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日々一切過ぎゆく

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希望を抱いたり、絶望したり、はたまた気づけば終わる日もあったりしますが、そんな日々で感じたことを書いています。
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#キャリア

君の味方は、いつも僕で。僕の原点は、いつも君で。

あの春の日、君は期待に胸を踊らせていた。坂道を登るその足はいつもより軽やかで、まるでご機嫌な幼児のスキップだったろう。 坂を登り終えた君は人混みに目をやる。真新しいスーツに袖を通した大学1年生がキャンパスには溢れかえっている。 今と相変わらずバカな君は人混みの中で周囲を見渡す。「かわいい子がいっぱいいる」なんて思って内心にやけている。それを隠しながらキャンパスに一歩を踏み出す。その一歩一歩は歩き始めた子供のようでたどたどしいけど、未来への期待に溢れた確かな一歩だった。

成り行きでボールを拾い続けて、早9年

Twitterで最近フォローしてもらうことが増えた。ありがたいことだなと思う。 「大阪で学習支援事業「まなびば」をやってます。Crèche(クレイシュ)のチャーミングな代表。」 プロフィール欄にこう記載している。「勉強とか教えてるのかな?」と思ってもらえると思うけど、「NPO法人の代表」とは明記していない。 ありがちな「NPO法人の代表」とはまた少し違った角度から僕自身のことを書いてみようと思う。 半分正解だけど、もう半分はちがう 「法人を設立しようとした経緯はなんで

「生きる意味」をあえて考えないという選択肢

あまり人に自慢できない得意技というか趣味というか、そういうものがある。「盗み聞き」だ。 カフェでも、居酒屋でも、ひとりのときは無意識に聞き耳を立てている。聞いたことはだいたい覚えている。 変態と言われても否定のしようがない。もう習慣だから耳栓するぐらいじゃないと止められない。だれか僕に耳栓をしてくれ。 ふと気になった「生きる意味」という言葉 スタバで仕事をしていると隣に2人の大学生が座った。始まりはこの会話からだった。(僕が先に帰るまで基本的に全部聞いてた) 「やっぱ