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旅に出るためのサービスが、しばらく旅に出る件

こんにちは。デザイナーのugaです。
これまでEdTechを中心に長らくスタートアップに関わってきましたが、昨年フリーランスとなり、以来「旅のサブスク HafH」にてプロダクトデザインを担当しています。今回、HafHが2nd STAGEに移行するということで、皆で想いをnoteに書き上げよう!ということになり、いっちょ噛みさせていただきます。
自社サービスのプロモというより、イチCrew(HafHで働く一員という意味らしい)としての正直な想いを書きたいと思います。


これまでのいきさつ

前職を辞めてフリーランスになった頃、たまたまHafHがデザイナーを募集していることを知ったのがjoinするきっかけでした。サブスクで旅する、という一見サービスとして成立するのか謎な事業を行なってる会社、という第一印象ではありましたが、いざ入ってみるとSlackは和気藹々とした雰囲気で、何よりも多様な働き方を許容する社風が、くたびれた中年デザイナーには心地よかったのを憶えています。

前職含め、ここ数年はToBに関わることが多く、ToCビジネスは久々なこともあり、当初は怒涛のキャンペーン施策とそれに関連するタスクの多さに戸惑いつつも「ToCってこういうものだよな〜」と受け入れてました。ユーザー数拡大が大正義かつ開発リソースの限られるスタートアップだと、プロダクトの細かい改善はしばしばそのアオリを受けてバックログの片隅に追いやられることが多々あると思います。デザイナーとして関わっていると、常に葛藤する部分です。

しかし、それから数ヶ月経ち、少し流れが変わってきました。サブスクにおいて継続率もまた重要な指標ですが、キャンペーン頼りでは一時的なカンフルにしかならず、その瞬間「オトク」であることに惹かれた方は、すぐに去ってしまいます。サービスとしての恒常的な体験価値にもっと重点を置こうという流れになってきました。いや、そりゃそうでしょ、とツッコミたくなると思いますが、事業としてやっている以上、その時の状況に応じて指標は変化していくものですし、一つの転換期ということで割り切りました。(僕も大人になったものだ)。この間、join以来共に過ごしたチームメンバーとの別れもありましたが、今やっと少しずつこれからするべきことが共有できつつあると感じています。

旅に出るHafH

HafHはもともと「旅を身近なものにする」ことを目指して立ち上げたサービスといいます。僕もまた、サブスクであることを活かした同一価格やキャンセル無料といったコンセプトや、独自コイン決済という世界観に可能性を感じてプロジェクトに参加した一人です。その理想に今、原点回帰しようとしているのを見て、もともとプロダクトに専念したい僕としては「乗るしかない、このビッグウェーブに」という気持ちでいっぱいです。まあ、ビッグウェーブか小々波かは僕らにかかっているわけですが。

そして今回HafHは「新規会員募集停止」という大きな決断をしました。プレスリリースから引用すると、

会員数の増加、それにともなう予約数の増加、また円安やインバウンドの増加等による宿泊価格の上昇により、これらのコンセプトを維持しながら、より多様かつより多くの供給を確保していくためには、抜本的な改修が必要

プレスリリース(4/23)

文面だけ読むと課題のポイントがなかなか掴みにくいかもしれませんが、噛み砕いて言えば「会員数とホテルの供給とのバランスを取りつつやってきたけど、昨今の価格変動もあって、このままじゃHafHのサービス価値(ワンプライス等)が活かせない。いったん今いるお客様の満足度向上に注力します!」ということと、僕は理解しています。よりテクニカルな話にご興味がある方はHafH COO/CTOの記事もご一読ください。

では、どう変えていくのか。コアであるホテル在庫の安定供給に関しては、上記記事にもある通り、既に改善に向けて信頼できる担当チームが動いてます。その一方で、既存の宿泊・航空券予約に加えて、サブスクすることでの包括的な「旅」体験の価値向上やコイン用途の拡張等、サービス構造自体のアップデートが必要で、こちらは僕含めプロダクトチームの今後のミッションとなります。

そうした今後のHafHの方向性の共有及び意見交換をするイベントを先日都内某所で行いました。初期からHafHを支えてくださっている方、多くの方を招待していただいてる方を迎え、むしろ新参者の僕としては胸を借りる気持ちでワークショップを実施させていただきました。(プレスリリースに一部様子が記載されています。)おかげさまで、デスクトップではわからない、HafHユーザー(通称:ネイバー)の生の声や想いをたくさん聴くことができました。UXに関わっていて満ち足りる瞬間はこういう場であると、改めて思います。

今後の具体的な施策はまだいろいろ未確定ですが、イベントでポジティブなアイデアも得られましたし、僕自身はこのややカオスな状況から学べることも多く、Crewの一員としてHafH 2nd STAGEの旅を楽しみたいと思っています。

出発前に

というわけで、現在「HafH、しばらく旅にでます」と銘打った、募集停止前の駆け込み登録&復帰キャンペーン実施中(4/30まで)です!HafHには興味あったけど、あと一押し欲しかった方、しばらく休会してるけど復帰の機会を伺っていた方、このタイミングで是非!

一緒にHafH 2nd STAGE盛り上げていきましょう!(結局プロモ記事ぽくなっちゃったなあ)


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