見出し画像

”めおん”にのってうどん県

旅行に行けなくなって半年。気を付けるべきことを気を付けて久しぶりの旅行です。連日37℃を上回る灼熱だったため普段の6割くらいしか動けませんでしたがやっぱり瀬戸内海は最高ですね!
今回目を付けたのは都市圏に近い香川の女木島・男木島(+小豆島)。GoogleMAP調べだけで行ったため結構失敗もあったので、帰ってきて公式PV見るとまた行きたくなってきました。うどん県は映像センスあるなー

うどん県の極上シリーズ

離島として日本最大人口を誇る小豆島にはなんといっても寒霞渓とエンジェルロード、豊島・直島は西沢立衛と安藤忠雄による美術館でアーティスティック。香川の島々はとにかく絵になる舞台というイメージがあります。
今回はGoogleMAPを見て男木島が良さそうなのでは?と思いながら立てた計画。高松港からは女木島を経由して男木島まで40分。小豆島は高速艇を使えば高松港からたったの35分。完全に都市圏の近場です。そして旅程がこれ。

1日目:新幹線岡山経由で丸亀城(DQW)→琴平(DQW)へ移動して金刀比羅宮奥社まで階段1368段登頂→栗林公園散策(DQW)
2日目:女木島男木島をぐるーり観光
3日目:小豆島(DQW)を経由して岡山から帰宅

行き帰りにドラクエウォークのおみやげ集めも兼ねた欲張りセット。実は2日目に屋島観光も予定に入れたんですが殺人的暑さに完全ダウン。それでも周ったところは全て正解の素晴らしい景色。暑すぎて写真なんて撮ってる場合じゃねえということも多かったので近いうちにもう一度訪れたいですね。

画像2

金刀比羅宮参道にある「神椿」のパフェ

画像3

男木島は猫島としても有名

画像1

小豆島の最高すぎる風景

■”鬼の島”女木島

表題の”めおん”は高松港から女木島男木島へ向かうフェリーの名前。女木島は別名鬼ヶ島、目指すはもちろん鬼ヶ島大洞窟! と言いたいところですが今回のメインは鷲ヶ峰展望台とタカト山。どちらにせよ島内の移動は自転車が一番なのでまずは鬼の館でレンタサイクルを。

画像4
画像8

山登りに備えて鬼の館で休憩

香川に来て思ったのは綺麗な三角形の山が多いこと。大洞窟はその山頂にある鷲ヶ峰展望台への途中にあります。アシスト付でないと辛いため混雑する時間帯を外して確実にレンタルできる時間を狙うのがお勧め。
さて、その鬼ヶ島大洞窟。入り口の方が「鬼ヶ島というのは所詮お遊びでございますので内部のものは好きに触ってOKです」とぶっちゃけてたのは少し笑いました。でもこの洞窟はとても良かったです、何故ならめっちゃ涼しいから! 外気温38℃の地獄の中、鬼の住処はまさに天国でした。

画像5
画像7
画像7

水滴も落ちるひんやりスポット

洞窟を抜けて山を登った先が鷲ヶ峰展望台。まさしく目指していた景色です。向かいのタカト山から高松方面の屋島、さらには遠くに瀬戸大橋とぐるーり360°のパノラマ。

画像9
画像11

三角形のタカト山と高松市街

画像12

四国のテーブルマウンテン屋島

画像10

遠景に霞むは瀬戸大橋

画像40

宝物がありそうな大島方面

女木島で行きたかったのがタカト山。しかし事前にGoogleMAPで調べれば最近になって閉鎖に表示が切り替わっている。山で閉鎖とは?と思いつつも鬼の館のポスターでは山道が整備されているようにも見える。
百聞は一見に如かずなのでとりま行くべと軽く考えてましたが・・・。いやー失敗しました。藪をかき分け蜘蛛の巣を突き破り8~9合目にたどり着いたところで、これ山頂の景色と灼熱地獄、山道を歩く汚れが全く等価にならないのでは?と冷静に判断。さらに藪が深くなる前方を見て何かあってはいけないと引き返しました。
標高が低くても人の入りが少ない山を舐めてはいけませんね。半袖短パンで来るもんじゃないです。髪の毛をクモの巣だらけにする覚悟のある者だけが軽装で登りなさいという感じでした。恐らく冬ならば草が枯れて歩きやすいはずなのでサクッと登りたい方は冬季がオススメかも。

画像13
画像14
画像42

スカイライン入り口は綺麗に整備されています

画像15

こんな感じのところにクモの巣はりまくり

画像43

タカト山のお向かいには巨大な日蓮上人象

ドロドロになりながらタカト山から退散した後は女木島一周サイクリング。なんかないかなーと西海岸側も行きましたけど西は何もないですね!
東側に戻って美しい海岸を眺めた後はお休み処 龍潜荘さんでお昼ごはんのそうめんを。最高の景色と空間を楽しみながら男木島行の船を待ちます。

画像19
画像20
画像16
画像18
画像17

夏はそうめん

■”猫の島”男木島

今回の旅行の目的は男木島。坂の街で景色良さそうだなーくらいしか調べていませんでしたが世界に冠たる猫の島。島の方によると平時は台湾から猫目的のお客さんがめちゃくちゃ来ていたらしいです。
というのも高松⇔台湾が1日1便飛んでいたからで、その中でも男木島までくる人は大の日本好きであり猫好き。3月以降ぱったりと客足が途絶えて悲しんでおられました。

画像23
画像32
画像33

男木島は港からアーティスティック

さて、男木島と言えば豊玉姫神社。男木島で検索するとまずここの写真が出てくる。鳥居と海の対比が美しくて抜群のインスタスポットになっています(時間によってはさらに猫がいることもあるとか)。

画像23
画像45
画像44
画像43

何気に凄い豊玉姫伝説

男木島もう1つのインスタスポットは男木島灯台。この炎天下では20分の道のりがつらいつらい。しかしその辛さも綺麗な瀬戸内海と灯台を見ると吹き飛びますね。沖を走る船をぼーっと眺めてる時間がとても良い。
ゲームの聖地巡礼対象でもあるようで訪問帳ではそのキャラがむぎゅむぎゅ言ってました。

画像35
画像34
画像36
画像47
画像46
画像48

むぎゅとは?

