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「常識に縛られず、やりたいことを真剣にやっていれば生きていける」エネルギッシュなゆかさんの素顔とは


世の常識にとらわれず、自分で人生を切り開いていく。そのユニークな魅力から、周囲の人たちへ自然と影響を与えている。

そんな強くパワフルに生きる女性たちをフォーカスする、Inspiring Women マガジン。

今回は第3弾。
インタビューを引き受けてくださった Inspriring Women File No.3 は…
久保崎由佳 [クボサキ ユカ] さん!(以下、ゆかさん)

ゆかさんは現在フリーランスとして、コンサルティング事業を立ち上げている。過去にフリーランスやクリエイティブ、PR会社などで積み上げた経験を生かして、ビジネス・経営・デザインなど、全方面的にサポートされているとのこと。
プライベートでも新しいことに積極的にチャレンジされており、その好奇心旺盛さからは内側から溢れるエネルギーが垣間見れる。


では、そんなゆかさんのお話を聞いてみよう。


◼︎  ◇  ◼︎  ◇  ◼︎   

ーー今日はありがとうございます!ご無沙汰してます〜。

こちらこそありがとう。久しぶりだねー!

ーーゆかさんは私の中でどこかミステリアスな存在...。今日はそのヴェールに包まれた部分を色々と聞かせてください!

本当?最近はミステリアスとか占い師っぽいとかよく言われます(笑)どうぞ何でも聞いてください!


ーーでは、今のゆかさんのお仕事内容を教えてください。

現在のメインの仕事は、フリーランスとして「顧客と並走するコンサルティング」を行っています。コンサルティング内容は顧客ごとに違っていて、戦略の立案・デザインの作成・マーケティング・コーチング・プライベートのお悩み相談など、時間内ならば何でもやります!ってスタイルですね。

ゆかさんのホームページ ▶︎ https://yun-chan.com/

肩書きは『あなたの見える世界を一変させるビジネスプロデューサー』、わかりやすく言えば『社長の右腕』です!

ビジネスプロデュースと並行して、女性向けのサービスや、フランス関係のアートや香りの事業を立ち上げています。

▼フランス滞在時の様子

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ーー本当に幅広い...!それはすべて、ゆかさん1人で行われているんですか?

そうですね。私、ジェネラリストなんですよ。

アイディアを出して事業計画書に起こすところから、具体的なビジネスプランニング、マーケティング、サービスの提供までのデザイン、契約書周りまですべてお手伝いしています。今までたくさん失敗しながらも続けてきたところなのでですね。

ーーそれを1人でやるとすると、幅広い知識やスキルが求められますよね。ジェネラリストの土台はどうやって築かれたんでしょう?

土台のようなものは、1社目で働いていた時に培われたなぁと思います。大学4年の時に友人とデザイン会社を立ち上げたんですよね。事業企画からサービス提供まですべて自分でやる必要がありました。

19歳くらいからデザインでお金をもらっていましたし、その後に会社を作って、さまざまなことをさせていただきました。自然と色々な知識やスキルが身についていったんだと思います。

ーー1社目から起業されたんですね!学生時代からフリーランスというのは、大学時代からお仕事されていたんですか?

仕事として活動し始めたのは、高校生の時ですね。
もともと趣味としてイラストを描くのが大好きで、専用のソフトとかを使いながら描いてたんです。

ある時、知り合いの方に「絵を描いてほしい」と頼まれたことをきっかけに、少しずつイラストの依頼をいただくようになって、それから「お金ってもらえるんだ〜」と思って、仕事を受けるようになりました。その後Web制作などにも興味を持って、高校生の時から作ってましたね。

大学生になってからは、イラストだけではなく、デザインやロゴ作成、Web制作などより幅広い仕事を引き受けていました。Adobe Illustratorなどのデザインツールも、この頃からすでに使い慣れてましたね。

ーー学生時代に「自分のスキルでお金を稼ぐ」経験があると自信になりますね。大学を卒業するまで地元の熊本にいらっしゃったんですか?

熊本がベースではあったものの、その時々で色々なところへ足を運びました!

高校を卒業後、ロンドンに3ヶ月留学していました。帰国後、さまざまな仕事を体験したくて、業界問わずいろんな仕事をしました。社会人ってみんな何してるんだろうって興味があったんです。熊本で医療事務として1年ほど働いていた時に、職場やプライベートの友人たちから「ユンちゃん、頭良いのにもったいないよ。」と言われ続けてて、当時は社会起業に興味があったんですよね。その上でも、大学出てた方が自信持てるなぁって思ったんです。

すぐに受験して、2月に病院を退職し、3月にはすでに1番家から近い大学に入学しました(笑)


ーー自分がその時にやりたいことをやるってとても素敵ですね!大学生活も充実されていたイメージがあります。

めちゃめちゃ楽しかったですね。大学では英米学科に所属していました。

ロンドンでの留学経験から「また海外に行きたい」という思いがあったので、在学中に1年間の交換留学でアメリカへ行きました。モンタナ州の大自然に囲まれた大学で勉強しながら、休みの時は友達と旅行で色々な都市へ足を運びましたね。本当にいい人たちに恵まれたなぁと思います。

▼アメリカ留学中の様子

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ーー大学卒業後に上京されていますが、何がきっかけだったんでしょうか?

