文字が待っていますね。今もこうして文字を打っているわけですが、多分歴史の5000年分近くの時間を収縮してお伝えすることが出来ています。争いというものを収縮するために宗教とか、戒律を元にした約束事が登場してきます。あらゆる物事を収縮することで人類はめんどうな時間などを自分のしたいことに割り当てることが出来るようになりました。

 こうやって、収縮に収縮を重ねていって、数学だったりプログラミングだったりも出来上がってきます。例えば数学などでは教育課程の算数、数学を見れば分かるのですが、最初は手計算を習いますが、大人になると電卓を使うようになります。計算過程の収縮と言えるでしょう。読書なんかも電子書籍かすることで、紙の重さを収縮することが出来ました。最近は要約サイトなどもあり、文章そのものの中身まで収縮してしまいました。パソコンでは圧縮ファイルとか言いますが、送るための圧縮ファイルから、使わないものは捨てたくないけれど用量が足りないよという時にも圧縮して用量を保とうとします。何はともあれ、人間が効率よく物事を進めたいと感じた時には毎回収縮させるという法則があるようでした。本にしたって、その人の生き様が収縮されていると言ってもいいかもしれません。その人を知りたければその人の講義録や行動履歴を調べれば、収縮されたその人の像が出来上がります。この、とうおこも井上和音さんという謎の人が収縮されて皆さんの前で文字として出て来ているに過ぎません。自然はエントロピー増大の法則で拡張していくのが通例ですが、人類の場合には収縮していくのがスマートな方法であると考えられているらしいです。

 自然と人類とが逆方向に向かっている良い例なのかなと思いました。

 あなたの周りでも収縮されているものが多く存在すると思われます。その収縮されたものは展開されたときに本来の力を発揮するのかもしれません。そいつの全てを知ろうとしたときには膨大な時間や空間が割かれるかもしれません。これから先の人類は、あらゆるものを収縮し、一般化し、汎用化していくと思われます。あらゆるものがコンパクトになった人類の未来は一体具体的にはどうなっていくのか、楽しみで仕方ないですね。

 あなたなら、コンパクト化された時間の余白を何に使いますか。もう既に、考えてみれば余白の時間は多く捻出されているのかもしれません。今までの常識では出来そうも無かったことにも挑戦できる時代は、時代が進めば進むほど可能となっていくことでしょう。

 意外ともう、常識では出来なかったことも出来る時代に入っているのかもしれませんよ。

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