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意外と波乱万丈な一般人の日々のノート。趣味は映画と人間生活と旅行。内向的に、人生のデト…

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意外と波乱万丈な一般人の日々のノート。趣味は映画と人間生活と旅行。内向的に、人生のデトックスとして思いを綴ります。

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    新しいものごとをいつでも始めれるように、好きなことを集めていくマガジン

最近の記事

ドイツ人の子と戦争について話した話

スペインでちょっとだけ語学学校に行った。気質が合うのがドイツとスイスの人たちだった。よく話を聞いてくれたのはドイツの子で、その子繋がりで数人と話をした。 「多くの日本人は自分の国から出ないって聞いてる」と意見強めのドイツガールから突如言われて、「そうね、わざわざ外に出なくて良いと思っている人が多いからね。北と南で気候もかなり違うし。」と返した。 彼女はわたしの様子を数日見ていて、ある程度観察した上で話しかけてきた感じだった。「見られてんな〜」とは思っていた。 「それって

    • 2023

      なんとまあ、年末である。 去年のわたしと今年のわたし去年のわたしと今年のわたし、去年のわたしのピュアさが眩しく感じる。 今年はそれこそ何したっけか?というような怒涛の一年であった。そして去年のわたしが残した「節制」というワードに年末の今ぶん殴られている。あの頃のわたしは理解していたではないか。 そう、先日胃腸炎にかかった。理由は明確である。不摂生、脂のとりすぎ、食べ過ぎ、辛いものなど刺激物の摂取である。「もう食べ物でストレスを発散できるような歳ではないし去年お前自身でわ

      • フリーライダーにはなりたくない

        最近、すこしだけ元気である。 身体は相変わらず厚みを持ちながら成長し続けていて、かつて未熟児で保育器に入っていたとは誰も思わないだろう。 とはいえ謎の咳はまだまだ続いているし、眠りも浅いので油断と過信してはならない感じだ。 最近、いろいろ、脳の中でアハ体験をすることがあった。そのたびに、自分がどういう人間でありたくて、どういうことをしたくないのかが明確になってきた。 その中で、わたしは、フリーライダーにはならないぞ、と心に決めた。他人がどうあれ、自分の頭と身体がちゃんと動

        • 2023.8.31

          あっという間に2023年の8月が終わった。 前回の書き出しも"あっという間"ということで、本当に毎日が秒のように過ぎていく。子供の頃の時間の価値と大人になっての時間の価値がどんどん短く軽くなっていく。生きた分だけ、体感時間は短く、早くなっていくのだろうか。 今年の夏は、わたしはおばさんになった。 子供というのはもともと嫌いではなく、赤ちゃんはどの赤ちゃんも可愛いと思っていた。ただ、同じ家で生まれ育った兄弟の赤ちゃんは、兄弟の小さい頃の面影とおもいで、お相手のおかげだと思わ

        ドイツ人の子と戦争について話した話

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          I can buy myself flowers

          あっという間に37才の誕生日を迎えた。 最近の私は、季節と気圧の変化差とお決まりの抜けない疲れと運動する気力がない運動不足で自律神経をやられている。病院に行っても、結局病原がわからないものは、たらい回しになるのがお決まりだ。 健やかでいるために努力が必要な年齢になったことは間違いない。これまでみたいに好きなことを優先して、リズムを無視して、好きなことだけに時間を使うとすぐバランスが崩れてしまう。永遠に映画やアニメやドラマや本を読んでたらダメなのだ。それも若さゆえにできた事

          I can buy myself flowers

          ねりからし

          神戸の洋食店のハンバーグには、デミグラスソースと一緒にそっと練り辛子が付けてあった。それがおいしくて、からしチューブを冷蔵庫に置くようになった。 昔はそんなに好きなわけではなかった。コンビニで肉まんを買った際に酢醤油とともについてくるイメージしかなかった。このセットは九州のものらしい。 上京して、近所のコンビニで肉まんを買ったとき、黄色いあの袋がついてこなかった。少し考えて「あの、練り辛子いただけますか?」と店員さんに言って「え?ないです」とドライに返される。こうやって九

          ねりからし

          この愛はエゴなのか?映画「エゴイスト」

          私はLGBTQではない。普通に生きて、たまたま独身の、恋愛体質ではない今時の人間である。誰かと結婚すると思っていた20代も過ぎ、あっという間30代も終わりに差し掛かったいま、彼らが家族や"普通の人"たちからの純粋な質問を、濁して返すさまに少しだけ自分を重ねる。 彼らは、自分のセクシュアリティを肉親に明かしていない。地元から逃げるように東京に出てきた斉藤(鈴木亮平)と母のために働く中村龍太(宮沢氷魚)。 二人が知り合ってから、たんたんと当たり前のように恋が進む。斉藤は龍太の

          この愛はエゴなのか?映画「エゴイスト」

          2022

          2022年はひたすらに食べて、念願のスペイン語をはじめて、漫画をたくさん読んだ一年でした。 1月念願の「酒ト肴いとおかし」でご飯 サイゼリアに通うようになる 2月東区や箱崎を探索するようになる 3月吉田松陰ゆかりの地へ 温泉宿でひどい花粉症を発症する スギ予報は全然低く、ヒノキに反応していることがわかり「ヒノキかい!」と叫ぶ 吉田松陰はえらい 萩は毛利家が関ヶ原の戦いで開いた場所なことを理解する 4月友人に会いに久留米へ。コロナ禍以前ぶりで会えて嬉しい。