アメリカから帰国した後、「事務員だと13万円〜くらいだよ」って友達の社長さんに言われたんですよね。それならフリーランスしながら起業したい…と思ったんです。

ちょうどその頃から起業のための勉強会に参加していたんですが、勉強会の主催者から「君、英語も話せるし東京の起業家向けシェアハウスのマネージャーにならない?」とお声がかかって。そこですぐに東京に行って面接をして、2週間で上京することを決めました。

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それから東京でシェアハウスの運営をやりつつ、広告代理店もやってたので東京と熊本を月に1回ほど行き来する生活を送っていました。

ーー勉強会に参加したことで、上京という新たなチャンスが舞い込んできたんですね。ゆかさんはその後も何度か転職されているようですが、常にコアとなっているお仕事は何ですか?

今までシェアハウスの管理や、インドスパイスのビジネス、広告企業でのUIデザイナー・プロジェクトマネジメントなど、色々なビジネスに関わってきましたが、私のコアワークとなっているのはやっぱりクリエイティブにまつわることだと思います。肩書きが変わっても、常にデザインに関するお仕事に携わっていましたね。

基本的には知り合いの紹介を通じてお仕事をいただくことが多いんですが、求められる成果物は顧客によって本当に様々です。

今までだとホームページ、ロゴ、パッケージデザイン、看板、カフェのメニューなどを作ってきました。
最近はゴルフのシャフトを初めてデザインしましたね。面白そう!と思ったら、何でも作ります!

▼ゆかさんのクリエイティブ

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ーー今年(2021年)から、デザインのコンサルを主軸としたビジネスを立ち上げたそうですね!詳しくお聞きしたいです。

今年の4月から本格的に立ち上げたのが、始めにお話しした「顧客と並走するコンサルティング」です。

これまでは受託でデザインをしたり、ブランディングをしたり、戦略策定のお仕事を単発で受けていましたが、多くの場合において「進むのが遅いなぁ」と思っていました。というのも施策を決めても、担当者を探したり、見積もりや契約を検討したり、予算を確保することなどに時間の多くを費やしてしまうからです。特に中小企業は予算が少ないなかで進めなくてはならず今までのやり方だと、顧客の課題をスピーディに解決できないと感じていました。

一方、私のビジネスはデザイン思考がベースなので「まずはリリースする」スタイルで進めていきます。まずは1つのプロトタイプを作り、それから反応を見ながらニーズの変化に合わせてブラッシュアップしていきます。

その他にも今までの経験を活かして、単発ではなく継続型でサービスを提供すること、デザインも含めた総合的なビジネスコンサルティングを行うことにフォーカスしています。顧客のビジネスを、最短距離で成功へ導くイメージですね。デザイン思考って、コアは”解決”なんですが、私、これがすごく得意なんですよ・・・。

ビジネスにおけるすべての障害をどんどん排除するので、周囲からは「ブルドーザー」や「顧客を乗せて荒野を駆け抜けるワンちゃん」と表現されたりします(笑)

▼顧客から見たゆかさんのイメージ

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ーーイラストが分かりやすいです(笑)コンサルティングの顧客層はどのような方々が多いですか?

基本的には経営者の方が多いですね。あとはビジネスの立ち上げ段階の人や、アーティストの方もいます。

共通した特徴としては、皆さん前向きです。そして職人気質の人が多いですね。私、オタクとか研究者タイプが大好きなんですよ。コンサルティングは”セッション”と呼んでいるんですが最大120分の時間を設けて、私は彼/彼女たちの考えや強みを整理して、長所を伸ばすお手伝い、それから全てのビジネス周りの作業を一緒に行います。みんなどんどん自信をつけていきますよ。

そういう方々って意外と、優秀だからこそ高いレベルを求めすぎて自信が持てないことが課題だったりするんですよね。でも誰だって良いところがあるし、良いところを伸ばせばいいじゃん!って思うんです。

私自身も「何しても生きていけるなぁ」って心から信じてます。

常識に縛られず、やりたいことを真剣にやっていれば生きていける。そういう思いを顧客に届けたいです。


ーー芯の強さを感じます!ゆかさん自身も、背中を押してくれるようなメンター的存在がいらっしゃるんですか?

