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日記(2024/1/21):まさか蔵書を断捨離する日が来るとは思わなかった

令和6年能登半島地震で、我が家も食器と本が崩れたり破損したりしたのです。

私の部屋は漫画や小説や資料でいっぱいなのですが、やはり書籍流(崩れた本の山)でメチャクチャになってしまっていました。

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いつか元気があった時に心を奮い立たせる、『金色のガッシュ!!』でいうところの「ファウード汁」として蓄えていたものもあったのです。

(元々これは、既に消滅したおもしろテキストサイト・ブログ『インターネット殺人事件』改め『イン殺』の言い回しです。
魔界超巨大二足歩行生体機動要塞ファウードの肝臓分泌液が、通常の人間や魔物が飲むと精神力(と体力)を回復させる性質を持つものであるため、「精神力の賦活にものすごい効き目がある何らかのアイテム」という意味合いで使われていました。
それで、面白い本はしばしば、精神力の賦活にものすごい効き目があるのです)

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しかし、ここしばらく仕事がキツく、自宅作業(小説を書くための資料精読)に忙殺されてもいて、逆に新しい漫画や小説を読むと頭が痛くなる体たらくでした。これではファウード汁どころじゃない。

まして、地震の際には私は別室にいて、その後速攻逃げたのですが、自室にいたら多分私は膨大な漫画や小説の下敷きになっていたはずです。

元気の源のために用意していたのに、読める精神状態でないどころか、物理的に潰されて生物学的に死んでいたら、お話にならないのです。

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ということで、膨大な漫画と小説を、処分することにしました。

資料本は残すのですが、そうでない漫画や小説は、再販のないであろう稀覯本以外、とにかく古本屋に売る。

売れないものは、残念ながら捨てる。

再入手したくば、電書で買う。(これなら圧し潰されない)

ええー…嘘やろ…まさか蔵書を断捨離する日が来るとは思わなかった…この俺が…本と共に生きて来た俺が???

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ブックオフに何度か足を運んでいるのですが、売っても売っても減っているように見えない。どうなっとるんだ。

(ブックオフよりマシな売り場もあるのかもしれませんが、今そこで選べる余裕はない、ということでご理解下さい)

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スッキリとはします。物理的に。

それはそれとして、虚脱感がすごいなコレ。

今までの人生の記憶と、その中で俺が読んで来た本の印象は、俺の中に残っている。

しかし、現物はもうないのだ。空恐ろしい気分だぜ。

俺が圧し潰されて死なないためにも、これは必要な工程であった? そうね。でもなあ…

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とにかく、足の踏み場が出来るまで、これをやるしかない。

一時期は蒲団の上すら確保できなかったのだ。今は眠れているだけはるかにマシだ。

やるしかねえ!

やりたくねえ!

やるぞー…(テンション低く)


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