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あなたは何を社会に期待しますか?

こんにちは。
学生支援事業"intee"の責任者をしている亀田と申します。

今日はinteeというサービスを始める人だけではなく、悩んでいる人にも、またこれから就職活動を始める人にも、キャリアを考えるすべての学生に伝えたいことを綴ります。

ファーストキャリアを選ぶことが難しい社会

日本では、大学生が就職先を選ぶのは本当に難しい環境だと思います。入社3年で3割が退職してしまうことはよく聞きますが、下記のようなニュースも2年連続でリリースされています。詳細は記事を読んでいただきたいのですが、端的にいうと入社3ヶ月で5~6割の学生がファーストキャリアの選択に後悔をしているという状態です。

もしかすると読んでいる人はあまり自分ごとに捉えられないかもしれませんが、どんなに有名な大学に行っていても、大学時代輝かしい経験をしていても、選択に後悔している人はたくさんいます。あなた、もしくはあなたの友達のどちらかが後悔してしまうのです。なぜでしょうか。

正解のない選択

私たちは大学までの20年間、「いい大学・学校に行く」「課外活動で高い評価を得る」という社会的な正解がある中で生きてきました。その目標に対して、必死に努力して結果を出すことで評価されてきたのです。

しかし、就職活動になると突如として「やりたいことは自由に決めていい」と周りから言われます。目標設定に慣れていない、ましてはしたことのない人に対して「次の一歩を自由に決めていい」というのは聞こえが良いだけで、残酷で無情な一言です。
結果として「仕事で特にやりたいことないし、どうしすればいいのだ」という矛先の見つからない怒りや不安を抱え、多くの学生が「就職偏差値ランキング」や「平均年収ランキング」など社会的に決められた正解にすがることになります。これが、後悔を生む発端なのです。

(余談ですが、こういった行動の原因が学生だけにあるわけではありません。社会的な就職活動のあり方、大学教育、企業と学生の関係。様々な問題が混在しています。しかし、これらは1~2年では決して解決しません。今年就職活動をする学生は、自分で解決するしかないと私は考えています。)

豊かさの変遷

「偏差値ランク、年収が高い企業で何がダメなんだろうか」と感じる人もいると思います。
確かに、高度経済成長期からバブル崩壊まえあたりまでは問題はありませんでした。仕事で努力し年収が上がり、家族と共に衣食住といった物質的な豊かさを満たすという関係性が綺麗にできていたからです。仕事と豊かさが繋がっていたのです。

しかしながら、現代、社会的なインフラがとても高いレベルで整備され、IT革命が一気に私達の生活を豊かにしたことで、物質的な豊かさは以前に比べて容易に達成されるようになりました。50~60年と今の暮らしを比べてもらえれば、感覚的に理解をすることはできるでしょう。
物質的な豊かさを達成した人は、精神的な豊かさを追い求めるようになります。最近の20代(私も20代ですが)を中心に仕事に「やりがい」や「プライベートとのバランス」といった精神的豊かさを求めるのは、この表れでしょう。もし1960年に戻ったとしたら、生活レベル向上のために年収を第1に考えると思います。

多様な”精神的豊かさ”

精神的豊かさは、「好み」です。
政治で日本を変えることが精神的豊かさに繋がる人もいれば、自然の中に住むことが豊かさに直結する人もいます。各々のライフスタイルは大きく違うでしょうし、「仕事」に求めるものも違います。しかしどちらのライフスタイルも各々にとって正解です。これらの正解を「偏差値ランク」や「年収ランク」といったもので、一括りにできないのは自明の理でしょう。
豊かさが精神的なものに変わったが故に、仕事と多様な豊かさを繋げるのは社会的な正解ではなく、個々人の裁量に委ねられているのです。

”キャリア観”という知見

ではどうやって仕事と豊かさを繋げるのか。現在の日本の社会で、一度も仕事をしたことがないのに「やりたいこと自由に探してください」ということが無理難題です。一度も食べたことない国の料理をみて、「好みの食べ物を決めてください」と言われているようなものではないでしょうか。もし食べずに決めるのであれば、材料、味付け、調理工程あたりは確認します。判断のための知見を収集します。

キャリアにおいても同じなのです。知見がなければ何も判断できない。しかしながらその知見は、上述の通り、決まり切ったテキストのようなものがあるわけではありません。人によっては業界地図が活きるかもしれませんが、そうでない人もいます。まずはどのような知見が自分にとって適切なのかを判断する知見が必要です。この判断する知見を”キャリア観”とinteeでは位置づけています。

inteeを通じて

自分なりの正解や、キャリア知見の収集、そしてそれらを掛け合わせたライフプランイメージまで、今の学生が1人でやることはとても難しい。inteeはそこを補完できるような役割で学生に寄り添い、キャリア観を要請できる支援機関でありたいと思っています。
具体的には下記のようなことを実践し、多くの学びを得ながら、自身の納得いくキャリアを描けるレベルまで引き上げます。

・専属メンターによるカウンセリング
→これまでの経験や、目標を聞いて、自分なりの正解を生み出すことに導きます。

・ゼミ形式のニーズ別特別講義・サロン
→業界の研究がしたい、働く時間を最大限楽しくしたい、年収をあげたい等々様々な個人の求める豊かさに応じた特別講義を実施します。

・イベントによる気付きとフィードバック
→自分なりの正解やキャリアの知見の概念を知る、そしてライフプランの実現可能性や論理性を計るイベントを実施します。

・プログラミング学習
→多様な豊かさを追い求められる基盤となった「IT」というこれからの社会には必須となる知見を提供します。

・同世代との交流
→同世代の交流を促し、知見を共有する場を提供します。過去には起業をしたり、夢に向かった学生団体が生まれています。

これら多くの学びを吸収し自身の正解を描ききるのは、容易ではありません。学生一人一人にもとても高いコミットを求めます。そのためinteeでは最初の面談で、一人一人と直接会い一緒にこれらの道を進んでいけるか、お互いに確認する場を設けています。

社会的な課題が背景にあるので文体がネガティブになりましたが、物質的な豊かさと精神的な豊かさ共に実現できる社会になっていることは、素晴らしいことです。
今日の内容を見て、チャレンジしてみたいであったり、しっかりと体系立てて学んだ先に自分なりの豊かな生活を実現したいと思う人はまずは説明会(ファーストステップセミナー)に来てみてください。

inteeのメンバーは、この社会を最大限楽しむために一緒に理想のファーストキャリアを描き、掴み取りましょう。

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