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人とのつながりを感じられる「フラッグパーティション」

INTERSECT BY LEXUS – TOKYOでは、新型コロナ感染症対策のひとつとして、フィジカル・ディスタンシングを確保する「フラッグパーティション」を設置しています。

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このフラッグパーティションが生まれたのは、2020年4月に発出された緊急事態宣言下。消毒用アルコールに加え、飛沫を防止するためにパーティションの設置が検討されましたが、このような世情だからこそ、単なる間仕切りというよりINTERSECTらしい形にできないだろうかと考えました。

そこからパーティション機能があるフラッグ(応援旗)というアイデアにつながり、「毎日を応援する」という気持ちを込めて「フラッグパーティション」と名づけられました。

色鮮やかなメッシュ生地でつくった間仕切りは、店全体の雰囲気を損なうことなく、むしろポジティブで明るいイメージを与えていると、お客さまからもご好評をいただいています。

ピンチをきっかけに、オリジナルのパーティションを製作

製作に協力してくださったのは、INTERSECTでもアート作品の展示をおこなってきたクリエイティブチーム・SPREAD(スプレッド)です。

2021年4月末に開催した空間インスタレーション「The Path of Color」でも見られるカラフルな色合いがSPREADの特徴であり、フラッグパーティションのデザインにもそれが存分に活かされました。

メインとなるメッシュ素材は、医療機器やクルマのエンジンオイルのフィルターなど、さまざまな工業資材を手がけるNBCメッシュテックの協力を得て製品を開発していただきました。向かい合ったときに圧迫感がないようにしたいとは思いながらも、感染を防止できないと意味がないため、飛沫を通しにくいメッシュの目の大きさを模索しました。さらに、同社の抗ウイルス抗菌技術「Cufitec®️(キュフィテック)」を生地に加工することで、網目に付着した飛沫に含まれるウイルスや細菌を素早く減少させる効果も加えました。こうして、空気や声を通しながらも安全性に配慮したパーティションを実現することができたのです。

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空間を遮ることがないように、フレームはできるだけ存在感を感じさせないものをイメージしましたが、パーティションとしてしっかり自立する安定感と、お客さまの利用状況によって気軽にレイアウトを変えられるような仕様を叶える必要がありました。そこでフレーム製作は、日本の匠を応援してきたLEXUSらしく、鍛冶技術に定評があるモノづくりの町・南三条のストカに依頼。つなぎ目のない、まっすぐで美しいラインのフレームが完成しました。

新しい生活様式が明るいものであるよう願って

最初に店頭に設置された2020年7月以降、パーティションのグラフィックは、秋、新年、春先とデザインを変え、現在は夏のパターンになっています。

当初は、訪れた人やスタッフが明るい気持ちになれるよう彩度ある色を多用したデザインでしたが、彩度が高い色はミラーのように反射し向こう側が見えづらく、逆に明度を落とした暗い色のほうが見通しがいいなど、使わないとわからなかった発見がありました。パーティションとしては、隣り合う席を意識せずに話ができる“壁”のような役割も求められるため、この明るい色と暗い色の割合は季節ごと、デザインパターンを変えるたびに試行錯誤しています。

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感染症対策のために“仕方なく”設置したというよりは、もはやINTERSECTの店内を彩るインテリアの一部になった「フラッグパーティション」。無機質なアクリルにはない明るいデザインは、工夫次第では新しい生活様式を豊かにすることができるという提案になったのではないかと思います。

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