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日々一切過ぎゆく

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希望を抱いたり、絶望したり、はたまた気づけば終わる日もあったりしますが、そんな日々で感じたことを書いています。
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#ライティング

考えずに、無邪気に、文を書くなんてもうできない

まだ強い日差しの射す頃だった。ようやく体調が上向き始めて前向きに物事を考えられるようになっていた。前向きになってきたこともあって、「法人のことを知ってほしい」「子どもや教育のことを知ってほしい」と思うようになった。 実のところは代表・経営者として「情報発信が大事」という一般論に振り回されていただけだったのかもしれない。 そんな風に書き始めたものの、キーボードを叩く手が軽快に動くことなんてたったの一度もなかった。「代表として、できて当たり前だ」という思い、そして、焦りばかり

「あの人に届いてほしい」なんて思ったあの雨の夜

雨の降りしきる夜更けのなんばで 夕方までは曇っていた空から雨粒が落ちている。店じまいも終わり始めた繁華街は暗く、実際よりは雨は弱く見えた。リュックの中に折り畳み傘は入っているけど取り出すのも億劫だった。雨に濡れることなど気にも止めず話すことに夢中だった。 「noteを書き始めたらいろんなことが起きた」なんて話をしながら深夜のなんばを僕ら3人で歩く。降りしきる雨をかき消そうとするかのように僕らは話し続けた。 ひょんなことから決まったLT登壇 昨年末に見つけたイベントのLT(

言の葉の中であなたを照らす文を書こう

案内役がいないと迷子になった 何度もキーボードを叩いては文字を打ち込む。その後、"delete"のキーを叩く。無情にも文章は一瞬にして消えていく。「どうせ消すらなら最初から書かなければいいのに」と誰かが僕に語りかけているようにすら感じる。 「あなたの目指すところは南東だから、あっちに3km進みなさい」と教えてくれるような案内役は僕にはいない。僕はライターや文筆家ではないから案内役なんて存在しない。案内役がいない僕は青々と生い茂る言の葉の中で迷子になった。 とても遠くに見え

言の葉の隙間から差し込む木漏れ日の先に見えた真っ青な空

書いて、書いて、書いたらわからなくなった 毎日毎日、数千文字も書いている。気づけばもう1週間も書き続けてきた。 もう数万字は書いただろうか。 書けば書くほど、言葉と文章の深みにはまっていく。書けば書くほど、言葉や文章がなにかわからなくなる。 言の葉に覆われて迷子になった 言の葉は僕が行こうとする道を覆ってしまう。先が見えない。 前も後ろも右も左も言の葉に覆われている。どこに自分がいるのかもわからない。 歩いて来た道すら覆ってしまう。言の葉の中で僕は迷子になった。 あた

「あなたの文章を読みたい」と言ってもらえるいつかその日まで

伸びないnoteを見ながら考えたこと 書いて、書いて、書きまくっている。それが僕の日常になりつつある。 そんな書きまくった中の一つに「未来を素敵にする元気玉をつくるために、みんなができる4つのこと」というnoteがある。 「子どもたちに最高の学びを届けるには、みんなの力が必要だから力を貸してほしい。寄付以外にもすぐにできることがある。」ということを伝えるつもりで書いた。 僕の思いは書き切ったつもりだった。 でも、「書き切った」という思いの一方でスキもビューも伸びない。