空港へ

2021年11月、いよいよカナダに渡航する日になりました。
夏にマルタ留学が中止になってからここまで、長かったような短かったような。語学学校の選定やCo-opの手続き、ビザ申請やバイオメトリクスなど、なんだかんだ忙しかった気もします。このときの気持ちはなんだかふわふわしていて、私本当にこれから外国で1年も過ごすのかな？と荷造りをしながら思っていました。

お気に入りの大きな白いスーツケースと2泊3日用くらいの機内持ち込みするショルダーバッグ、パソコンなどの貴重品をいれた激重リュックを持って、見送りのためにわざわざ仕事を休んでくれた大好きな両親とともに成田空港に向かいました。

そして出発の3時間半前ほどに空港に到着して早々にチェックインを済ませ、5万円分をカナダドルに両替してから、かろうじて開いていたうどん屋さん（はなまるだったかな？）で両親と日本最後の食事をしました。ちなみに私は乗り物酔いしやすい方で、事前に酔い止めを飲んでいても飛行機が不安だったのでこのときのうどんは全然食べられなかったことを覚えています。笑

食事をしたあとは展望デッキへ。
ちょうど日没が迫っていたので夕焼けが見えて、飛び立つ飛行機とオレンジの夕日の風景がとてもきれいでした。空港で時間のある方はぜひ見に行ってほしいな…！そして私はなぜかこのときにカナダで使うSIMをいれていました。普段eSIMでカナダ用にSIMカードを使う方は設定を切り替えなければ日本でいれていても平気なので、こんなギリギリではなく早めに差し込んでしまって大丈夫です

両親との別れ、そしてフライト

出発1時間半前ほどになり、機内持ち込み手荷物を持って保安ゲートに向かいました。見送りに来てくれた両親とはここでお別れ。口数は少ないけれど優しい父が、私の重いショルダーバッグをずっと持っていてくれました。ここに来るまでの間、不思議と寂しい気持ちや悲しい気持ちにはなっていませんでしたが、両親と最後にハグをしたときに突然泣きそうになりました。次会えるのは1年後なんだ、と急に実感したからなのかもしれません。

そして少し涙目になりながら保安検査を済ませて搭乗ゲートの前のベンチに座って時間をつぶし、いよいよ飛行機に搭乗しました。このとき意外にも機内はほぼ満席で、驚いたことを覚えています。海外の方がほとんどで日本人は少なかったような気がします。
人生初の約8時間の空の旅は6割くらい寝て、残りは映画を観たり機内食を食べたりして過ごしました。座ったまま寝ると首を痛めるので、トラベル用のエアーピローを持っていくことをおすすめします！たかが往復の飛行機で使うためだけに…？と思うかもしれませんが、確実に楽です。笑　私はフライトソックス（むくみ防止のための着圧ソックス）も持ち込んで機内で履き替えました！

ついにバンクーバー国際空港に到着

長い長いフライトを経て、ついにカナダに到着。慣れない長時間の飛行機に身体はバキバキでしたが、初めて降り立つ地に少し気分が高揚していました。空港に上陸してから入国審査やビザの発行、受託荷物の受け取りなどの工程がありましたが、私の記憶がすでに曖昧なことと、最近渡航された方が詳しく書かれていたりするのでここでは割愛させていただきます。
余談ですが、30分～1時間ほどビザの発行を待っているときに前に並んでいた日本人の男の子に話しかけて、それぞれカレッジのピックアップが来るまでの間おしゃべりしました！通うカレッジが違うので頻繁に会うことはできませんが、買い物に行ったり遊びに行ったり、今でも友達なので良い出会いだったな～と思っています

そして頼んでいたピックアップの人が来て、バンのような車で空港から寮まで送迎してくれました。ちょっと運転荒いな…と思いながらも、初めて見るバンクーバーの景色を窓からずっと眺めていました。

寮に到着、そのあと

15分ほどで寮に到着し、激重な荷物を大家さんと協力して2階の部屋まで運び入れました。申し込みの段階ではバス/トイレシェアの2人部屋だったのですが、プライベートバス/トイレ付きの1人部屋になっていました！差額を取られたわけではないので、たまたま空いていたタイミングだったそうで嬉しい誤算でした。ちなみにこのとき2階の4部屋に住む私以外の3人は全員同い年くらいの男の子（そんなことあるかい！笑）というややクレーム案件の問題が起こったのですが、長時間のフライトで疲れていたし、また移動するのも面倒だなという気持ちが勝ってしまって結局この寮で契約していた2か月を過ごしました。特にこれといった大きな問題もなく、ルームメイトとも仲良く過ごせたと思っているので結果オーライです！

部屋に荷物を置いて簡単に荷ほどきしたあとは、シャンプーとトリートメント、ボディーソープ、そしてなにかしらの食べるものを買いに近所の散歩に出かけました。当然ながら電車の乗り方もわからず、度胸もなかったのでひたすら1時間ほど歩きました。笑　信号はこの白い人のマークになったらわたっていいんだよね、カウントダウン中も大丈夫だよね、などとビクビクしながらスマホの地図をたびたび確認して歩き続けました。ちなみにこのときの日没は4時半頃で、寮にたどり着くときにはすでにまわりが真っ暗になっていました・・・

以上が思い出せる限りの私の留学初日です。
7か月も前なので細かい部分についてはあまり思い出せませんが、空港から出てカナダの空気を吸い込んだ瞬間、初めてお会計でレジの人と話したこと、見るものすべてにわくわくした気持ちは今でも鮮明に覚えています…！一応、留学してから今まで日記をつけていて、それを読むと当時の出来事や気持ちを思い出せるので、留学生におすすめです。笑