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エレベーターの「閉める」ボタン。押しても扉が閉まるタイミングは変わらない?!

こんにちは、株式会社ヴェニール 代表の石隈です。
少し前にはなりますが、今日はタイトルにもある
【勘違いが人を動かす】を読んで
感心したことをサクッと書いていきます。


まずは読んでほしい!

巷ではこの本について多大なレビューが
寄せられてますが、本当に面白い!
行動経済学や心理学系の本は
他にも沢山読んできましたが
これは本当に良著でした。

Amazonの概要より、

  • スーパーが「野菜売り場」からはじまるのは、〇〇をさせるため?

  • 相手に「〇〇」と言われるだけで「お願い」を受け入れやすくなる?

  • 期限までに目標達成したいときは、〇〇のスケジュール帳を使うべき?

どうですか、
知りたくなりませんか?

「論理」よりも「情熱」よりも、「人を動かす」もの

先日“「情熱(パッション)」が人を動かす
といった内容で記事を書きましたが、
本書によると
人を動かすことはそんな簡単なことではなく、
例えば「喫煙が体に悪い!」
どんな感動的なストーリーで伝えたり、
大事な人からの意見だったりしても、
結局、喫煙者はタバコを吸う

それくらい人の行動を変えることは
難しいらしいのです。

なかでもプラシーボ効果が面白い

・プラシーボ効果のおさらい

プラシーボ(プラセボ)とは効果のない偽薬で
見た目を本物の薬に似せて作り
この偽薬を服用すると症状が改善することを指します。
そんな効果のことを“プラシーボ効果”と呼びます。

・こんなとこにもプラシーボ

本書にはいくつかのプラシーボ効果が載っており
例えば、

  • 1807年、米大統領のジェファーソンは単なる色つき水を滴下されただけなのに絶大な効果を得られた

  • 第二次世界大戦中の薬不足の患者にプラシーボを使い、めざましい効果が得られた

  • 効果を高める方法として、「錠剤を大きくする」「価格を高くする」なども効果的

  • お薬の説明書に副反応の記載が多いほど良く効くと見なされる

などなど。

※上のお薬のレビューを読んでいただければ
いかにプラシーボの効果が多岐にわたっているか
分かると思います。

・実はダミーの「プラシーボ・ボタン」

お薬に関するプラシーボは
なんとなく知っていましたが
世の中にはこんなにもプラシーボが
潜んでいるとは。

中でも、せっかちな私が必ず押す
エレベーターの「閉める」ボタン

これって押しても押さなくても
扉が閉まるタイミングは変わらない

って、知ってましたか?(笑)
※全てではない様ですが。

似た様なボタンで、歩行者用の押しボタン
これもかなりの数のダミーボタンが
潜んでいるらしいです。
信号がしばらく変わらなくても
押すことで満足してしまうのですね、人って。

これからも色々なプラシーボ・ボタン
探してみたいと思います。

世の中にはこんなにハックが溢れている

本書にはプラシーボ効果だけではなく
まだまだ日頃の生活にも
ビジネスにも使える仕掛け(認知バイアス)が
多数載っています。是非チェックして、
これからの行動を見直してみてください。

良い意味で「自分を勘違いさせる」ことが出来れば
例えば、行動的ではない方も行動的になれるかも?!

そうです「行動的だー!」なんて思っているのは
自信過剰な自分だけ
なのですから。

読むかどうかは、あなた次第(笑)
それではまた!

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