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#87 暴落の兆しを察知する方法

年間50冊以上のお金に関する本を読み漁り、40代で1550万円の資産を作った私が、「資産0円」から作り上げていった過程などを通じて、みなさまにも、その方法を、ささやかながらお伝えできたらと思います。
ちなみに、#87となっていますが、#100まで順番に読んで行ったら最後には「お金」の知識がついて、気がつけば経済的自由に近づいているという設定になっています。よろしくお願いしますm(__)m
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今日は、暴落の兆し察知する方法について書きたいと思います。

結論から言うと
「米国10年国債の金利を見る」
ということです。

「それは一体なんぞや?」と言われそうですが、
何のことか詳しく分からなくても構いません。

googleで「米国10年国債」と検索したらチャートが出てきますので、それを注視してください。
具体的に言うと、このチャートが景気の先行きを敏感に察知します。

みなさんは「炭鉱のカナリア」をご存知でしょうか?

昔、炭鉱で働く労働者はカナリアを連れていき、作業中に有毒ガスなどが出たらカナリアが真っ先に異変を察知してピーピー鳴きます。

米国10年国債は市場経済の異変を感じる「カナリア」です。

ITバブル、リーマンショック、コロナショックなど、この20年でも様々な暴落がありましたが、例えばコロナの場合、米国10年国債は暴落の1年以上前には下がり始めています。

グレーの網掛けがコロナショック

景気のサイクルは、まるで日本の四季のようです。

リスクオン局面 春
『喜んで貸します!』

レバレッジ局面 夏
『少し不安ですが、貸します…』

リスクオフ局面 秋
『検討しましたが残念です。。』

財務緊縮局面 冬
『元気になったら、また。』

このような局面を繰り返します。

2018年は景気の『秋』だったと言えます。

景気が上向かないので金利を下げて一生懸命経済を立て直そうとしているのが見て取れます。

サイクルのどのあたりに居るのか。
それを把握するために「米国10年国債」がとても役に立ちます。

今はどの季節なのか把握することは、資産運用の判断局面に活きてきます。

少なくとも安易にテレビなどの情報に飛びついて、軽率な判断をすることはないでしょう。


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