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精神世界や天界のことを楽しく探求しています。本業は実務翻訳とライティング。Amazonアソシエイト参加中。哲学系はこっち→ https://note.com/iamawriter

最近の記事

オーウェンの『ベールの彼方の生活』を読んでみた

モーゼスの霊訓、シルバーバーチの霊訓と並び、英国3大霊訓に数えられるのがこの『ベールの彼方の生活』。 著者(というか自動書記の媒体)であるジョージ・ヴェール・オーウェン(オーエンと表記されることもある)は英国国教会の聖職者。 この通信はオーウェンがぽつぽつと発表していましたが、それがジャーナリズム界の大物ノースクリフの目に止まり、「ウィークリーディスパッチ」に掲載されることになります。 これにより読者数は圧倒的に増えたものの(なおオーウェンは原稿料をいっさい受け取らなか

    • 医者が語るあの世のこと 矢作直樹『人は死なない』

      矢作直樹氏は「東京大学大学院医学部系研究科救急医学分野教授および同医学部附属病院救急部・集中治療部部長」という、なんだかすごい経歴の持ち主。 東大病院の総合救急診療体制確立に貢献したことでも知られます。 彼が近代医学のテリトリー外にある霊性について語った衝撃作が『人は死なない』。 以前から興味はもっていましたが、今回ついに読んでみました。 著者の自伝的な内容にはじまり、超常的な現象の紹介、近代スピリチュアリズムの発展に寄与した大物科学者たちの列挙というふうに話は進んで

      • カレン・アームストロング『神の歴史』一神教を神秘主義に回帰させよ

        カレン・アームストロングのA History of God(邦題は『神の歴史 ユダヤ・キリスト・イスラーム教全史』)を読んでみました。 ユダヤ教、イスラム教、キリスト教における神の歴史をたどる宗教学の本です。 神の歴史というより、一神教の信徒らが神というシンボルをいかに作り変えてきたかの歴史といったほうが正確かも。 著者は次のように言っています。 のちに神と名指される体験がまずあった。神というシンボルはラベルにすぎない。これが著者の考え方ですね。本書はその神というラベ

        • ステイントン・モーゼスの『霊訓』を読む

          スピリチュアリズムのバイブルとも呼ばれる名著、ステイントン・モーゼズの『霊訓』。 世界三大霊訓の一つとしても名が挙がります。 モーゼズ(1839-1892)はイギリスの超大物スピリチュアリスト。かのSPRの創設にもかかわり、副会長をつとめています。 『ベールの彼方の生活』の著者オーウェンと同じく、もともとは国教会の牧師でした。 やはり初期のうちはキリスト教の教義に従順であり、スピリチュアリズムの運動を完全に無視していたといいます。 変化が起きたのは主治医の奥さんにす

        オーウェンの『ベールの彼方の生活』を読んでみた

        • 医者が語るあの世のこと 矢作直樹『人は死なない』

        • カレン・アームストロング『神の歴史』一神教を神秘主義に回帰させよ

        • ステイントン・モーゼスの『霊訓』を読む

          アラン・カルデックの『天国と地獄』を読んでみた

          アラン・カルデック(1804-1869)は、19世紀のフランスで活動したスピリチュアリスト。スピリティズムの創始者として知られます。 代表作は『霊の書』、『霊媒の書』、『天国と地獄』など。 『霊の書』は世界三大霊訓のひとつとしても有名(他の二つは「シルバーバーチの霊訓」と「モーゼスの霊訓」)。 チャネリングや自動書記によって霊と対話し、そこから知識を得るアプローチ。そうして得た知見に対して、かなり科学的ないし哲学的な考察を加えていくところにも特徴があります。 カルデッ

          アラン・カルデックの『天国と地獄』を読んでみた

          バーバラ・マーシニアックの『プレアデス+かく語りき』をざっくり紹介

          アセンション、スターチルドレン、パラレルライフ、レプティリアン、光と闇…etc 近年のスピリチュアルや都市伝説の界隈でよく耳にする言葉。 これらの多くが、元をたどると本書『プレアデス+かく語りき』にあるといえます。 プレアデスとはプレアデス星団を住処とする異星人たちの総称。地球人の先輩のようなものであり、古来、地球の歴史に干渉し、その発達を支援しているとされます。 著者のバーバラ・マーシニアックはアメリカ出身のチャネラー。1988年にプレアデスとのコミュニケーションが

          バーバラ・マーシニアックの『プレアデス+かく語りき』をざっくり紹介

          死後の世界で夫婦関係はどうなるのか?

          死後の世界で夫婦の関係は続くのでしょうか? 「続いてほしい」と思っている人たちにせよ、「もう会いたくない」と思っている人たちにせよ、ここは気になるところだと思います。 世界三大霊訓のひとつである『モーゼスの霊訓』を読んでいたら、夫婦の絆について明快なことばが語られていたので、ここに記録しておきます。 要するに… ・あの世においては同等の霊格同士の関係しか生じない ・霊格が同等の夫婦なら関係は続く(夫婦という形態は取らないにせよ) ・霊格が離れておりお互いの進歩に妨げに

          死後の世界で夫婦関係はどうなるのか?

