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年明けに”岸田おろし”本格化⁉ 怨恨胸に秘めていた党重鎮が手を握る? 後継にはとうとうあの人の名が…


【画像① 岸田文雄首相の登場と引き替えに、後景に退けられていた”非主流派”2人の重鎮が蠢き始めた。それぞれの思惑は別に、”岸田おろし”で菅義偉前首相(左)、二階俊博元幹事長(右)は一致して動くことになったようだ。】



◆自民党”非主流派の双璧”が密談~”岸田おろし”で連動を約す?


日々、ジリジリと内閣支持率が下げ止まらない岸田首相を追い詰める状況が進んでいる。自民党5主流派閥に対する検察特捜の捜査が始まり、そのリークによると思われるパーティー券収入キックバックによる闇ガネ作りや政治資金収支報告書未記載問題が週刊誌報道で広がっている。”文春砲”で名高い「週刊文春」が先兵となったのに続き、今週発売号では「週刊新潮」も主に自民党最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)のパーティー券収入隠しやその”下手人”と目される有力政治家の名を挙げた報道に踏み切った。


ここに来て、これらに並行した情報として、先月上旬から下旬にかけて会食を繰り返した党重鎮の動向が漏れ伝わってきている。その重鎮とは、二階俊博元幹事長と菅義偉前首相だ。



◆岸田首相に対して秘めたる怨恨を抱く二階、菅の両氏


自民党国対関係者が述べる。



「菅氏は2年前、まだ1年しか務めなかった首相の座を岸田氏に追いやられたことで忸怩たる思いがある。そんなこともあってか、現在のように岸田政権の行方が”打開不能”と言われる前の8月くらいから、菅氏はごく近い側近格にだけ『見ていろ、岸田総理は解散総選挙できないまま来年の総裁選でも不出馬で退場することになるぞ』と予測を述べていた。一方、二階氏は党幹事長として歴代でも長く在職してきたにもかかわらず、岸田氏があっさりと茂木敏充氏に交代させてしまった。なんのねぎらいもなくで、これには二階氏もプライドが傷つけられている。こうして”恨み骨髄”の思いを岸田氏に対して抱く2人が、次第に接近するのは自然な流れだった」




【画像② 岸田文雄首相は、ロシアによるウクライナ侵攻(「特別軍事作戦」)が始まって以来、ゼレンスキー政権への支援に積極的だった。来年2月には東京でウクライナ支援国による復興会議が開催されるが、欧米の報道では「もう事実上、ウクライナは敗北した」との論調が広がり出し、「ゼレンスキー大統領も失脚可能性が高まっている」という向きの話まで出ている。岸田政権のウクライナ支援の1兆円以上にのぼる大盤振る舞いは、国民の間で人気を落とす要因の1つともなっている。】


二階、菅の両氏が会食して話し合った中身は、ズバリ”岸田おろし”だという。



「いわゆる内閣支持率と不支持率の関係で、”危険水域”に入りそれを脱する見込みがない岸田文雄首相が、もはや来年9月の自民党総裁任期まで政権を全うする力がないということは、もう自民党内では共通認識になっている。一方で、安倍晋三氏亡き後の党内最大派閥、安倍派はまとまりを欠いたまま”集団指導体制”が続いている矢先に、パーティー券不記載問題での特捜追及に襲われてしまった。二階派も同じ問題で追及されているが、こちらはしっかりと資料もそろえて捜査に対応し、逮捕者が出るような状況は脱しているようだ。安倍派がポスト岸田について全く機能出来ない中、非主流派の党重鎮である菅氏、二階氏が”岸田おろし”とその後の新体制づくりへの青写真を書き始めているということだ」(自民党国対関係者)


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