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「自分の時給で未来を考えてみる」 No.104

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2021年4月15日 「DAYONE日記」No.104
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。
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藤原和博さんの本を最近読んでいます。

藤原さんは、元リクルート出身で、そして、民間初の校長先生になり、教育のカリスマ的存在の方です。私が初めて知ったのは、キングコングの西野さんの「魔法のコンパス」に藤原さんの本を紹介されていたのがきっかけです。

こんな方です。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/藤原和博

本当に学びが多いです。

特に1番印象に残っているのは、「希少性」。
つまり、自分の価値について考えてみるということです。これは、本当に分かりやすく納得しかなかったです。

それは、すべての仕事をまず時給換算するという事です。

マクドのアルバイトの時給は800円です。
アルバイトは時給換算しているから分かりやすいです。でも、一般の仕事は年収ベースが多い。

ではどうするのか?

仕事は、年収ベースで見るのではなく、時給引き直すのです。つまり、「年収」と「総労働時間」の関係を見るということです。

例えば、年収500万円の人がいたとします。
一般的な年間平均労働時間は2000時間と言われています。

「総労働時間2000時間の根拠」
1周間の労働時間「1日8時間× 5日間=40時間」
1年間の労働時間「1週40時間× 50週=2000時間」

この労働時間で当てはめれば、年収500万円の人は、時給2500円となります。

年収1000万円の人で総労働時間2500時間の人ならば時給4000円になるということです。

そして、弁護士、プログラマー、タレント、スーパーコンサル等であれば、時給10,000円〜80,000円、それ以上の金額になってくるということです。

一般的な会社勤めの人は、大体時給2000円から5000円の範囲に収まると言われています。私もそうです。

この時給を左から低い順に並べていくのです。右へいくほど、時給が高くなっていくというイメージです。

並べてみて、生まれてくる時給の違いとは?
それは何か?

マクドのバイトは時給800円。
スーパーコンサル時給80,000円。

ここで時給ベースで100倍以上の差が生まれているのです。この違いの要因は何かということです。

それは…
技術や労働の大変さではなく…

その人の価値。
その人の希少性。別の言い方をすればレア度です。

それは、その人の信用とも呼べるのかも知れません。つまり、その人の希少性に価値が生まれるということです。

では、どうすればその価値が高まるのか?

それは、自分の得意なことを3つ作るということです。得意のいうのは、その分野において100人に1人の存在になるということです。得意な分野は、約10,000時間かければつくれるそうです。期間で見れば、5年〜10年程度の長さということです。

それぐらいの期間を専門にやれば、大体100人に1人のレアにはなれるのです。

それを組み合わせていく。それを掛け算するということです。

企業勤めであれば、営業10年、経理10年勤めるということもあると思います。それらを掛け算すれば、10000人に1人の存在になっているということです。だから、大体企業勤めの人は、専門分野を1つ、運の良い人は2つくらい持っているということです。あくまで、それなりの期間勤めている人ということになりますが…。

そして、大事なことは、3番目の分野です。

これをどの分野にするか、これによって広がりが大きく変わるのです。そして、3番目の分野は、今までとは違う分野で意外性をもたすことで幅が広がるということです。

藤原さんであれば、営業10年、マネジメント10年、そして、校長として教育の現場で10年と言う組み合わせにしたことで、100万人に1人の存在になっているのです。これは、その分野での100万人1人ではなく、全体の存在価値としての希少性の確率です。

そんな話を読んでいると、自分次第でまだまだ頑張れるのではないかという勇気がもらえます。

自分としても3番目をどこの分野にするか?それを考えるだけでワクワクします。そもそも1番目と2番目ができているのか疑問ですが…(笑)

人は短期的な成果を求めがちのような気がしますが、時間をかけるからこそ、本当の能力が身につくのではないかと思います。

本当にこれからの時代は、「皆一緒の時代」から「一人ひとりが考える時代」になっていく。というより、すでになっているのです。

昔の家に固定電話一台の時代から今は1人1台スマホを持つ時代になっています。そして、同じように、終身雇用として一つの会社で定年まで勤めあげると言う文化も、今は亡くなってきています。

そう考えると、これからはますます自分という存在に意識を向け、自分の信用や価値を上げていかないと、生きていけなくなるのではないかと思います。

今は、一つの会社を定年まで勤めあげて老後ではなく、その後もさらに働くのです。平均寿命が伸びているから。

つまり、定年後にどうしていくかということも、そ考えておく必要があるということです。

何も考えずに定年を迎える人とを次の展開を見据えて行動している人では、必ず大きな差が出るのです。

「会社が何とかしてくれる時代」から「自分で何とかする時代」に確実に変わっているし、そういう意識を持っていくことがとにかく大事だということです。

そして、何よりもそういう時代が変わっていくことを認識して、自分の価値や信用を上げていくという考えを持って行動していくことが本当に大事だと改めて実感しました。

年代にもよりますが、とにかく3つの分野を磨くこと。これは、これから生き抜くうえで必要不可欠だと考えます。

・自分の価値について考えてみることが大事。
・自分の専門分野を3つ持つことが大事。

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