で、灯台に向かう途中に展望台への道があるんですよ。女木島で失敗した山登りです。しかしこちらはちゃんとしたルートとして整備されている。ならば行くしかないでしょう!
ここに登ったのははっきり言って意地です。汗だくで死にます。展望台からの眺望もそこまで開けていません。しかし、だからこそここまで来る人は少なそうなので”男木島展望台に来たこと”自体を話のネタにできそうです。

画像37
画像38
画像39

夏に来るのはかなりお勧めしない

猫の島男木島。しかし島の人曰く猫鑑賞に夏は不向き。猫は早朝に活動するので日中はお休みタイムに入ってしまうことがその理由。ただしそれを逆手に取れば、熟睡ネコさんに会えるってことです!
メインルートから外れてちょっとした日陰、裏通りを散策してみましょう。あちこちに猫さんが落ちていますよ。

画像57
画像50
画像51
画像58
画像54
画像52
画像53

おててがキュート

上の最後の猫さんのいる場所。夕日の見える休憩所というところで確かに日の沈む光景が最高なことが確定的に明らか。でもそのためにはフェリーの時間的に宿泊するか、冬至の季節に来るしかないんですよね。
男木島は別名「夕陽と出会える島」と言われるくらいに夕景がとても美しいことで有名。いつかまた訪れるときの楽しみにとっておきます。

画像56
画像57

絶対夕日が似合う

■”エンジェルロード”小豆島

小豆島はDQWのために無理矢理入れた旅程。しかしこれが大正解! 富丘八幡神社から眺めるエンジェルロードは絶景も絶景。何時間でも眺めていられる完璧な眺望でした。今回の旅行で一番凄いと思った絶対訪れるべき激推しスポットです

画像24
画像25
画像26
画像27

神社から見下ろす海と四国の山々

画像28

昭和天皇も訪れた「讃岐十景」の双子浦展望台

順番は前後しますが高松からのフェリーは土庄港へ入港。ここでレンタサイクルしてエンジェルロードへ向かうのが簡単です。海の道は浮上直前が一番幻想的じゃないかと思っていたのが大当たり。この時間帯、お勧めです。
あまりにも素晴らしい風景を見てしまったので小豆島への関心がぐっと高まりました。帰ってから折りたたみ自転車を即予約したのも輪行で小豆島一周するため。ここには絶対にまた来ます。

画像58
画像59

海に溶ける砂がとても綺麗な色

画像61
画像60

これは観光地になりますわ

で、最後にこれまた失敗談を。エンジェルロードは絶対上から見た方がいいよねと目を付けたのが高見山展望台。日差しを避けるために下案内図の赤矢印から登ったんですが、まーた藪のなか進行。同じ時期に来たと思われる人のGoogleMAP感想が「真夏に遭難しかけた。もう行かない」。その気持ち、めっちゃ分かります・・・。
そして展望台も閉鎖され完全に滅びている。死ぬ気で辿り着いて呆然としてしまいました。遭難したくないので来た道を引き返しましたが、エンジェルロードは山道に入らず案内図の青丸くらいからが良く見えるのではないかと思います。

画像62
画像63
画像64

締め切られ眺望もゼロ

■まとめと食事

暑い!とにかく暑い!! 真夏に旅行をすると死にます。写真なんて撮っている場合じゃないです。まずは熱中症対策を万全にすることが一番大事。おかげで予定通りに周れない旅行でした。
でも香川の良さは存分に感じることが出来ました。都市圏から近くてこんな簡単に絶景の島々に行ける。最高じゃないですか。今回は失敗も多かったですが予習みたいなもんです。近いうちにまた来ます。特に富丘八幡神社は本当に素晴らしかったのでぜひ行ってみてください
最後に、せっかくうどん県に来たのだから食事を少々。感激した1つ目が川福さんの天ざるうどん。常々ざるはそばよりうどんと思っていましたがその完全体がここに。つるっつるでコシがあって人気なことに大納得。レビュー見るとここのうどんのために高松に引っ越したって人もいました。

画像65

感激もう1つが小豆島のオリーブそうめん。時間がなかったのでこちらは有名店ではなく土庄観光センターのフードコートのもの。そもそもそうめんとオリーブの組み合わせを想像したことがない。しかしこれが大正解。めんつゆにオリーブオイルを入れてオリーブの麺を食べると新感覚で物凄く美味しい。これは本気でアリです。
高松市街は不便なさそうだしすぐ島に行けるしご飯も美味しい。テレワーク全盛になったらここに住んでもいいんじゃないか?と思うくらいですよ。うどん県、あなどれないなー。

画像66

めっちゃオリーブ


おまけ:男木島「歩く箱舟」

画像29
画像30
画像31

ハルキゲニアが高松を襲う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?