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地球家族という考え方をもってみたら、色々な問題が解決されそうだ

 今回の記事では、『心の健康』につながるお話しをお届けいたします。

 スーツを着た社会人の左襟についた17色のリング状のカラフルなバッチを見ることが増えてきましたね。皆さんも一度は、目にしたことがあるかと思います。

SDGsは世界の共通言語

 これは2015年の国連サミットで採択された持続可能な開発目標、通称SDGs(エスディージーズ)を表しています。17項目のそれぞれに10~11のターゲットがあり、それぞれの目標に数値も含めた形で分かりやすく説明されています。そんな中、日本経済の牽引役である自動車産業の将来もSDGsに左右されそうです。

 皆さんもご存知の電気自動車(EV)に積むリチウムイオン電池は、その多くが正極にコバルトを使っています。アメリカの地質調査(USGS)によると、2018年にコバルトの世界生産量は14万8000トンあり、約70%がコンゴ民主共和国 (DRC) 産、埋蔵量も5割を占めています。

 しかし、DCR のコバルト鉱山は劣悪な環境下にあり児童労働が問題になっています。

 2016年のアムネスティインターナショナル調査によると、DCR のコバルト採掘現場には、なんと7歳の子供までおり、作業全体の20%が手掘りです。また1日12時間働いたとしても、その報酬は1から2ドルとのこと。

 世界的にガソリン車から電気自動車へ移行することにより、SDGs達成目標の内、第7の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、第9の「産業と技術革新の基盤をつくろう」、第13の「気候変動に具体的な対策を」に対しては、ゴールに向かっているのかもしれません。

 しかしながら、それ以前に重要な目標である、第1の「貧困をなくそう」、第2の「飢餓をゼロに」、第3の「全ての人に健康と福祉を」など、その他にも抵触してしまう目標が多々あるようです。

 では何故、このような現実がまかり通ってしまっているのでしょうか。

資本主義経済を破壊するのは家族主義経済

 その大きな原因の一つが、現代の資本主義経済の形にあり、その中で生きている「人それぞれの価値観の持ち方」にあると考えます。私も含め、皆さんが最も大事にしている「者事」は何でしょうか

 それは、「家族」の存在であると想います。

 「者」とは家族であり、「事」とは家族の日常です。

 家族とは最も身近な存在であり、毎日意識し目にする存在でもあるので、そのほとんどを「自分ごと」として捉えやすいと考えます。

 しかし、私たちが家族以外から知る者事の多くは、多くの人や情報を返して知る者事が多く、それらが真実であるという観点から考えられない構造になっています。

 その結果、者事の本質を見る以前に、損得勘定が働き、本来見る事ができるであろう、考えられるであろう「者事」を、中心に置いて思考すことができなくなっているようです。

 これが、現代の資本主義経済が創造している落とし穴です。

 そして厄介なことは、私たちはその落とし穴に落ちているという認識がなく、落とし穴の範囲の中で者事を考えてしまう癖がついてしまいました。

 よって、現在の資本主義経済では、今回のような児童労働の問題を自分事として捉えられない思考になっているため、そのままだと解決への道のりは非常に遠くなるでしょう。

 では、どの様な考え方を持ち、意識し行動することが重要なのでしょうか。実は、その考え方を持とうとすること自体は、それほど難しいものではありません。

家族主義経済の台頭

 その考え方と行動とは、「地球上にいる人々をすべての存在を家族だという捉え方を持ってみること」です。

 もちろん、皆さんが日々を一緒に過ごすご主人や奥さん、子供達や両親を、国境を越えて出会ったこともない人々や、1日12時間労働を化せられている子供たちを、今からイコールで結びつけることは容易ではないかもしれません。

 しかし、そういった考え方を「まずは持ってみて、日常の者事を考えてみる」という事は、誰もが出来るのではないでしょうか。家族とは皆さんにとって、どの様な存在でしょう。

 私は、家族の関係には経済的な損得勘定損は、ほぼ存在しないのではないかと考えます。

 時々、私は講座の中でお話をしますが、親が子供に対して朝昼晩とご飯を作り食べさせてあげ、一夜を共に過ごす事は不思議なことではありません。そして、それら全ては無料で提供されています。

 しかしながら、資本主義経済の枠組みから考えると、家族というキーワードを除けば、これはあり得ない状況です。

 人は、 「家族」というキーワードを除いた瞬間から、経済的な側面と損得勘定が顔を除かせ、者事を考え始めます。

 例えば、温泉旅館に泊まりに行き、温泉に入り美味しい料理を食べ一夜を過ごす。その結果、 金銭を支払うことなく、温泉旅館を後にする事はありません。

 しかし、家族が泊まりに来たら、久しぶりに会いたかった親戚が泊まりに来たらどうでしょう。

 あなたが温泉旅館を経営していた場合、もしかしたら金銭を取ることなく、逆に「よく来てくれた、ゆっくりしていってね」という言葉をかけ、しかも無理やりサービスを提供してあげるのではないでしょうか。

寄付や募金ではない「与える」を実践してみる

 では、この様な考え方を、まずは友人や近所の子供達、年配者に持ってみる事は出来ないものでしょうか。

 もちろん、いきなり全てのシチュエーションでなくてもいいでしょう。少し意識すれば出来ることではないだろうか、やれたのにやってこなかった事はないだろうか、そう考えてみるということです。

 例えば、カフェなどで子供達に勉強を教えてあげる。ご年配の方に対して、外出や買い物のサポートができるかもしれません。話し相手になってあげれば、孤独感も軽減されるでしょう。

 結果、こういったコミュニケーションを育むことにより、様々な経済格差が縮小されていくと、私は考えます。

 「出来ることはやりつづけ、出来るのにやれていなかった事をやってみる。」

 そうすると、その連鎖が重なりあい、想いと行動のシェアリングエコノミーは広がります。

 きっとその先には、「地球家族」という思想が、より良い形で私たちの心に育まれ、SDGsの達成にも繋がっていくのだと感じます。

それでは本日も、誰かの為に、愛あふれる一日をお過ごしください。

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