          MEN 同じ顔の男たち

          なんとなく面白そうだなーと思っていたときに、友人が先に観ていて「最後目を開けられなかった」「感想が知りたい」「女性は経験したことのある怖さでした」との後押しもあって、映画館でみた。なお、イギリス英語なホラー映画である。 美しい田園にエスケープ田舎というのは森林や自然、風景がとても美しい。主人公のハーパーは目の前で夫が死んでいくシーンを目撃し、その心の傷を癒しにある村へ訪れる。 見渡す限りの新緑、古いトンネルに反響する自分の声、突然降り出す雨とその水で光る葉っぱ、綺麗な空と

          MEN 同じ顔の男たち

          好きなYouTubeを集めておく

          つかれたときに、ぼーっとミュージックビデオをみることがあります。"見る"なので、"聴く"とは少しチョイスが違います。 共感や感動を呼ぶような爽やかな曲よりも、テンポの速いマイナー、地を這いずるような曲か、意味のない曲、強い意志を感じる曲、言葉がきまりすぎててカッケェってなる曲が好きです。 ただ、友達が、冒頭で述べたような爽やかな曲を歌うと、「この人はなんと爽やかで素敵なんだろう、すごくいい人だ」と思って穏やかな人間になれた気持ちになります。友達よありがとう。 POPS、

          好きなYouTubeを集めておく

          本は閉ざされた空間であるということ

          最近は漫画の無料アプリなんかも出てきていて、Amazonプライムでも読み放題だったり、雑誌なんかは特にwebコンテンツ化しつつある。読み上げてくれるものもあるし、本=情報の詰まったもの、としてどんどん開かれて便利になっている。 私は子供時代は読書少女で、とくに、アルセーヌ・ルパンが大好きだった。当時にそういう言葉はないが、"推し"ていたと思う。 子供向けの本が並ぶ図書館で、推理小説はわりと原作っぽい古めかしい装丁のものが並んでいた。子供向けのツルツルした本から、ちょっと大

          本は閉ざされた空間であるということ

          あしをくじいた夏

          自分が本厄だということをすっかり忘れていた。出先の宮崎の路地裏で、穴ぼこに気づかず、右足をグギッと。 背負っていたリュックが重たかったのもあって、おもいっきり挫いてしまい、うずくまってしまったわけで。とはいえ、高校生の時にバスケの授業で着地に失敗した時ほどではない。なので、しばらくおとなしくしてれば収まりそうと、痛みを堪えておりました。 すると、うしろにいたご婦人が「大丈夫ね、歩けるね、あそこまでいけるかね」と声をかけてくださって、いつのまにか、4人のご婦人に囲まれていま

          あしをくじいた夏

          毎日がとても美しい

          最近、毎日ふと、人生はとても美しいものだと感じるようになった。特段私を取り巻く環境は変わってもいないし、誰かから羨まれるようなことも起きていない。本当に不思議だ。 おいしい野菜、清潔な食べもの、お店の人が淹れてくれる一杯のコーヒー。街に出れば、たくさん人が歩いていて、可愛い洋服やカッコよい靴、シュッとしたヘアスタイルや、ダボダボのズボン。肩を落として歩く人、手を繋いで歩く人、空のベビーカーを押すお母さんと抱っこして歩くお父さん。 誰かが作った道路に、定期的に流れてくるバス

          毎日がとても美しい

          いい歳になりまして

          先日、誕生日を迎えました。 36にもなると、年齢の記憶がなくなるもので、年齢欄を間違えそうになります。今年は特に誕生日に思い入れがなく、前日に「あ、明日誕生日じゃん」というのと、1ヶ月前に「そういえば来月誕生日か」でした。 年々、日にちが経つ体感が早く、時間が過ぎるのも光速に感じます。子供の頃は夏休みがあんなにも長く感じて、お誕生日は自分のも友達のもとても特別で、家族のものもものすごく特別なことのように感じていたのだけど、いまではわりと平日。だいたい毎日誰かの誕生日でだい

          いい歳になりまして

          真夜中にピザ

          最近、夜遅くにお腹がすくとピザを食べたくなる。ピザとは不思議なもので、アメリカンなものとイタリアンなもの、アメリカンな厚手の生地なのに日本風の照り焼きなどなど、バリエーションが豊かだ。 私が好きなのは石窯焼きのピッツァである。高校をやめたあと、地元のモールのイタリアンレストランでアルバイトしていた。そのお店には石窯があって、そこで焼くピザは本当に美味しかった。 それまで私のピザのイメージは宅配ピザで、具材がたっぷりのって、3000円くらいするものだった。イタリアンなピザは

          真夜中にピザ

          人間やろうと思えばできることもあるよねって話

          最近「自炊」にハマっている。学生の頃は料理なんて興味がなく、「女であれば何か作れる」ということへの反骨精神もあり、また、生まれつき汗かきな手先は大変不器用だったので、具材はいつも大きく火は通りにくかった。 1度目の一人暮らしのときはほぼほぼチーズとパンと米的なものしか食べておらず、2度目の一人暮らしの時は多少作ったものの激せまキッチンでオムレツやお米、シリコンスチーマーで蒸し豚ばかり。 一人なので適当に作って適当に食べていたのだが、ようやく「自炊」が楽しくなってきたのであ

          人間やろうと思えばできることもあるよねって話