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よへの研究

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サブスク解約の体験デザイン分析

節約のために、サブスク周りを一気に断捨離することにしました。各サービスを解約していく中で、それぞれの解約体験に個性があって面白いなと思ったので、以下にまとめたいと思います。 対象:4つのサブスク今回色々サブスクを解約していく中で、特徴的だった以下4つのサービスを取り上げます。 解約フローの構造解約フローは、ざっくり分けると以下2つの要素に分解できるかなと思います。 いかに解約を思い止まらせるかという「引き止め要素」 ユーザーの解約を分析して次に繋げるための「アンケート

デッサン10枚描いて学んだこと

デッサンを細々と描き続けて、もうすぐ1年になります。 教室に通いながらこれまで10枚程度描いてきたので、一度立ち止まり、学んだことを振り返って整理してみたいと思います。(認識間違ってるところなどあったら教えてください) 1. 稜線と立体感 稜線とは、面が大きく変化する場所のことです。稜線を意識することで、立体感を出しやすくなります。(関連記事) 2. 基礎工事と装飾 大まかなプロセスとして、「基礎工事」と「装飾」に分けられます。「形」や「明暗・立体感」を捉えながら基礎

快と不快の境界線(モノを増やしていく実験)

「less is more」という言葉があるように、ものを少なくシンプルにすることにより、生活が豊かになっていくと感じることがあります。しかし一方で、極端に全く物を無くしてしまうと、それはそれで不快に感じると思います。 今回、快と不快の境界はどこにあるのかを探るために、ゼロから物を増やしていく簡単な実験を行いました。そこから考えたことをまとめてみたいと思います。(実験は、「365日のシンプルライフ」という映画を参考にしています。) 実験の前提(実験期間:2015年6月 /

マル秘展からデザインの考え方を読み解く

2019年11月〜2020年9月まで開かれていたマル秘展に行ってきました。普段はなかなか見れない有名デザイナーの原画を通して、考え方や手法が見えてきたので、勝手に読み解いたことをメモします。(誤読含めて) 1. 前提の否定松永真さんの前提条件から否定する姿勢がとても刺さりました。スコッティの国際コンペでは、条件に納得できず沿わない提案をして優勝。また、プロテインのSAVASは、ロゴの造形を行う中でネーミングを変えたという事例が示されてました。制限があると考えやすくなるけど、

どうぶつの森のインタラクションデザインを読み解く

久しぶりにゲームをはじめました。今話題の『あつまれ どうぶつの森』です。まだやりはじめて2週間とかなのですが、どんどんのめり込んでやってしまっている自分がいるので、どういう仕掛けがあるのか自分なりの視点で読み解いてみました。 今回は、7つのポイントに絞ってまとめてみました。 まだ他にもいろいろな仕掛けを見つけたのですが、今回は7つに絞って読み解いてみました。自分がハマってしまってるのも、こういった散りばめられた仕掛けの組み合わせで設計されているからなんだろうなーと思いまし

トキメキとフリマ(断捨離から出品までの体系化)

 数ヶ月前に、片付けコンサルタントのこんまりさんの本を読んでから、空いた時間を見つけては断捨離するようになりました。断捨離の中では、ただ捨てるだけではなく、フリマサービスで出品したりもしています。  断捨離からフリマ出品まで、実践の中での流れや、自分独自の基準設計(「ときめきポテンシャル」と勝手に言ってる)について、一度振り返って整理してみたいと思います。 ① 自分の「ときめき」判定 まず最初に、こんまりメソッドに基づき、自分が持っている物を「ときめき」という基準で二分して