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日々一切過ぎゆく

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希望を抱いたり、絶望したり、はたまた気づけば終わる日もあったりしますが、そんな日々で感じたことを書いています。
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2019年8月の記事一覧

いつか子どもと関わるあなたへ

さまざまな子どもたちに行う学習支援に関わり始めて、気づけばもう9年目に入ろうとしている。 「ひとりひとりの子どもたちに僕は本当に向き合えたのだろうか。これからも向き合っていけるのだろうか。」 そんなことを考えながら、必死にその時の自分にできることはしてきたつもりだ。 そんな僕が子どもたちと関わって、話したり、一緒に勉強をしたりする中で大切にしていることがある。 子どもたちの「これまで」を知る 僕はいつも「子どもたち」という表記を使っている。仕事の上で、たくさんの子ども

あなたと見た10年前も、今も、花火は綺麗です

きっとあれは、ちょうど10年前の8月だ。 当時高校3年生の僕は、受験勉強の合間になんとか当時の彼女と電車に乗って家から少し離れたところの花火大会を見にいった。 当時の僕は花火が見たいというよりは、「彼女と一緒にどこかにいって、なにかしたい」ということぐらいしか考えていなかったんだと思う。 今の僕からは想像もつかない普通の高校3年生だった。 花火が見える場所を探す彼女と僕 花火を見にいくと言っても、山が多い場所だったからどこで見るかはかなり重要だった。 場所を間違えるとわ

ふとした日常の幸せを残すこと

あれはどれぐらい前だったろうか。 必死に塾講師のアルバイトの冬期講習で働いて、貯めたお金でOLYMPUSのPEN Liteを購入した。 当時宮崎あおいがCMをしていたことと、もともときれいな写真を撮ってみたいと思っていたこともあって奮発して購入した。 そんな僕が、最近になってもう一度写真を撮りたいなと思うようになった。 「非日常」を切り取っていた僕 当時の僕はこのOLYMPUSのPEN Liteをたずさえて、いろんなところに行って写真を撮った。 今思い出しても写真を撮