メンターは、周りにいる「私が好きな人たちみんな」ですね。
誰しもすごいところがあると思っていて、常に各所から学ばせていただいています。これは時期によって変わるので、いつもこの人!というのは実はないんですよね。

メンターを絞らないのは、完璧な人なんていないし、1人のメンターにすべてを求めるのはおこがましいと思うからです。一方的に完璧を求められて急に「あなたにはがっかりしました」と言われても、いや自分も人間だからさ…ってなるじゃないですか。良いところってそれぞれ違うので、若い人からもどんどん学びたいと思っています。

現在は経営に興味があるので、”経営者の友人”がメンターですね。とはいえ社会貢献が好きな人もいれば、自分を満たすのが幸せな人もいたり、社員を大事にするのが好きな人がいたり・・・彼らは次世代を育てる意識もすごく高かったりして、それぞれ皆さんがだれかの幸せに貢献していて、とっても素晴らしいなと思っています。

▼ゆかさん自身も地方創生ビジネスに関わっている

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ーーゆかさんは普段、どういうコミュニティに参加されているんですか?自己投資の部分も気になります。

ビジネススクール、いわゆる起業塾に通っています。起業塾では3ヶ月間で成果を出すとかプログラムなどもあって、メンバーとディスカッションを行いながら進めています。
後は個別のメンタリングを受けたり、起業家系のコミュニティに参加していますね。

自己投資としては、年間100万円くらい勉強代に使っているんですが、払った分の価値は取り戻せている気がします。もちろんその中で合わないスクールもあるし、いっぱい「これは違ったな」という選択もしていいと思うんです。失敗から学べることは沢山あるし、次に活かせるから。


ーー現在、他にゆかさんが興味を持っているトピックって何でしょう?

そうですね。いつも「女性がもっと幸せに生きれるようになってほしい」と強く思っています。
フェミニストというわけではなくて、女性は出産や子育てなどによってある程度のリミットがあるじゃないですか。そんな中で仕事においても女性平等と言われている時代、今が過渡期だなと思っているんです。3姉妹の長女なので「女の子を守る」ってのが体にしみ付いているのもあるのかな?

たくさんの人に幸せになって欲しいけど、やっぱりまずは女性の気持ちはよくわかるので、女性にアプローチしたいなぁって思います。来月くらいからyoutubeを本格始動していきます。男性と女性ってすごく違うんですよね、でも多くのことが男性目線で語られている部分って多いなって感じるんです。あとは実際に「こういうのやって欲しいの!」というリクエストが女性たちから多いのでカタチにしていきたいと思っています。


そのほかは言語学とITの分野です。テクノロジー関係のことも好きなんですが、人間とITの友好的な関係にすごく興味があって、やっぱり人間自身も入力と情報交換は言語が基礎になってるので、そこが基盤だし研究してみたいと思っているところです。いずれは大学院へ行きたいなぁと思っています。


ーーいつも興味のアンテナを張り巡らせて学び続けるからこそ、ゆかさんは常にエネルギッシュで、会うたびに新たな魅力を感じるんだと思いました。最後に、ゆかさんが息抜きする時に意識していることがあれば教えてください。

自分のテンションが上がる場所に行くことですね。逆に気分が落ちるような、「気」が悪い場所にはどうしても無理!って思っちゃいます。
どこかへ足を運ぶ時も、そこから良い「気」を感じるかどうかはすごく気にします。
そういう意味では、最近は温泉にもよく行きますね。


ーーすごく共感...。私も「気」がいい場所好きなので、次は一緒に「気」が良い場所に行きましょう。(笑)今日は本当にありがとうございました!

ぜひ行きましょう!ありがとうございました。

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実は、ゆかさんは私の大学時代の先輩でもある。
大学1年生の当時、私は留学先を決めかねていた。ある時ふらりと参加した大学の留学報告会で、留学経験を語っていた1人がゆかさんだった。
話を聞きながら「かっこいい...」と猛烈な刺激を受けたのがつい最近のことのように思える。かなり単純な私は、家に帰ってその日のうちに「自分はモンタナに留学する!」と母に宣言したのだ。

それくらい、ゆかさんが人に与える影響やインスピレーションは大きいと思う。
私がこのInspiring Womenを立ち上げたいと思った時に、最初に頭に浮かんだ女性の中の1人が彼女。

今回あらためて色々な話を聞いてみて、表からは見えないけれど絶え間ない努力と挑戦をされているんだなと感じた。それが苦のように感じさせないのは、「心から楽しめる」「好きと思える」ことだけを選択しているから。だから、いつもゆかさんはポジティブなエネルギーで溢れているんだ。


最後に私が独断と偏見で選んだ、ゆかさんのインスピレーショナルな言葉4選をどうぞ。

1.誰だって良いところがあるし、良いところを伸ばせばいいじゃん!
2.常識に縛られず、やりたいことを真剣にやっていれば生きていける。
3. 年間100万円くらい勉強代に使っているんですが、払った分の価値は取り戻せている気がします。
4. いつも「女性がもっと幸せに生きれるようになってほしい」と強く思っています。


Inspiring Womenでは、自分の道を切り開いていくパワフルな女性たちをこれからも追っていきたい。

もし身近にそんな女性がいる、インタビューしてほしい!という方がいればぜひ、私の方までご連絡をください😌

✉️aoi.okumura1159@gmail.com


次回もお楽しみに〜!


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