          西平直『シュタイナー入門』

          かなり評価の高いシュタイナー入門書のひとつ。 著者はシュタイナーを肯定しつつも、超感覚的世界についてはついていけてない感じ。 とはいえ自分を客観視する視点があって好印象。常識を絶対視してそこから外れるものを考えなしに排除するみたいな人ではありません。 バランスのとれた著者による、バランスのとれた入門書。 全体の構成は以下の通り。 ・シュタイナー教育について ・シュタイナーの生涯 ・シュタイナー理論の基礎知識 ・思想史のなかにシュタイナーを位置づける どの章も面白い

          西平直『シュタイナー入門』

          20世紀最大の覚者『あるがままに ラマナ・マハルシの教え』

          20世紀初頭に生きたインドの聖者ラマナ・マハルシ。 エックハルト・トールをしてもっとも偉大な覚者のひとりをいわしめる人物。 マハルシは真我探求と呼ばれる瞑想法を推奨したことで知られます。「わたしとはだれか?」という問いで自己の源を探っていくアプローチ。 自己のなかに降りていき、その最奥部にたっすると、自己というものなど存在しないと気づく。そうマハルシはいいます。 しかし自己は完全なる空なのではなく、エゴが溶け去ったのちに、それは一者たる「神」とひとつになります。 こ

          20世紀最大の覚者『あるがままに ラマナ・マハルシの教え』

          死後に悪い夢を見ないように【聖職者の仕事】

          西洋の伝記とか小説とかを読んでると、よく登場人物の死に際に牧師が呼ばれますよね。 あれどう思いますか? 僕は「ふーん向こうではそういう儀式があるんだ」くらいの感想でした。 でも最近になって見る目が変わったんですよね。 あれには現実的(といっても霊的なレベルでの現実性ですが)な効能があるんじゃないかと思えてきたのです。 きっかけはニール・ウォルシュの『神へ帰る』を読んだこと。 この本のなかで神は「人は死んだあと、死後の世界としてイメージしていたものをまず体験する」と

          死後に悪い夢を見ないように【聖職者の仕事】

          エックハルト・トール『パワー・オブ・ナウ』思考=時間、そこから抜け出すのが悟り

          現代のスピリチュアルマスター、エックハルト・トールのデビュー作が『パワー・オブ・ナウ』(日本語版のタイトルは『さとりを開くと人生はシンプルで楽になる』)。 簡単にいえばブッダのような悟りをトールは開いていて、その体験や知恵をなんとか言語化して伝えようとしています。 もっと正確にいえば、言語を道具として使って、読者をその境地にまで連れていこうとするのがトールの著作の特徴ですね。 内容はすべて対話で構成されています。トールに対する疑問や質問について、悟りの見地から答えていく

          エックハルト・トール『パワー・オブ・ナウ』思考=時間、そこから抜け出すのが悟り

          【動画】サドグルが語る、寝る前に行うべき5つの習慣

          現代インドのヨギにして西欧で圧倒的な影響力を行使しつづけているサドグル。 最近彼の動画を使ってシャドーイングしているのですが、睡眠について語った回が有益だったので紹介します。 サドグルいわく、睡眠中はポジティブなものであれネガティブなものであれ、非常に効率的に観念を育むことができるといいます。 日中なら色々なノイズが良くも悪くも邪魔をして、ひとつの観念がすくすく成長することはめったにありません。しかし睡眠中はそれができてしまうと。 それがポジティブな気持ちなら良いので

          【動画】サドグルが語る、寝る前に行うべき5つの習慣

          シルビア・ブラウン『あなたに奇跡を起こすスピリチュアルノート』

          シルビア・ブラウン(1936-2013)は「全米最高の霊能者」といわれた女性。 個人でヒーリングやリーディングといった活動をするのみならず、警察や医者と協力して犯罪捜査や治療に参加したことでも知られます。 日本のテレビ番組で見かけた覚えもあるような…? シルビアには子どものころから霊能力があったそう。8歳のとき、夜中にスピリットガイドが現れます。 彼女はこの守護霊をフランシーヌと名づけ、それ以来ずっと守護霊とともに活動をしてきたそうです。 本書はそのシルビアが生と死

          シルビア・ブラウン『あなたに奇跡を起こすスピリチュアルノート』

          引き寄せの法則を実践するコツ ロオジエ『引き寄せの法則』

          先日ヒックス夫妻の『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(引き寄せブームの起点となった重要な本)を読み、感銘をうけたわたくし。 他にも同じテーマでいい本ないかなと探してみて見つけたのがこれ。マイケル・ロオジエの『引き寄せの法則』(講談社文庫)です。 著者のロオジエはNLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる有名な自己啓発手法の公認プラクティショナー。カナダ在住。引き寄せのトレーナーとしてもテレビやラジオで活躍しているようです。 ヒックス夫妻のエイブラハムとの対話はかな

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          『世界の自己啓発50の名著』のラインナップをまとめてみた

          バトラー・ボートンの『世界の自己啓発50の名著』。 ブックガイドとしてすこぶる役に立つ良書です。世界25言語に翻訳され読まれています。 狭義の自己啓発書だけでなく、小説、宗教書、哲学書、心理学書、精神医学書などまでカバーする射程の長い本。 「こんな面白そうな本があったのか」と発見がありますよ。 本書にいわく、自己啓発のエッセンスは「運命や環境、遺伝子に決定されるのではなく、自分自身の意志で自分の人生を決定できる」と考えること。著者は自己啓発書を「可能性の文学」と呼んで

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          【バシャールは語る】アヌンナキと人類の起源

          人類の起源はどこにあるのでしょうか? バシャールの語るところを探ってみましょう。 バシャールはダリル・アンカ(米国人のチャネラー)が交信する知的生命体。オリオン座近くにある不可視の惑星エササニの住人とされます。 何十万年前もの太古の地球、われわれ人類の前身ともいうべき「前人類」が暮らしていました。 そこへ、とある異星人がコンタクトします。 彼らは前人類に遺伝子操作をほどこし、彼らを別の種族へと変化させました。こうして生まれたのがわれわれ人類です。そして人類は魂が輪廻

          【バシャールは語る】アヌンナキと人類の起源