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言の葉の隙間から差し込む木漏れ日の先に見えた真っ青な空

書いて、書いて、書いたらわからなくなった


毎日毎日、数千文字も書いている。気づけばもう1週間も書き続けてきた。
もう数万字は書いただろうか。

書けば書くほど、言葉と文章の深みにはまっていく。書けば書くほど、言葉や文章がなにかわからなくなる。

言の葉に覆われて迷子になった


言の葉は僕が行こうとする道を覆ってしまう。先が見えない。
前も後ろも右も左も言の葉に覆われている。どこに自分がいるのかもわからない。

歩いて来た道すら覆ってしまう。言の葉の中で僕は迷子になった。

あたりには誰もいない。人の気配すらしない。ただただ言の葉が広がり、僕を覆っている。

不安の中で気づいた木漏れ日


前も後ろも右も左も言の葉。あたりには誰もいない。僕は焦る。

「どうしよう。どうすればいいだろう。」

不安からだろうか。耳元で言の葉が縁起でもないことをささやいたように感じる。

「きっとここからもう抜け出せないよ」

そして、その言の葉の言葉にまた焦り、頭の中が焦りに支配されていく。

怖くなってそっと目を閉じてみた。少しだけまぶしい。顔に光が当たっている。

「光だ。光が見える。」

希望を感じながらも、恐る恐る僕は目を開けた。言の葉の隙間からは木漏れ日が差し込んでいる。

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木漏れ日の先に見えた空


真っ青な空が見える。言の葉の中で迷子になって、不安になって、焦りでいっぱいになった。

でも少しだけ言の葉の隙間から見える青空に希望を見出せそうだ。

何度も書いて、何度言の葉に覆われても、何度言の葉に惑わされても、木漏れ日のその先に真っ青な空があることを忘れずにいよう。

そのあまりにも美しい青さをまぶたの裏にまで焼き付けるんだ。まぶたの裏に焼き付けた真っ青な空は、雨の日も曇りの日も言の葉の中を進む希望になるんだ。

そうやって、迷い、戸惑いながら言の葉の中から文を紡いでいこう。

言の葉の怖さを忘れないようにしながらも、言の葉から紡いだ文が僕やだれかのひとすじの道になると信じて、今日も文を書く。

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