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制度と精神。技術と人間。

さて、皆さん「銀河英雄伝説」という作品をご存じでしょうか?
結構古い小説・アニメで最近リメイクされたりもしました。
僕は定期的に話題に上げるぐらいに大好きで、影響を受けています。

宇宙を舞台にした「銀河帝国」と、帝国から脱出した共和主義の人々が建国した「自由惑星同盟」の争いを描いたものです。

多くの魅力的な登場人物が織りなすスペースオペラは本当に面白いのですが、今回はその話ではなく「共和主義(君主制)」と「民主主義」の対立について。

僕は中学や高校の歴史や現代社会で政治制度や世界の過去について学びました。
しかし、正直な所全く理解もしていなかったし覚えてもいませんでした。
しかし、高校の時にこの作品に出会ってから興味が沸きました。

どちらが素晴らしい制度なのか?

ラインハルトという唯一無二の天才によって政治・軍部の腐敗を一掃し、健全な統治をなそうとする銀河帝国。
ヤンという軍事の天才を要しながらも、腐敗した政治の中枢が自己の利益を優先することで滅びに向かう自由惑星同盟。

歴史の授業によって、我々は君主制から民主主義に「進化」してきたと思っていた僕は、当時大きく混乱しました。

発達の本質

成人発達理論の1つであるインテグラル理論に「四象限」という考え方があります。そこでは人間の内面的な発達と、制度や技術などの外面的な発達がズレることで様々な課題が発生するとあります。

銀英伝の中で、ビュコック提督とヤンの義子であるユリアンが政治制度と
軍事力について語るシーンがあります。
自由惑星同盟がヤンの軍部での影響力が高まりすぎることを恐れて意図的に側近を遠ざける様に仕向けたことで、どうしてこんな事になるのかと。
ユリアンが「制度が間違っているのではないか」と発言した後に、ビュコック提督がこう発言します。

「民主政治の制度は間違っておらん。問題は制度と、それを支える精神が乖離していることじゃ」

これは、本当に自分の中でしっかりと残っている言葉です。

現代社会でも、変化する政治問題、とんでもない速度で進歩するテクノロジー、それに翻弄される我々と、基本的には同じことが起きているのではないでしょうか。

技術も制度も、それを支える我々の精神が伴うことが大切なのではないかと改めて最近強く感じます。

※ちなみに銀河英雄伝説本伝の第41話です。Amazonプライムで観れますので是非。


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